ホーム > 組織でさがす > 環境エネルギー部 > 環境保全課 > (仮称)陸奥湾洋上風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する意見の概要
関連分野
- くらし
- 環境・エコ
更新日付:2018年2月28日 環境保全課
(仮称)陸奥湾洋上風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する意見の概要
計画段階配慮書
審査会意見
- 野辺地町及び横浜町の沿岸には藻場が分布しており、その大部分が事業実施想定区域に含まれている。当該藻場は、陸奥湾に飛来するコクガンやハクチョウ類の採餌場所や海域に生息する動物の重要な場所になっていると考えられ、当該藻場に風力発電設備を設置することにより、これらの生息環境に影響を及ぼすおそれがあることから、風力発電設備の配置の検討に当たっては、藻場の保全に十分配慮すること。
- 国内において洋上風力発電事業に係る事例は少なく、風力発電設備の基礎構造の違いによる環境への影響や風力発電設備の大型化によるコウモリ類及び鳥類への影響など事業の実施に伴う環境影響については不明な点が多いため、諸外国の事例や最新の知見を情報収集し、これらを踏まえた事業計画を作成すること。
- 事業実施想定区域周辺には、本事業者及び他事業者による既存及び計画中の風力発電事業が多数存在していることから、これらの事業との累積的な環境影響が想定される環境影響評価項目を環境影響評価方法書において選定すること。
- 事業実施想定区域周辺では、オジロワシの繁殖及び生息やオオハクチョウ、コクガンの飛来が確認されている。これらの鳥類に対する重大な影響を回避又は低減するため、地元の複数の専門家から生態特性を聴取した上で風力発電設備の配置等を検討すること。
-
事業の実施により以下の環境影響が懸念されることから、「洋上風力発電所等に係る環境影響評価の基本的な考え方に関する検討会報告書(平成29年3月)」の評価項目の選定に係る考え方を参考とし、適切な環境影響評価項目を環境影響評価方法書において選定すること。
(1) 建設機械の稼働及び施設の稼働に伴い発生する水中音により、海域に生息する動物への影響が懸念される。
(2) 造成等の施工により、海域に生息・生育する動植物への影響が懸念される。
(3) 造成等の施工並びに地形改変及び施設の存在に伴う底質環境の変化により、底生動物への影響が懸念される。
(4) 地形改変及び施設の存在に伴う流向・流速の変化により、人と自然との触れ合いの活動の場である砂浜海岸海水浴場や十符ヶ浦海水浴場等への影響が懸念される。 - 施設の稼働に伴う振動及び風車の影が、海域に生息する動物に影響を及ぼす可能性があることから、当該動物に対する影響の有無を検討した上で、必要に応じてこれらの環境影響評価項目を環境影響評価方法書において選定すること。
- 事業実施想定区域周辺には住居等が多数存在しており、施設の稼働に伴う騒音及び超低周波音並びに風車の影が生活環境に重大な影響を及ぼすおそれがあることから、これらの影響を回避又は低減するため、風力発電設備を住居等から離隔するなど、風力発電設備の配置等に十分配慮すること。
知事意見
- 国内において洋上風力発電事業に係る事例は少なく、風力発電設備の基礎構造の違いによる環境への影響や風力発電設備の大型化によるコウモリ類及び鳥類への影響など事業の実施に伴う環境影響については不明な点が多いため、諸外国の事例や最新の知見を情報収集し、これらを踏まえた事業計画を作成すること。
- 事業実施想定区域周辺には住居等が多数存在しており、施設の稼働に伴う騒音及び超低周波音並びに風車の影が生活環境に重大な影響を及ぼすおそれがあることから、これらの影響を回避又は低減するため、風力発電設備を住居等から離隔するなど、風力発電設備の配置等に十分配慮すること。
- 事業実施想定区域周辺では、オジロワシの繁殖及び生息やオオハクチョウ、コクガンの飛来が確認されている。これらの鳥類に対する重大な影響を回避又は低減するため、地元の複数の専門家から生態特性を聴取した上で風力発電設備の配置等を検討すること。
- 野辺地町及び横浜町の沿岸には藻場が分布しており、その大部分が事業実施想定区域に含まれている。当該藻場は、陸奥湾に飛来するコクガンやハクチョウ類の採餌場所や海域に生息する動物の重要な場所になっていると考えられ、当該藻場に風力発電設備を設置することにより、これらの生息環境に影響を及ぼすおそれがあることから、風力発電設備の配置の検討に当たっては、藻場の保全に十分配慮すること。
- 施設の稼働に伴う振動及び風車の影が、海域に生息する動物に影響を及ぼす可能性があることから、当該動物に対する影響の有無を検討した上で、必要に応じてこれらの環境影響評価項目を環境影響評価方法書において選定すること。
-
事業の実施により以下の環境影響が懸念されることから、「洋上風力発電所等に係る環境影響評価の基本的な考え方に関する検討会報告書(平成29年3月)」の評価項目の選定に係る考え方を参考とし、適切な環境影響評価項目を環境影響評価方法書において選定すること。
(1) 建設機械の稼働及び施設の稼働に伴い発生する水中音により、海域に生息する動物への影響が懸念される。
(2) 造成等の施工により、海域に生息・生育する動植物への影響が懸念される。
(3) 造成等の施工並びに地形改変及び施設の存在に伴う底質環境の変化により、底生動物への影響が懸念される。
(4) 地形改変及び施設の存在に伴う流向・流速の変化により、人と自然との触れ合いの活動の場である砂浜海岸海水浴場や十符ヶ浦海水浴場等への影響が懸念される。 - 事業実施想定区域周辺には、本事業者及び他事業者による既存及び計画中の風力発電事業が多数存在していることから、これらの事業との累積的な環境影響が想定される環境影響評価項目を環境影響評価方法書において選定すること。