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更新日付:2016年12月21日 環境保全課

(仮称)稲庭岳風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する意見の概要

計画段階配慮書

審査会意見

  • 事業実施想定区域の西側半分及びその周辺には保安林に指定されている樹林が分布しており、コウモリ類及び小鳥類は当該樹林を移動経路として使用している可能性がある。当該地域の樹林の伐採により、これらの移動経路が分断され、移動を阻害するおそれがあることから、具体的な事業計画の作成に当たっては、当該地域の樹林の伐採を回避することを検討し、その結果を環境影響評価方法書以降の図書に記載すること。
  • 事業実施想定区域及びその周辺は、ハヤブサ等の猛禽類の渡りの経路になっている可能性がある。これらの猛禽類に対する重大な影響を回避又は低減するため、地元の複数の専門家から生態特性を聴取した上で風力発電設備の配置等を検討し、その結果を環境影響評価方法書以降の図書に記載すること。
  • 事業実施想定区域北西側周辺には、重要な自然環境のまとまりの場である馬淵川流域ふるさとの森と川と海保全地域及び植生自然度9のチシマザサーブナ群団が存在しており、工事の実施による土砂の流出により、当該保全地域及び群団に重大な影響を及ぼすおそれがあることから、具体的な事業計画の作成に当たっては、当該保全地域及び群団の保全に十分配慮すること。
  • 事業実施想定区域及びその周辺においては、他事業者による既存及び計画中の風力発電事業が存在することから、他事業者と情報を共有し、調整を図り、これら事業との累積的な環境影響が想定されるものについては、環境影響評価方法書以降の手続において、本事業との累積的な環境影響の調査、予測及び評価を行い、評価の結果、重大な影響が認められる場合には、本事業の位置・設備配置・規模等を含めて再検討すること。

知事意見

  • 事業実施想定区域及びその周辺においては、他事業者による既存及び計画中の風力発電事業が存在することから、他事業者と情報を共有し、調整を図り、これら事業との累積的な環境影響が想定されるものについては、環境影響評価方法書以降の手続において、本事業との累積的な環境影響の調査、予測及び評価を行い、評価の結果、重大な影響が認められる場合には、本事業の位置・設備配置・規模等を含めて再検討すること。
  • 事業実施想定区域の西側半分及びその周辺には保安林に指定されている樹林が分布しており、コウモリ類及び小鳥類は当該樹林を移動経路として使用している可能性がある。当該地域の樹林の伐採により、これらの移動経路が分断され、移動を阻害するおそれがあることから、具体的な事業計画の作成に当たっては、当該地域の樹林の伐採を回避することを検討し、その結果を環境影響評価方法書以降の図書に記載すること。
  • 事業実施想定区域及びその周辺は、ハヤブサ等の猛禽類の渡りの経路になっている可能性がある。これらの猛禽類に対する重大な影響を回避又は低減するため、地元の複数の専門家から生態特性を聴取した上で風力発電設備の配置等を検討し、その結果を環境影響評価方法書以降の図書に記載すること。
  • 事業実施想定区域北西側周辺には、重要な自然環境のまとまりの場である馬淵川流域ふるさとの森と川と海保全地域及び植生自然度9のチシマザサーブナ群団が存在しており、工事の実施による土砂の流出により、当該保全地域及び群団に重大な影響を及ぼすおそれがあることから、具体的な事業計画の作成に当たっては、当該保全地域及び群団の保全に十分配慮すること。
  • 保安林は水源のかん養や土砂の流出防備などの公益目的を達成するためのものであり、特に重要な森林を指定しているものである。事業実施想定区域には保安林が隣接しており、尾根筋、風衝地等での樹林の伐採や大規模な地形の改変により、保安林の機能低下を招くおそれがあることから、具体的な事業計画の作成に当たっては、保安林の保全に十分配慮すること。

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環境保全課 水・大気環境グループ
電話:017-734-9242  FAX:017-734-8081

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