ホーム > 組織でさがす > 県土整備部 > 都市計画課 > 下水道の種類

関連分野

更新日付:2023年3月3日 都市計画課

下水道の種類

下水道の種類

 下水道の種類は、下水道法で定める下水道と、下水道の類似施設とに大きく分かれています。
 都市計画課では下水道法で定められている下水道事業を行っています。
 下水道法で定める下水道は、「下水を排除するために設けられる排水管、排水渠その他の排水施設(かんがい排水施設を除く)、これに接続して下水を処理するために設けられる処理施設(し尿浄化槽を除く。)又はこれらの施設を補完するために設けられるポンプ施設その他の施設の総体をいう」と定義されています。
 下水道の類似施設は、農村漁村地域等の生活環境改善を図ることを目的とし、簡易な処理施設をもつ集落排水施設のほか、地域し尿処理(コミュニティプラント)、合併処理浄化槽があります。
下水道の種類

下水道法で定める下水道

1.公共下水道  公共下水道は、都市計画区域内の下水を排除し、又は処理するために主として市町村が管理する下水道で 、終末処理場を有する単独公共下水道と、下水管渠のみを整備し、都道府県が整備した流域下水道幹線に接続し、広域市町村の下水を一括的に処理する流域関連公共下水道があります。
2.特定環境保全公共下水道  特定環境保全公共下水道は、都市計画区域外にあっても農村や漁村の大きな集落、温泉地、観光地などにおける生活環境改善、河川、湖沼などの水質汚濁を防ぐ目的として下水道整備ができるようにしたもので、公共下水道と同じく主として市町村が管理する下水道で 、終末処理場を有する単独の特定環境保全公共下水道と、下水管渠のみを整備し、都道府県が整備した流域下水道幹線に接続し、広域市町村の下水を一括的に処理する流域関連特定環境保全公共下水道があります。
3.特定公共下水道  公共下水道、特定環境保全公共下水道は、家庭等からの下水を処理することを対象としているのに対し、特定公共下水道は、特定の工場や事業場からの排水を処理することを対象にしたものです。
 青森県内では、特定公共下水道は実施していません。
表のタイトル
種類 実施市町村
単独公共下水道 青森市、弘前市(雨水のみ)、八戸市、五所川原市、十和田市、三沢市、むつ市、つがる市
平内町、外ヶ浜町、鰺ヶ沢町、鶴田町、七戸町、東北町、六ヶ所村、三戸町、南部町、階上町
流域関連
公共下水道
青森市、弘前市、黒石市、平川市、藤崎町、大鰐町、田舎館村、板柳町(岩木川流域関連)
八戸市、六戸町、おいらせ町、五戸町(馬淵川流域関連)
単独特定環境保全
公共下水道
弘前市、五所川原市、十和田市、むつ市、つがる市、平川市、外ヶ浜町、深浦町、七戸町、
六ヶ所村、大間町、東通村、佐井村、南部町、新郷村
特定公共下水道

4.流域下水道  各市町村が各々、終末処理場を有するよりも、隣接する市町村の汚水を広域的に処理した方が効率的な場合、処理を都道府県が一体的に排除、汚水処理、維持管理を行う事業をいいます。対象市町村は、流域関連公共下水道事業、又は流域関連特定環境保全公共下水道事業を行います。
 青森県内では以下の2箇所で実施しています。

・岩木川流域下水道(4市3町1村で実施)
・馬淵川流域下水道(1市3町で実施)
5.都市下水路  主として市街地の雨水を排除し、浸水を防ぐための下水道であり、市町村が整備、維持管理を行います。
 公共下水道との違いは、排水施設の構造が主として開水路であり、雨水のみを対象とし、処理場がないことです。

下水道類似施設

1.集落排水施設  集落排水施設は、農業集落排水施設(農林水産省)、漁業集落排水施設(水産庁)、林業集落排水施設(林野庁)などがあります。
 集落排水施設は、各々の産業振興地域での水質保全、機能維持を図ることを目的として、同地域内の集落排水を整備します。特定環境保全公共下水道との計画規模の比較は、概ね下の表のとおりとなっています。
区分 計画処理人口(原則) 対象地域
特定環境保全公共下水道 1,000~10,000人 市街化区域外
農業集落排水施設 概ね1,000人以下 農業振興地域
漁業集落排水施設 100~5,000人 漁港の後背集落
林業集落排水施設 20戸以上 林業振興地域森林整備市町村

2.地域し尿処理(コミュニティプラント)  地方公共団体、公社、公団等の開発行為による住宅団地等に設置される汚水処理施設であり、設置、維持管理は市町村が行います。
3.合併処理浄化槽  合併処理浄化槽は、下水道事業計画区域外、また区域内であっても下水道管への接続までに年数がかかる地域で設置され、ほとんどが各家庭単位で設置するもので、トイレだけでなく台所や風呂からの汚水を対象としています。
 浄化槽のしくみは、下水処理場同様、微生物の活動を利用して汚濁物質を除去しますが、微生物の活動に必要な酸素の供給、発生汚泥の処分などの維持管理が必要になるため、年1回の清掃、数回の検査とその費用がかかります。

関連ページ

この記事についてのお問い合わせ

青森県 県土整備部 都市計画課・下水道グループ
電話:017-734-9688 FAX:017-734-8196

この記事をシェアする

  • facebookでシェアする
  • Xでシェアする
  • LINEでシェアする

フォローする

  • facebookでフォローする
  • Xでフォローする