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更新日付:2022年2月25日 広報広聴課

新型コロナウイルス感染症にかかる対応(まん延防止等重点措置期間延長の要請)に関する知事コメント[臨時記者会見][2月16日]

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知事記者会見録

会見日時:令和4年2月16日水曜日 16時00分~16時17分
会見場所:第三応接室
会見者:三村知事

〇危機管理局防災危機管理課長
 ただ今から、まん延防止等重点措置の期間延長に関する記者会見を開催いたします。
 それでは知事、お願いいたします。

〇三村知事
 本日、まん延防止等重点措置について、期間を延長することを国に要請しましたのでご報告をしたいと思います。
 青森県としては、オミクロン株による急速な感染拡大を踏まえ、令和4年1月27日から2月20日までの間、まん延防止等重点措置の適用を受けて、弘前市において飲食店等に対する営業時間の短縮要請等の措置を実施しているほか、県有施設の休館や県立学校における部活動の原則禁止等、感染状況を踏まえ青森県独自の対策を強化するなど、感染拡大防止のための取組を全力で進めてきたところです。
 しかしながら、県内における現在の感染状況は、県全体としては、感染増加のペースは鈍化しつつありますが、学校、教育・保育施設や職場等での感染が多数確認されるなど、新規感染症患者は、まん延防止等重点措置が適用された1月下旬よりも高い水準にあり、保健・医療提供体制に対する負荷も増加してきております。
 また、重点措置区域である弘前市においては、新規感染症患者の発生が減少傾向に転じましたものの、依然として高い水準で推移しており、重点措置適用時点と比較して、まん延が抑制されているという状況には至っていないなど、厳しい局面が続いており、こうした状況を総合的に勘案し、現時点において対策を緩める状況にはないものと判断し、まん延防止等重点措置の期間を延長することを国に要請したものです。
 県民の皆さま方におかれましては、これまでも、感染防止対策にご協力をいただいてきました。誠にありがとうございます。また、感染が拡大する中、医療や防疫・検査などをはじめ、感染症対応に携わってきた全ての皆さま方に心から敬意を表します。
 これまで多くの方々のご協力の下に、感染拡大防止と保健・医療提供体制の確保に取り組んできたところでありますが、感染は、なお拡大し続けており、今、再び正念場を迎えていると考えるところであります。
 まん延防止等重点措置の期間延長により、県民の皆さま方、そして事業者の皆さま方には、さらなるご不便、ご負担をお掛けすることとなり、大変心苦しいところではありますが、皆さま方と力を合わせて、新型コロナウイルス感染症を乗り越えていきたいと考えているところであります。引き続き、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
 なお、詳細につきましては、国の対応状況を踏まえ、今週中に危機対策本部会議を開催して正式に決定する予定です。

〇記者
 詳細は後日ということだったのですが、現時点で延長する期間はどのぐらいを想定されていますでしょうか。

〇三村知事
 期間については、関係都道府県の状況を踏まえて国が判断することとされていますので、われわれとして期間については、今は分からないというのが率直なところです。ただし、前例をみますと、2週間か、3週間かとは思われますが、いずれにしても、国の本部会議において、各地域の実情を踏まえながら、その辺りで判断されるのではないかと思っています。

〇記者
 今般の判断は時短営業と部活動禁止等も一緒に延長するということでいいのでしょうか。

〇三村知事
 前の時点で決めたこと(1月27日からのまん延防止等重点措置)をそのまま延長ということになりますけれども、法令に則った上で、改めて整理の上、次の本部会議でお示ししたいと思っています。

〇記者
 追加で県の独自対策とかも行うのでしょうか。

〇三村知事
 そのことも含め、次の本部会議の際に、一覧にするなど、全体像をきちんと整理した上で、お示ししたい。例えば分散登校やリモート授業、県教育委員会をはじめ、県所管の関係機関等がそれぞれ示している対応策なども含めて全体像を整理の上、お互いに共有すべきことをお示ししたいと思っています。

〇記者
 適用地域は今弘前市ですが、適用地域もそのままなのか、拡大するのか、そういったお考えは今時点ではどうでしょうか。

〇三村知事
 今回はこれまでの措置の延長という形ですので、弘前市は延長ということになります。しかしながら、これまで何度もお話ししておりますが、学校や施設等における感染の様相を見極めながら、適時適切な対応が当然必要になると思っています。その上で、区域のあり方等についても、繰り返しとなりますが、感染状況やその様相、医療提供体制の負荷等、さまざまな状況を総合的に勘案の上、判断していくことになるとお考えいただければと思います。

〇記者
 昨日の全国知事会で、飲食店への時短の感染拡大防止効果が限定的だというご発言があったと思うのですけれども、それでも延長をご決断なさったという点はどのようにお考えですか。

〇三村知事
 昨日は、効果はないという趣旨での発言ではありませんので、その点は改めてご理解願いたい。その上で振り返りますと、最初(今年1月)の弘前市の状況は、連休の際に若い方々が集って、会食したこと等を発端とする爆発的な感染状況でありました。若い学生の方々が多い地域でもありますし、今後、年度末も控える中で、さまざまなことを考慮した上で、その必要性や一定の効果を念頭に置きながら、今の措置を延長することとしたものです。ただ、あえて申し上げるとすれば、より現状の感染の様相に合う形での対策がとれるようなまん延防止等重点措置であればと思うところではありますので、その辺りを全国知事会の場でお願いをしているというところです。

〇記者
 今回のまん延防止等重点措置の延長申請ですけれども、これに関して県としては、本日国に申請されたということですけれども、決めるまでの経緯として、いつお決めになったのかと、専門家会議等は開かれたのかについて教えていただけますでしょうか。

〇三村知事
 本日15時くらいに国に申請したと記憶しています。
 専門家会議は、先ほども説明したとおり、主たる状況が劇的に変わっていないということで、例えば、弘前市においては、新規患者が減少傾向ではあるものの依然として高い水準であり、前回専門家の皆さまとお話ししたときから状況が劇的に変わっていないことを踏まえ、今回の延長に際して、開催しなかったとご理解いただければと思います。
 なお、重点措置を延長しないなどの状況変化があれば、当然に開催する必要がありますが、今回は純粋な延長という形ですので開催しなかったということです。

〇記者
 県として、知事としてお決めになったのも本日ということでよろしいでしょうか。

〇三村知事
 そのようにご理解いただければと思います。

〇記者
 念の為の確認なのですが、先ほど知事も期間については、国が判断するとおっしゃっていましたけれど、県からの申請としても期間は特に提示していないのでしょうか。

〇三村知事
 期間の提示は基本できないものと認識しています。

〇記者
 延長せざるを得ない状況というのは、裏を返せば、これまでの飲食店の時短要請等の効果がまだ見えていないことの裏返しなのかなという印象を受けますが、現時点での、延長しない段階での弘前市を対象としたまん延防止等重点措置の効果というものをどのように知事は評価されているのか伺いたい。

〇知事
 先ほどもお話ししましたが、一気に感染拡大した後、先週以降は、実効再生産数が1を切るか切らないかの辺りまでは来ていますので、まん延防止等重点措置の効果は一定程度あるものと認識していますが、このことを上回る、学校や児童施設においての、オミクロン株の感染の速さを実感しています。
 感染は一気に拡大しましたが、一気に収束とはならないようであり長期戦になりつつあります。そうした中で既に実施されている市町村のさまざまな取組や学校でのリモート授業などについても、その効果はおおむね2週間くらい後に表れるなどタイムラグも想定されるところであり、オミクロン株がいつ、どのように収束していくのかについては、全国的にも重要な観点となっています。ただ、先ほどお話しさせていただいたとおり、これまでの対策の効果が全くないということではなくて、一定の効果があったからこそ、実行再生産数が1を切るか切らないかの辺りまで来ているのだと思っています。
 オミクロン株の特性がなかなか見えにくいということと、感染が早すぎるということで、現場の苦労は常に報告を受けておりますが、こうした中にあって、県民の皆さま方には大変なご協力をいただいていることを本当にありがたく思っていますし、ここが踏ん張りどころだと思っています。

〇危機管理局防災危機管理課長
 以上をもちまして、記者会見を終了いたします。ありがとうございました。

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