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更新日付:2025年12月4日 三八県土整備事務所八戸港管理所
八戸港で埠頭・水域保安及びテロ対策訓練を実施しました
八戸港保安委員会及び八戸港危機管理コアメンバーは、令和7年10月9日、八太郎地区1号埠頭C岸壁において、八戸港埠頭・水域保安及びテロ対策訓練を実施しました。
この訓練は、「国際航海船舶及び国際港湾施設の保安の確保等に関する法律」に基づき、平成16年度から始まった訓練で、平成23年度の震災の影響による中止、令和3年度の新型コロナウィルス感染拡大防止による中止を除き、毎年実施しています。第20回目となる今回は、八戸港保安委員会及び八戸港危機管理コアメンバーの構成員ら約130人が参加したほか、八戸海上保安部の巡視船「しもきた」及び巡視艇「むつかぜ」、八戸港管理所の監督船「シーガルハーバー」が参加しました。
訓練の想定及び当日の模様については、以下のとおりです。
この訓練は、「国際航海船舶及び国際港湾施設の保安の確保等に関する法律」に基づき、平成16年度から始まった訓練で、平成23年度の震災の影響による中止、令和3年度の新型コロナウィルス感染拡大防止による中止を除き、毎年実施しています。第20回目となる今回は、八戸港保安委員会及び八戸港危機管理コアメンバーの構成員ら約130人が参加したほか、八戸海上保安部の巡視船「しもきた」及び巡視艇「むつかぜ」、八戸港管理所の監督船「シーガルハーバー」が参加しました。
訓練の想定及び当日の模様については、以下のとおりです。
【開会式】
- 〈訓練参加者を前に挨拶する八戸港管理所 堀川所長〉
- 〈訓練参加者を前に挨拶する八戸海上保安部 稲田部長〉
【訓練1】不審事象通報・情報伝達訓練
国際埠頭施設である八太郎C岸壁のゲートに不審車両が現れ、出入管理する保安要員の制止を無視して区域内に侵入する。その状況を保安要員から八戸港管理所に通報し、同所から警察機関に対応要請する。
国際埠頭施設である八太郎C岸壁のゲートに不審車両が現れ、出入管理する保安要員の制止を無視して区域内に侵入する。その状況を保安要員から八戸港管理所に通報し、同所から警察機関に対応要請する。
〈保安要員の制止を無視し、制限区域内に侵入する不審車両〉
【訓練2】緊急会議参集訓練
不審車両の不正侵入事案を受け、八戸港危機管理コアメンバーと八戸港保安委員会を緊急招集する。
〈参集した八戸港保安委員会及び八戸港危機管理コアメンバー〉
【訓練3】不審者捕捉訓練
通報を受けて現場に急行した八戸警察署の警察官が不審車両を発見し、車両運転手に職務質問したところ、運転手がナイフで警察官に襲いかかってきたので、警察官はこれを制圧し、公務執行妨害で現行犯逮捕する。
- 〈不審者を制圧する八戸警察署の警察官〉
- 〈不審者を捕捉する警察官〉
【訓練4】警戒レベル上位移行訓練
不審者のリュックから爆発物と思われる物とテロを計画するメモが発見され、テロの発生の危険性が高まっている一方、国土交通省から、国際埠頭施設の保安体制を強化するべく、保安指標の保安レベルを1から2に引き上げたとの通知があったことから、八戸港管理所は、保安体制を保安レベル2の措置に移行することを各機関に伝達する。
〈保安レベルの引上げを伝達する八戸港管理所〉
【訓練5】警戒区域等設定・避難誘導訓練
陸上では、C岸壁への立入禁止措置を講じ、制限区域から作業員への避難指示、誘導を行うとともに、海上では、航泊禁止区域を設定し、巡視艇による一般通行船舶への広報、避難誘導を行う。
〈避難誘導する保安要員と警察官〉
【訓練6】爆発物処理訓練
爆発物と思われる不審物件の検索を行うとともに、爆発物処理班により爆発物の認定と処理を行う。
- 〈出動する爆発物処理班〉
- 〈不審物件を処理する爆発物処理班〉
【訓練7】洋上捕捉訓練
避難広報中の巡視艇が岸壁前面にいる外航船B号及び小型船A号(テロリストが乗船)を発見、A号は立入検査の求めに応じず、停船命令を無視して逃走したことから追跡した後、A号に乗船していたテロリストを捕捉・制圧する。
- 〈A号を追跡する巡視艇むつかぜ〉
- 〈白旗をあげるテロリスト〉
【訓練8】船内検索・捕捉訓練
A号の乗員が、岸壁に着岸中のB号から武器等を受け取ったことが判明した。このため八戸海上保安部、八戸税関が合同でB号に立入検査を実施し、船内から拳銃を発見する。
検査に立ち会っていたB号の船長が凶器を持って暴れだしたことから、これを捕捉・制圧する。
- 〈合同で立入検査するため船に乗り込む八戸海上保安部と八戸税関〉
- 〈テロリストを制圧する海上保安官〉
【訓練9】埠頭施設・水域等点検訓練
当面の危険が去ったとの判断の下、C岸壁場内を点検し、異常がないことを確認したことから、立入禁止措置を解除する。国交省から保安レベルが引き下げられたとの通知があったことから、通常の保安体制に戻すことを各機関に伝達する。八戸港危機管理コアメンバーと八戸港保安委員会を解散して、訓練を終了する。
〈安全確認のため場内を点検する保安要員〉
【閉会式】
- 〈訓練参加者を前に講評する青森県警察本部 飯塚外事課長〉
- 〈訓練参加者と巡視船しもきた〉




