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更新日付:2019年11月22日 青森空港管理事務所
青森空港除雪隊ホワイトインパルス
冬の青森空港
青森空港は全国でも有数の豪雪地帯にあり、雪の多い年では累計降雪量が10mを超えることもある空港です。
民間航空機定期便が離発着する空港の中で、累計降雪量が10mを超える空港は、日本全国の中でも稀です。
そのような豪雪の青森空港を支えているのが、複数社の共同企業体により編成される青森空港除雪隊ホワイトインパルスです。
青森空港は滑走路延長3,000m、幅60m。
除雪面積は約55万平方メートルで、これは東京ドーム約12個分です。
青森空港では、この面積を標準約40分で除雪します。
除雪面積は約55万平方メートルで、これは東京ドーム約12個分です。
青森空港では、この面積を標準約40分で除雪します。
青森空港の滑走路本体除雪は、片側30mずつ、往復で行います。
スノープラウ・スノースイーパー・プラウ付スイーパーの計10台が、斜め1列に隊列を組んで走行します。
青森空港ではこの他にもエプロン(駐機場)等の除雪を同時進行で行っており、1回の除雪で出動する車両は6種類・34台(37装置)です。
青森空港ではこの他にもエプロン(駐機場)等の除雪を同時進行で行っており、1回の除雪で出動する車両は6種類・34台(37装置)です。
青森空港の除雪車両等
スノープラウ
トラック部分は主に市販車がベースとなっており、スノープラウと呼ばれる排雪板を取付け、高速で走行して雪を寄せる車両。
滑走路・誘導路及びエプロンで作業します。
滑走路・誘導路及びエプロンで作業します。
スノースイーパー
スイーパーと呼ばれる円柱形のブラシを取付けた車両。
プラウでは取りきれない、路面に付着した雪や氷を、車体前方のスイーパーで掻き出し、車体後方のブロワ(圧縮空気を送る機械)で吹き飛ばします。
プラウでは取りきれない、路面に付着した雪や氷を、車体前方のスイーパーで掻き出し、車体後方のブロワ(圧縮空気を送る機械)で吹き飛ばします。
プラウ付スイーパー
プラウ付のトラクターがスイーパーをけん引している車両。
車体が大柄なため小回りは効かないが、1台で2台分の作業が可能。
車体が大柄なため小回りは効かないが、1台で2台分の作業が可能。
薬剤散布車
凍結防止剤を散布する車両。
薬剤は粒状と液状の2種類存在し、滑走路には主に即効性のある液状を散布することが多いです。
写真の車両は液状専用車で、翼のような散布装置で約15mの幅を一気に散布します。
薬剤は粒状と液状の2種類存在し、滑走路には主に即効性のある液状を散布することが多いです。
写真の車両は液状専用車で、翼のような散布装置で約15mの幅を一気に散布します。
ロータリ車
プラウ等でショルダーへ寄せた雪を、前面に装着しているオーガ(回転式の羽状装置)で取り込み、ブロワでさらに遠くへ飛ばす車両です。
航空灯火や計器着陸装置等の施設付近ではシュートと呼ばれる筒状装置で任意の方向へ雪を飛ばし、それ以外の場所ではシュートを経由せずに一気に吹き飛ばします。
写真はシュート経由無しの投雪状況。
航空灯火や計器着陸装置等の施設付近ではシュートと呼ばれる筒状装置で任意の方向へ雪を飛ばし、それ以外の場所ではシュートを経由せずに一気に吹き飛ばします。
写真はシュート経由無しの投雪状況。
ホイールドーザー
前輪と後輪の間で車体が折れる構造となっているため、回転半径が大変小さく、様々な場所で活躍しています。
1台で運ぶ雪の量はあまり多くはありませんが、ドーザー同士やプラウと並走して大量の雪を運んだりすることもあります。
1台で運ぶ雪の量はあまり多くはありませんが、ドーザー同士やプラウと並走して大量の雪を運んだりすることもあります。
人力除雪
航空灯火周辺等については、破損を防止するため、人力で作業しています。
人力での除雪が必要な灯火の数は500灯以上。
中には、万が一の時に航空機への損傷を与えないよう、大変破損しやすい素材で出来ている灯火もあるため、1つ1つ丁寧に、かつ迅速に作業しています。
人力での除雪が必要な灯火の数は500灯以上。
中には、万が一の時に航空機への損傷を与えないよう、大変破損しやすい素材で出来ている灯火もあるため、1つ1つ丁寧に、かつ迅速に作業しています。