ホーム > ようこそ知事室へ > 知事記者会見録 > 知事記者会見(定例記者会見)/令和5年3月7日/庁議報告ほか

関連分野

更新日付:2023年3月15日 広報広聴課

知事記者会見(定例記者会見)/令和5年3月7日/庁議報告ほか

知事コメント動画

  • 知事コメント動画はこちら

知事記者会見録

会見日時:令和5年3月7日火曜日 11時15分~11時45分
会見場所:第三応接室
会見者:三村知事

〇幹事社
 まずは、知事から庁議案件等の報告をお願いします。

〇知事
【新型コロナウイルス感染症への対応】
 まず、新型コロナウイルス感染症への対応についてです。
 本県の感染状況としては、新規感染症患者は少なく、確保病床使用率も低い水準で推移しています。
 しかしながら、新型コロナウイルス感染症が収束したわけではなく、これからの時期は人の流れや人同士の接触機会が増えてくることから、注意が必要です。季節性インフルエンザも、県全体では減少の方向になってきましたが、一部の保健所管内では新たに注意報レベルに達するなど、感染が続いています。
 そのため、引き続き油断することなく、マスクの適切な着用や手洗い・手指消毒、換気など、場面に応じてしっかりと感染防止対策をとるとともに、熱、のどの痛み、せきなどの症状がある場合は、出勤・登校・外出を控えるようにしてください。それは、自分のためでもありますし、周りの方々のためでもあります。
 また、併せて、オミクロン株対応ワクチンを接種していない方は、接種の検討をお願いします。
 なお、政府は、マスクの着用について、3月13日から個人の判断に委ねることを基本とする見直しを行うこととしています。
 青森県でも、この見直し時期に合わせて危機対策本部会議を開催し、県対処方針等を変更してお示ししたいと考えているところですが、皆さまそれぞれにご事情があることから、3月13日以降、本人の意思に反してマスクの着脱を強いることがないようお願いします。そして、それぞれの判断を非難することなどもお止めください。3月13日以降、花粉などが飛ぶ時期でもあり、個人的にはずっとマスクを着けようと思っています。
 なお、見直しまでの間は、会話時や会食時などに適切にマスクを着用することについて、引き続きご協力をお願いしたいと思います。
 新型コロナウイルス感染症等を乗り越えていくために、今後とも、お一人お一人がお互いを思い、守り合う気持ちで、必要な感染防止対策を徹底するよう重ねてお願い申し上げます。

【第3次青森県子ども・若者育成支援推進計画】
 つづいて、第3次青森県子ども・若者育成支援推進計画についてです。
 本日、同計画の策定について報告がありました。
 この計画は、本県の未来を担う子ども・若者の成長と自立を支援する社会づくりを目指し、関係機関及び県民が一体となって取り組んでいくための基本指針となるものです。
 近年、少子高齢化の進行や、スマートフォン・SNSなどによる急速な情報化の進展、そして長期にわたるコロナ禍の影響などにより、子ども・若者を取り巻く社会環境は大きく変化し、問題はますます複雑・多様化しています。
 私としては、このような現状をしっかりと認識し、ニート、ひきこもり、不登校、発達障害などさまざまな困難を有する子ども・若者一人ひとりの状況に応じた総合的・継続的な社会的サポートを行いながら、さまざまな困難を乗り越え、持続可能な社会や創造的な未来を切り拓いていく「あおもりの未来をつくる人財」の育成に取り組みたいと考えています。
 本計画の策定を契機として、庁内はもとより、国や市町村等の関係機関、民間支援団体等との連携・協力体制を一層強化し、子ども・若者の育成支援をさらに推進していきますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

【あおもり米の食味ランキング】
 ご承知のことと思いますが、去る2月28日に一般財団法人日本穀物検定協会が発表した米の食味ランキングで、「青天の霹靂」が8年連続の特A、参考品種として初めて出品した「はれわたり」も特A、「まっしぐら」「つがるロマン」はA評価と、今後の弾みとなる評価を得ることができました。
 令和4年は、日照不足や大雨など厳しい気象条件であったところですが、そのような中でも「青天の霹靂」が特A評価を得られたのは、品種の実力はさることながら、やはり腕利きの生産者によるたゆみない努力と熱い思いで徹底した栽培管理に努めてきた結果であると捉えています。本当にうれしく思っています。
 また、参考品種ながら、初出品で特A評価をいただいた「はれわたり」は、県南地方、要するにやませ地帯でも、特Aを取得できることを実証してくれたと考えています。
 県南地方の生産者の期待にも応える待望の品種「はれわたり」の育成に関わってこられた方々、各地域で生産指導に当たってくれたプロジェクトチームのメンバー、そして、それに応えた生産者の皆さま方の努力に改めて感謝と敬意を表したいと思います。
 自分自身、農業は米なりという思いがあり、農村地帯で町長を務め、衆議院議員も務めさせていただき、今は知事として仕事をしていますが、誇りと言いましょうか、農家にとってはやはり、特A米を作ることができているという誇りというものが、農業の現場を支えていく大変大きな力となります。繰り返しとなりますが、自分としては、やませの厳しい県南地方において、町長として農業を進めてきた立場、また、国政としての立場もありましたが、特A米が取れる、そういった品種が作れるということ、そして、これまでとタイプが違う「はれわたり」というあおもり米を世に出せることは、大変大きな意義があると思っています。今年の秋、いよいよ全国デビューしますが、これまでの県産米にはない「粘り」と「軟らかさ」といった特長を、県内及び全国の消費者にしっかり伝えながら、青森がおいしい米どころであるとPRしていくことで、新たな顧客の獲得につながっていくものと確信しています。「はれわたり」はふっくらとしてかわいらしいお米です。それは食べていただくと分かると思います。
 今後とも「青天の霹靂」「はれわたり」「まっしぐら」「つがるロマン」など、あおもり米を応援くださるようお願いいたします。
 「はれわたり」、特A米でございます。ありがとうございました。

【質疑応答】
 〇幹事社
 幹事社から2点です。1点目はクロマグロの問題です。クロマグロ漁獲量を県に報告していなかったとして、大間町の2業者が漁業法違反の疑いで逮捕された事案について、クロマグロの日本の漁獲量への影響に加え、「大間まぐろ」のブランド化に対して悪影響が懸念されますが、今回の事案に対する知事の受け止めと、再発防止策を含めた今後の検討についてお願いします。

〇知事
 今般、一部の仲買業者が逮捕されたことは、誠に残念であり、真摯にクロマグロと向き合ってきた多くの方々にとっても、同様であると思っています。
 自分自身、これまで全国の青森県フェアにおいて「大間まぐろ」ということで、そのブランドを守り、広げていくため、何百本も解体ショーをして歩いてきたということを考えますと、誠に残念な思いです。
 クロマグロの報告義務違反は、国際的な資源管理制度の根幹を揺るがすとともに、「大間まぐろ」ブランドに対する信頼を損ないかねない深刻な事態であると、重く受け止めています。
 こうした事態の再発を防ぐためには、漁業者や仲買業者の法令遵守に対する意識醸成に加えて、流通段階のトレースができる仕組みが有効と考えられることから、本年1月、国に対して、クロマグロの移動を第三者が認証する漁獲証明制度の早期実施を要望したところです。
 また、本事案への対策の検討を農林水産部に指示しており、全国の消費者の皆さま方からいただいている信頼が揺らぐことのないよう、関係者と一丸となって取り組んでいく決意であります。

〇幹事社
 国政に絡む話ですが。ご存じのとおり政府が防衛力の強化に向けて、今後5年間で防衛費約43兆円を投じて、この度の財源確保策ということで法人税・所得税・たばこ税、これを増税して充てるという方針が示されています。これについてはさまざまな意見があります。
 国防はあくまで国の[21] 専管事項だということは重々承知していますが、あえて陸海空の自衛隊がある青森県、加えて米軍の三沢基地がある青森県の知事として、今回のことについての見解を伺いたいと思います。

〇知事
 昨年12月16日に閣議決定された防衛力整備計画では、令和5年度から令和9年度までの防衛力整備に係る金額は43兆円程度、財源の確保については歳出・歳入両面において所要の措置を講ずるとされていると承知しています。
 また、国の防衛力を強化するための財源を確保する方策の一つとして、法人税等の増税の方針が、令和5年度税制改正大綱に盛り込まれたところです。
 国の防衛力強化のための財源確保に当たっては、国において、防衛力強化の内容も含めて国民の皆さま方に丁寧に説明し、広くコンセンサスを得ていくことが重要ではないかと考えています。

〇記者
 本日発表予定の県の推計人口が120万人を下回りました。われわれには、まだ発表はないですが、庁議では説明があったかと思います。
 このことに対する所感と、改めて今後の人口減少対策についてお願いします。

〇知事
 新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響として、いわゆるフレイルの影響が本格的に各年代、特に高齢者を中心に出てきたのではないかと思っています。また、特定の疾病ではなく、全体的に体力が低下している中において死亡者数が増えているのではないかと思っています。要するに自然減の厳しさが数値に出ているところが、非常に大きなテーマになってきています。
 社会減の方は、さまざまな努力をしていることから、減少してはいるものの、自然減の状況と比べると大きくはないと思っています。出生数は、大きな流れとしては非常に厳しいものがあります。亡くなられる方は、われわれとしても驚くペースで、2千人を超える状況が続いていますので、ついに120万人割れという状況になりました。
 人口統計的に、どのようにして安定して、維持していけるかということになりますが、それが今回、亡くなられる方が増える中において、さらに、コロナ禍のフレイルという環境において、自然減の厳しさが出ていると思っています。
 若い方々に、どう県内に留まってもらうか、あるいは、一度県外に出たとしても、戻って来てもらうかという施策が非常に重要であることを改めて感じています。
 いわゆる所得が2倍に伸びた農業については、300人近い方々がIターンの方も含めて新規就農で来てくれるという状況を見ればよく分かると思いますが、求人倍率がずっと0.3以下の中において、若い方々を含め、どうしても県外に出ざるを得なかった、あるいは出さざるを得なかったというのが、これまでの実態でした。
 だからこそ、就労環境、要するに働く場の確保として、企業誘致を行い、創業・起業にも取り組んでいます。女性の雇用が多い、コールセンター、事務センター等の誘致を含めてです。創業・起業も4割が女性です。女性が青森に残ってくれる、あるいは戻って来て仕事ができる環境づくりを、今後ともしっかりと進めなければいけないと思っています。
 東奥日報社の世論調査でも、3割以上が産業・雇用、働く場が大事だという結果が出ています。そのことを、本当にひしひしと感じた20年でした。だからこそ、ここまで何とか働く場を整えて、段取りをしてきました。また、保健大学にも、どんどん学生が入学していますが、コ・メディカルの分野でも、多少は増えましたが、3割しか県内に残らないという状況です。いかにして、取り戻す、戻って来てもらう施策を展開していくかということと、とにかく働く場面において多様な働き方ができる青森県というイメージを、高校生や大学生にきちんと覚えてもらうことが大事だと思っています。そのためにも、特に、親御さんと先生に覚えてもらわなければいけないということで、教育委員会にはいつも話をしています。
 こうしたことをしっかりと丁寧にやっていくしかないと思っています。長い時間の中で、ここまで人口流出と仕事がない状況が続いてきましたので、今、これだけ仕事が用意できたとしても、まだまだこのイメージが残っています。いかに知ってもらって取り戻していくかと、帰って来てもらうかと、そのことが非常に大事だと思います。

〇記者
 風間浦村が昨日、福島原発事故の除染土の安全性試験の受け入れを検討していると明らかにしました。それに対する受け止めをお願いします。

〇知事
 昨日、風間浦村の村議会で冨岡村長が発言された環境省の実証事業について、実は県としては何も聞いていません。県では、今後、環境省や村から情報収集するという状況です。

〇記者
 知事選に関しまして、自民党県連が自主投票を決めました。その受け止めと、今後の知事選における三村知事のご対応、支援の姿勢などを教えてください。

〇知事
 私としては、今回、視点と論点、加えて警鐘を鳴らすという意味でお話をしたいと思います。
 率直に言いましょう。公明党に引き続き、自民党県連が今般、自主投票を決定したことは、よく考えますと、とても良かったと、私としては思っています。新しい時代を本当に創っていくということにつながると思っています。
 自分自身、5期20年の長きにわたり、知事職を務めさせていただいているからこそ、隠すべくもなく、今回の知事選に対して配慮せざるを得ない部分がありました。
 しかし、これでさっぱりとした気分で自分の投票行動を決められると思っています。オープン、五分と五分という、県政史上、画期的状態だと思っていまして、自分としては喜びたいと思っています。
 さて、現在、自分は議会でもどこでもお答えしてきたとおり、より良い状況で国内外とのネットワークを引き継いでもらいたいという思いで、通常の倍以上、本当に走り回っています。これも自分としては重要な知事の責務だと思っています。
 その一方で、気分的なゆとりが少しできたこともあり、改めて勉強をし直しています。頭と体が使えるうちにもっと勉強をしたいと思っている。ゲーテが最期に「もっと光を」と言った話は有名ですが、頭と体が老いていないうちに、もっと知りたいという思いでいっぱいです。
 学びたての話をちょっと言わせていただき、次につなげたいと思っています。これは警鐘として言わせていただきます。
 「三国志」の「魏書」に由来する言葉として、「画餅(がべい)」、絵に描いた餅という言葉があります。
 「選び挙(あ)ぐるに名(な)有るを取る莫(なか)れ。名は地に描きて餅を作るが如(ごと)く。啖(くら)ふべからずなり。」
 現代語で言えば、「人を選び推挙する時は、評判や名声だけに頼って選んではならない。評判や名声は地面に描いた絵と同じで、実際に食べる、つまり役立てることはできない。」ということです。
 中国とローマは奥が深い。「三国志」の「魏書」に出てきますが、政治に身を置いてきた者として、実に含蓄のある言葉だと自分としても思っています。
 かつての選挙は政策、やはり政策だということで戦わせたものだと私は思っています。今回、政策論争はどうなっているのかという思いです。
 今回の知事選挙の争点の一丁目一番地は、やはり政策であるべきと、私はそう思っています。要するにステージが変わるべきだと思っています。
 「三国志」の「魏書」のごとく、イメージやムード、政局的なレベルの「画餅」という、そういった雰囲気の知事選を全てリセットして、神田衆議院議員がおっしゃったように次のステージ、要するに「政策」で判断する。そういった責務が、われわれの側にやってきたのだと思っています。政策で判断しなければいけないということです。
 3月1日に新聞が世論調査を発表しましたが、このことは、候補者に、あと3か月、空中戦ではなく正々堂々「政策」という本筋を問えと、それを一面トップで出した記事だと自分自身は感じている。やはりこれが王道だと思います。
 食えないから出て行く、帰って来られない、命を守るシステムが弱いことがつらい。これが県民の思いであり、それはもう知事に就任した20年前、あるいは町長から国会議員をやる中においても、常に肝心なことでありました。
 先ほど触れた世論調査で県民が重視するのは「雇用・経済」が30%、「医療・福祉」が20%、要するに半分であります。だからこそ自分自身、こういった分野に、つまりは「食っていける」ように、「命を守る」ようにするにはどうするか、ということに真剣に全力で取り組んできました。(農業)所得を2倍にした「攻めの農林水産業」しかり、女性就労に着目した「戦略的企業誘致」、思いっきり頑張りました。女性が4割になっている創業・起業、あるいは観光国際戦略、医学部合格者や、臨床研修医の倍増、保健・医療・福祉包括ケアなど、さまざま取り組んできました。県民の思いがそういうことだから取り組んできました。
 だからこそ、私が進めてきたこういった政策を「刷新」するような、まさしく「政策の新時代」というものを示してほしいと思っています。ステージが変わり、選ぶ責任がこちら側にあるからこそ、選べるような政策をきちんと出してほしい。これが自分の思いであります。
 また、県民の皆さま方が求める分野、先ほども触れましたが、非常に重要な、5割を占めるこうした分野に、20年ぶりの知事交替でもありますので、私もあっと驚くような「先進性」を示してほしいと思っています。
 さらに、先ほどの世論調査には出てこない、なかなか評価されないことですが、「青森県を絶対につぶさない」との思いで行財政改革を実行し、借金を減らし、動かせるお金を作ってきた自分としては、財政、つまりは、財政論や財政策というものを、やはりしっかり見せていただきたいと思っています。このことは、青森県をつぶさないために、職員と共に相当の努力をしてきた自分自身として、言っておかなければいけない責任があると思っています。
 私は、4月1日と1月4日には、必ず県庁内の「税務課」と「出納局」に感謝と激励に行きます。税をいただくということは、どれだけ大変なことか、それがきちんとした形で使われていないとしたら、どれだけ大変なことか、これらが身に染みているからこそ、「いつもありがとう」という気持ちで自戒を込めて行っています。だからこそ、評価されなくても、世論調査に出てこなくても、税の使われ方、つまりは財政論や財政策というものを次世代、どんな新世代の政策であったとしても、公の基本として忘れないでもらいたい。
 もう1点、私としては政策と政策を戦わせ、県民が新知事を選択する、そういった新時代の到来を歓迎したいという思いです。6月4日には、そしてその前の4月9日、4月23日には、18歳以上であれば誰でも1票を行使できるわけです。この権利を獲得するために、先人たちがどれほど苦労をしてきたのか、いま一度思い起こすべきです。大変な苦労の末に獲得した民主主義の一番重要な権利を、義務と責任として全ての県民が果たしてくださることを強く願っているところであります。

〇記者
 確認で伺います。今の時点ですと五分と五分とおっしゃっていました。どちらを押すというのは、まだ胸の内ですか。

〇知事
 五分五分というのは土壌のこと。つまり、推薦がどうとか、重荷か軽荷か分かりませんが、そういうものではなく、オープンで戦うということになったからこそ、その政策をきちんと見させていただき、判断できるステージになった。そのことがすごく良いことだしうれしいと思っています。
 「何事にも配慮せず、しっかりと政策を見させていただきます。」そういうステージになったということです。
 これは青森県にとってすごく良いことだし、全国に先駆けて、そういう状態になったということです。

〇記者
 風間浦村の件について、情報収集をしていくとのことですが、今のところ拒否をするのではなく、賛成、反対はあるのでしょうか。

〇知事
 今の状況について環境生活部が話します。

〇環境生活部長
 現時点で本当に何も情報はないのですが、今、風間浦村が検討している、環境省が実施する除染土の再生利用の実証事業については、福島第一原発事故からの環境再生を進めるために、除染で発生した土壌の中間貯蔵開始後30年以内、つまり2044年度内の福島県外での最終処分に向け、最終処分量の低減のために、放射能濃度が低い1キログラムあたり8,000ベクレル以下の土壌について、再生利用を進める際の安全性を確認する目的で実施されているという状況までは確認していますが、さらに詳しいことについては、これから確認していくところでです。

〇記者
 津軽線についてお聞きしたいのですが、先日、JRと自治体の検討会議で、JR東日本から上下分離という方法を提示して、自治体の現在の負担見込み額として4億超という金額が出されました。自治体にとってはある程度負担になると思います。
 県は存続を望んでいるのですが、この4億円ということに対する知事の受け止めと、自治体の負担が増えるかもしれないという中で、改めて現在の存続・廃止を含めた考え方を教えてください。

〇知事
 新幹線の場合は、約束ごとを受け継ぎ、上下分離で並行在来線の経営を頑張っていますが、それとは案件が違いますし、約束ごとも何もないので、「そういうお考えなのですね」としか言いようがないと思っています。
 赤字区間だけを部分的に切り取るのではなく、JRとしても全体の鉄道ネットワークとして考えていただくことがやはり重要なのではないのかなと申し上げたいと思います。

〇記者
 知事選のことですが、先ほど知事から、あっと驚くような政策をというお話があったと思います。その上で、財政健全化はしっかりやってほしいということだと理解したのですが、三村県政をお二人に引き継いでもらわなくてもいいという理解でよろしいですか。

〇知事
 常に、改革や革新、刷新ということはあるべきだと私は思っています。ただ基本的な医療施策、包括ケアなど、システムとして動いているものは当然引き継がれるべきものです。それぞれの時代に応じて最も重要と考えられることに、大胆に取り組んでいくことは、大事だと思っています。

過去の記者会見録

令和4年度 令和3年度 令和2年度 平成31年度(令和元年度)  平成30年度  平成29年度  平成28年度  平成27年度  平成26年度  平成25年度  平成24年度  平成23年度  平成22年度  平成21年度  平成20年度  平成19年度  平成18年度  平成17年度  平成16年度 

この記事をシェアする

  • facebookでシェアする
  • Xでシェアする
  • LINEでシェアする

フォローする

  • facebookでフォローする
  • Xでフォローする