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臨時会見/平成18年度6月補正予算案について
会見日時:平成18年6月12日(月) 11:40 〜 11:47
会見場所:第三応接室
会見者 :三村知事
○知事
来る6月15日に開会される県議会第246回定例会に提出を予定している補正予算案につきまして、お手元の「平成18年度6月補正予算案」に基づき御説明申し上げます。
「一 補正予算の概要」についてであります。
今回の補正予算は、つがる市の航空自衛隊車力分屯基地にXバンドレーダーが配備されることに伴い必要とされる周辺地域の治安維持対策に要する経費について、所要の予算措置を講ずることといたしました。
また、青森県核燃料物質等取扱税条例の更新に伴う増収見込額を計上するとともに、その同額について、既決の財政調整基金及び県債管理基金からの繰入金の一部を減額することとしたものであります。
次に、「二 一般会計予算の規模」についてであります。
今回の補正予算額は、4,334万4千円となります。
これと、現計予算額とを加えますと、平成18年度一般会計の予算規模は、7,221億4,334万4千円となります。
これを、前年度同時期の予算規模と比較しますと、2.4%の減となっています。
「三 一般会計補正予算の歳入」についてでありますが、今回の補正予算の財源としては、普通交付税4,334万4千円を計上いたしました。
また、県税33億6,925万2千円を計上するとともに、財政調整基金からの繰入金20億円及び県債管理基金からの繰入金13億6,925万2千円を減額計上いたしております。
次に「四 一般会計補正予算の歳出」についてでありますが、交番・駐在所建築事業費は、Xバンドレーダーが配備される航空自衛隊車力分屯基地周辺地域の治安維持対策として、配備地点に近接する地区につがる署車力駐在所を移転新築するものです。
また、交番相談員設置費は、移転新築後のつがる署車力駐在所に交番相談員を設置するものです。
以上であります。
○記者
Xバンドレーダーの駐在所の関連ですが、近々、三沢からレーダー本体が移動するような報道がありますけれども、その辺の事実関係について県の方では把握しているのかということと、それに対する改めての所感をお願いします。
○知事
県としては、当初から御承知のとおり、早め早め——言葉が同じようになってしまうのですが——早め早めにきちんと情報提供して欲しいということをお話ししている次第でございますが、正式な部分では私どもへの情報提供はないというのが現状でございます。
○記者
核燃料物質等取扱税についてですが、先ほども総務部長が議員総会でご説明されていましたが、これまでは使用済燃料を受け入れる段階でのみ徴収してきたのを、受け入れの段階と貯蔵の段階と併用する形で徴収する形を取られるようになりました。
この意図といいますか、狙いはどんなところでしょうか。
○知事
そんな複雑な話ではないのですが。要するに、平準化・均衡を図るということなんですけれども、用語として間違ってはいけませんから総務部長から話をさせます。
○総務部長
今までは、早期に財政需要に対応する税収の確保を図りたいという意味で、使用済燃料を受け入れた段階で——フローということですけれども——課税するということにしていたわけでございます。基本は変わらないわけですけれども、これまで事業者の計画どおりの事業の進捗となっていないという事実があるわけで、このことに鑑みた場合に税収の動向が本県の財政状況に与える影響も一定程度、大きいものがありますので、より税収の安定化・平準化を図りたいという意味でストック課税を一部併用することにしたいという考えです。
○記者
今、総務部長からご説明があったんですけれども、知事もその御趣旨でよろしいでしょうか。
○知事
言葉を間違えてはいけないということで。その趣旨でということです。
○記者
ぶっちゃけて言えば、昨年も一部搬入できなくて23億円徴収できなかったという、そういうことを考えての平準化ということでよろしいでしょうか。
○総務部長
進捗に伴う税収そのものの確保という意味では、割落し率というのを前回から掛けているわけです。これがむしろ、おっしゃる趣旨に当たるのかなと。
今回は、増収を図るという意味ではなくて年度間の調整を図るという意味に重きがありますので、そこは区別をしておいていただきたいということです。
○知事
ありがとうございました。
−以上−