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更新日付:2018年7月2日 環境保全課
(仮称)青森西北沖洋上風力発電事業計画段階環境配慮書に対する意見の概要
計画段階配慮書
審査会意見
- 事業実施想定区域及びその周辺には、他事業者による既存及び計画中の風力発電事業が多数存在していることから、これらの事業との累積的な環境影響が想定される環境影響評価項目を環境影響評価方法書において選定すること。
- 事業実施想定区域及びその周辺の海域に生息する魚類について、カジカ中卵型、ニホンイトヨ、シロウオ、カワヤツメなど通し回遊魚の重要な種が欠落しており、文献調査が不十分であると考えられることから、地元の複数の専門家から意見を聴取するなどにより、適切に文献調査を実施すること。
- 事業実施想定区域及びその周辺では、イヌワシ、クマタカ等の生息が確認されているほか、オジロワシ、オオワシ及びガン類・ハクチョウ類の渡りの経路となっている。これらの鳥類に対する重大な影響を回避又は低減するため、地元の複数の専門家から生態特性を聴取した上で、風力発電設備の配置等を検討すること。
- 建設機械の稼働及び施設の稼働に伴う水中音の発生により、海域に生息する動物に重大な影響を及ぼすおそれがあることから、環境影響評価方法書において、建設機械の稼働及び施設の稼働に係る環境影響評価項目として水中音を選定するとともに、当該動物に対する水中音の影響を適切な手法により調査、予測及び評価すること。
- 国内において洋上風力発電事業に係る事例は少なく、海域の生態系に対する影響など事業実施に伴う環境影響については不明な点が多いため、諸外国の事例や最新の知見を情報収集し、これらを踏まえた事業計画を作成すること。
- 造成等の施工に伴う水の濁りにより、海域に生息・生育する動植物に重大な影響を及ぼすおそれがあることから、環境影響評価方法書において、造成等の施工による環境影響評価項目として水質(水の濁り)を選定するとともに、当該動植物に対する水の濁りの影響を適切な手法により調査、予測及び評価すること。
- 事業実施想定区域周辺には住居等が多数存在しており、施設の稼働に伴う騒音及び超低周波音並びに風車の影が生活環境に重大な影響を及ぼすおそれがあることから、これらの影響を回避又は低減するため、風力発電設備を住居等から離隔するなど、風力発電設備の配置等に十分配慮すること。
- 事業実施想定区域及びその周辺には、藻場が分布しており、当該藻場は、多種多様な動植物の生息・生育環境となっていると考えられる。当該藻場に風力発電設備を設置することのみならず、当該藻場周辺への風力発電設備の設置に伴い、流向・流速が変化することにより、これらの生息・生育環境に影響を及ぼすおそれがあることから、風力発電設備の配置の検討に当たっては、藻場の保全に十分配慮すること。
- 事業実施想定区域周辺には、権現崎展望台、天童山公園等の主要な眺望点が多数存在しており、風力発電設備の設置により、これらの眺望点からの眺望景観に重大な影響を及ぼすおそれがあることから、風力発電設備の配置等に十分配慮すること。
- 風力発電設備の設置に伴う流向・流速の変化により、海底や海浜等に影響を及ぼすおそれがあることから、環境影響評価方法書において、地形改変及び施設の存在に係る環境影響評価項目として流向・流速を選定すること。
知事意見
- 国内において洋上風力発電事業に係る事例は少なく、海域の生態系に対する影響など事業実施に伴う環境影響については不明な点が多いため、諸外国の事例や最新の知見を情報収集し、これらを踏まえた事業計画を作成すること。
- 事業実施想定区域周辺には住居等が多数存在しており、施設の稼働に伴う騒音及び超低周波音並びに風車の影が生活環境に重大な影響を及ぼすおそれがあることから、これらの影響を回避又は低減するため、風力発電設備を住居等から離隔するなど、風力発電設備の配置等に十分配慮すること。
- 風力発電設備の設置に伴う流向・流速の変化により、海底や海浜等に影響を及ぼすおそれがあることから、環境影響評価方法書において、地形改変及び施設の存在に係る環境影響評価項目として流向・流速を選定すること。
- 造成等の施工に伴う水の濁りにより、海域に生息・生育する動植物に重大な影響を及ぼすおそれがあることから、環境影響評価方法書において、造成等の施工による環境影響評価項目として水質(水の濁り)を選定するとともに、当該動植物に対する水の濁りの影響を適切な手法により調査、予測及び評価すること。
- 建設機械の稼働及び施設の稼働に伴う水中音の発生により、海域に生息する動物に重大な影響を及ぼすおそれがあることから、環境影響評価方法書において、建設機械の稼働及び施設の稼働に係る環境影響評価項目として水中音を選定するとともに、当該動物に対する水中音の影響を適切な手法により調査、予測及び評価すること。
- 事業実施想定区域及びその周辺では、イヌワシ、クマタカ等の生息が確認されているほか、オジロワシ、オオワシ及びガン類・ハクチョウ類の渡りの経路となっている。これらの鳥類に対する重大な影響を回避又は低減するため、地元の複数の専門家から生態特性を聴取した上で、風力発電設備の配置等を検討すること。
- 事業実施想定区域及びその周辺の海域に生息する魚類について、カジカ中卵型、ニホンイトヨ、シロウオ、カワヤツメなど通し回遊魚の重要な種が欠落しており、文献調査が不十分であると考えられることから、地元の複数の専門家から意見を聴取するなどにより、適切に文献調査を実施すること。
- 風力発電設備の設置に伴う底質環境の変化により、底生生物に影響を及ぼすおそれがあることから、環境影響評価方法書において、造成等の施工並びに地形改変及び施設の存在に係る環境影響評価項目として底生生物を選定すること。
- 事業実施想定区域及びその周辺には、藻場が分布しており、当該藻場は、多種多様な動植物の生息・生育環境となっていると考えられる。当該藻場に風力発電設備を設置することのみならず、当該藻場周辺への風力発電設備の設置に伴い、流向・流速が変化することにより、これらの生息・生育環境に影響を及ぼすおそれがあることから、風力発電設備の配置の検討に当たっては、藻場の保全に十分配慮すること。
- 事業実施想定区域及びその周辺には津軽国定公園が位置しており、同公園内外には、権現崎展望台、天童山公園等の主要な眺望点が多数存在している。風力発電設備の設置により、これらの眺望点からの眺望景観に重大な影響を及ぼすおそれがあることから、同公園内への風力発電設備の設置を回避するなど、当該設備の配置等に十分配慮すること。
- 事業実施想定区域及びその周辺には、他事業者による既存及び計画中の風力発電事業が多数存在していることから、これらの事業との累積的な環境影響が想定される環境影響評価項目を環境影響評価方法書において選定すること。