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平成23年7月28日 臨時会見/平成23年度全国高等学校総合体育大会行啓に係る記者会見
会見日時:平成23年7月28日木曜日 17時45分から18時05分まで
会見場所:ホテル青森3階「善知鳥の間」
会見者 :三村知事、大谷行啓主務官
○司会
ただ今から、宮内庁東宮職と青森県の記者会見を始めます。
本日の出席者をご紹介します。宮内庁東宮職から、今回の行啓主務官である大谷圭介(おおたに けいすけ)東宮侍従にご出席をいただいております。
また、青森県からは、三村申吾知事が出席しております。
本日の記者会見では、ただ今ご紹介いたしましたお二方から、お話をいただきました後に、記者の皆さんからご質問をお受けします。
それでは、はじめに、大谷行啓主務官からお話をいただきたいと思います。
○大谷行啓主務官
今、ご紹介をいただきました、宮内庁東宮侍従の大谷でございます。よろしくお願いいたします。
では、殿下のご感想をお預かりして参りましたので、お読みいたします。
平成23年度全国高等学校総合体育大会が、全国各地から多くの選手、役員、関係者の皆さんの参加を得て、開会したことをうれしく思います。
東日本大震災で、青森県を始めとして各地で大きな被害があり、開催には困難なことも多かったことと思いますが、多くの方々の尽力の下で、無事に開会式を行うことができてよかったと思います。
この大会が、選手はもとより、参加した全ての高校生にとって、思い出に残る実り多いものとなることを願っています。
開会式に続く公開演技では、津軽三味線の合奏やねぶた乱舞などの青森県の特色を活かした演技が、群読で一つの物語に融合され、活気にあふれ表現も豊かであったと思いました。それぞれの演技には、日頃の練習の成果がよく表れていると思いました。
その後、大会を支えている高校生の皆さんとお会いしましたが、一人ひとりが真剣にそれぞれの活動に取り組んでいる様子が印象的でした。
それとともに、高校総体が高校生たち自身により作り上げられていることをうれしく思いました。
その中で、岩手県宮古市から来られている宮古工業高校の生徒さんからは、津波で学校に大きな被害が出て、生徒さんも多く被災されたと聞き、心が痛みました。
しかし、夏休み明けには学校に戻れると伺い、2学期から皆さんが手を携えて勉強や部活動に取り組んでいかれることを願っています。
午後には、ねぶたの家「ワ・ラッセ」を訪れました。まもなく開催される「青森ねぶた祭」の本番に出陣した大型ねぶたを間近で見ることができ、また、その製作者から直接お話を伺い、ねぶたの魅力や祭りとともに歩んできた歴史を知ることができて大変興味深いものでした。こうしたものが、若い世代に伝承されていることを知り、うれしく思いました。
2日間の滞在を通じ、青森県についての理解を深めることができました。
以上です。
○司会
それでは三村知事からお願いいたします。
○三村知事
本日、皇太子殿下におかれましては、平成23年度全国高等学校総合体育大会の開会式に御臨席いただき、東日本大震災により被災された方へのお見舞いの言葉や、今大会に参加している高校生に対する期待の言葉を賜りました。
午後には、大会運営に当たった高校生と御交流いただき、心温まるお言葉を賜りました。
ねぶたの家「ワ・ラッセ」において、日本を代表する夏祭り「ねぶた祭」の本番直前の熱気や盛り上がりを十分に感じていただけるよう、展示作品やねぶた囃子などを御覧いただくとともに、ねぶた師から直接ねぶた製作などについて解説させていただきました。
明日は午前中、弘前市にございます青森県武道館で相撲競技を御覧いただいた後、青森空港から東宮御所へお帰りになる予定です。
以上であります。
○司会
それでは、皆さまからご質問をお受けいたしたいと思います。
まず始めに、ご質問下さる際には、社名とお名前、それからどちらの方に対するご質問かをお知らせいただきたいと思います。
ご質問ございませんでしょうか。
○記者
知事にお伺いしたいんですが、感想にも少し出てきましたけれども、青森県の高校生たちの公開演技以外に、岩手県や秋田県の高校生の演技もありましたけれども、御感想で伺えていること以外に、何か皇太子様が御感想等をおっしゃっていたのかどうかを教えていただければと思います。
○三村知事
秋田県のなまはげ太鼓のこと等で、お面がすごく重いのではないでしょうか、大変ですね、というお話をしていらしたという記憶がございます。
また、後の高校生との懇談会のときにも、そのようなお言葉をお掛けになっていました。
岩手県のさんさ踊りについて、何年くらいやってるんですか、短い時間にこんなにできるようになるんですねとか、あるいは、すごく長くやっている方もいらして、その方には、子どもの頃からよくやっているということについて、郷土芸能を伝承していることについて、感心なさっていらしたというご様子を拝見させていただきました。
○司会
ほかにございませんか。
○記者
知事にお伺いします。
今日の開会式ですけれども、各県の選手が入場してくるときに、宮城の選手ですとか、福島の選手ですとかが、垂れ幕を持って入ってきたと思います。非常に私はぐっとくる入場シーンだったんですけれども、皇太子様の方に何かご説明されたり、あるいは、そういった被災地の選手についての言葉というのは、今日の開会式の時にはありましたでしょうか。
○三村知事
私は下(のフロア)にいたものですから、入場と式典の前の方については、申し訳ないのですが振り向けない状況であったので(殿下のご様子、ご発言は確認できませんでした)。
○記者
お昼のシーンとかそういった場面で、被災された高校生に対するお言葉というのは。
○三村知事
宮古の高校生については、私の方からもご紹介申し上げたんですけれども、宮古の方では高校が被害を受けたと。あとはどっちに行って、どういうふうに避難したとか(というお話でした)。
なによりも、夏休みが終わると学校へ戻れるということを、高校生たちがすごくうれしそうに話していました。そのことに対しまして、皇太子殿下も一緒にとても喜んでいらした様子が、私自身は非常に熱いものを感じました。
○司会
ほかにございませんか。
それでは、これをもちまして、記者会見を終わらせていただきます。
どうもありがとうございました。
-以上-
ただ今から、宮内庁東宮職と青森県の記者会見を始めます。
本日の出席者をご紹介します。宮内庁東宮職から、今回の行啓主務官である大谷圭介(おおたに けいすけ)東宮侍従にご出席をいただいております。
また、青森県からは、三村申吾知事が出席しております。
本日の記者会見では、ただ今ご紹介いたしましたお二方から、お話をいただきました後に、記者の皆さんからご質問をお受けします。
それでは、はじめに、大谷行啓主務官からお話をいただきたいと思います。
○大谷行啓主務官
今、ご紹介をいただきました、宮内庁東宮侍従の大谷でございます。よろしくお願いいたします。
では、殿下のご感想をお預かりして参りましたので、お読みいたします。
平成23年度全国高等学校総合体育大会が、全国各地から多くの選手、役員、関係者の皆さんの参加を得て、開会したことをうれしく思います。
東日本大震災で、青森県を始めとして各地で大きな被害があり、開催には困難なことも多かったことと思いますが、多くの方々の尽力の下で、無事に開会式を行うことができてよかったと思います。
この大会が、選手はもとより、参加した全ての高校生にとって、思い出に残る実り多いものとなることを願っています。
開会式に続く公開演技では、津軽三味線の合奏やねぶた乱舞などの青森県の特色を活かした演技が、群読で一つの物語に融合され、活気にあふれ表現も豊かであったと思いました。それぞれの演技には、日頃の練習の成果がよく表れていると思いました。
その後、大会を支えている高校生の皆さんとお会いしましたが、一人ひとりが真剣にそれぞれの活動に取り組んでいる様子が印象的でした。
それとともに、高校総体が高校生たち自身により作り上げられていることをうれしく思いました。
その中で、岩手県宮古市から来られている宮古工業高校の生徒さんからは、津波で学校に大きな被害が出て、生徒さんも多く被災されたと聞き、心が痛みました。
しかし、夏休み明けには学校に戻れると伺い、2学期から皆さんが手を携えて勉強や部活動に取り組んでいかれることを願っています。
午後には、ねぶたの家「ワ・ラッセ」を訪れました。まもなく開催される「青森ねぶた祭」の本番に出陣した大型ねぶたを間近で見ることができ、また、その製作者から直接お話を伺い、ねぶたの魅力や祭りとともに歩んできた歴史を知ることができて大変興味深いものでした。こうしたものが、若い世代に伝承されていることを知り、うれしく思いました。
2日間の滞在を通じ、青森県についての理解を深めることができました。
以上です。
○司会
それでは三村知事からお願いいたします。
○三村知事
本日、皇太子殿下におかれましては、平成23年度全国高等学校総合体育大会の開会式に御臨席いただき、東日本大震災により被災された方へのお見舞いの言葉や、今大会に参加している高校生に対する期待の言葉を賜りました。
午後には、大会運営に当たった高校生と御交流いただき、心温まるお言葉を賜りました。
ねぶたの家「ワ・ラッセ」において、日本を代表する夏祭り「ねぶた祭」の本番直前の熱気や盛り上がりを十分に感じていただけるよう、展示作品やねぶた囃子などを御覧いただくとともに、ねぶた師から直接ねぶた製作などについて解説させていただきました。
明日は午前中、弘前市にございます青森県武道館で相撲競技を御覧いただいた後、青森空港から東宮御所へお帰りになる予定です。
以上であります。
○司会
それでは、皆さまからご質問をお受けいたしたいと思います。
まず始めに、ご質問下さる際には、社名とお名前、それからどちらの方に対するご質問かをお知らせいただきたいと思います。
ご質問ございませんでしょうか。
○記者
知事にお伺いしたいんですが、感想にも少し出てきましたけれども、青森県の高校生たちの公開演技以外に、岩手県や秋田県の高校生の演技もありましたけれども、御感想で伺えていること以外に、何か皇太子様が御感想等をおっしゃっていたのかどうかを教えていただければと思います。
○三村知事
秋田県のなまはげ太鼓のこと等で、お面がすごく重いのではないでしょうか、大変ですね、というお話をしていらしたという記憶がございます。
また、後の高校生との懇談会のときにも、そのようなお言葉をお掛けになっていました。
岩手県のさんさ踊りについて、何年くらいやってるんですか、短い時間にこんなにできるようになるんですねとか、あるいは、すごく長くやっている方もいらして、その方には、子どもの頃からよくやっているということについて、郷土芸能を伝承していることについて、感心なさっていらしたというご様子を拝見させていただきました。
○司会
ほかにございませんか。
○記者
知事にお伺いします。
今日の開会式ですけれども、各県の選手が入場してくるときに、宮城の選手ですとか、福島の選手ですとかが、垂れ幕を持って入ってきたと思います。非常に私はぐっとくる入場シーンだったんですけれども、皇太子様の方に何かご説明されたり、あるいは、そういった被災地の選手についての言葉というのは、今日の開会式の時にはありましたでしょうか。
○三村知事
私は下(のフロア)にいたものですから、入場と式典の前の方については、申し訳ないのですが振り向けない状況であったので(殿下のご様子、ご発言は確認できませんでした)。
○記者
お昼のシーンとかそういった場面で、被災された高校生に対するお言葉というのは。
○三村知事
宮古の高校生については、私の方からもご紹介申し上げたんですけれども、宮古の方では高校が被害を受けたと。あとはどっちに行って、どういうふうに避難したとか(というお話でした)。
なによりも、夏休みが終わると学校へ戻れるということを、高校生たちがすごくうれしそうに話していました。そのことに対しまして、皇太子殿下も一緒にとても喜んでいらした様子が、私自身は非常に熱いものを感じました。
○司会
ほかにございませんか。
それでは、これをもちまして、記者会見を終わらせていただきます。
どうもありがとうございました。
-以上-