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更新日付:2025年4月1日 保健衛生課
HPVワクチンについて
HPVと子宮頸がん
- 子宮頸がんは、HPV(ヒトパピローマウイルス)に感染することで、がんに至ることが明らかになっています。
- HPVは、性交経験のある人の多くが一生に一度は感染すると言われています。
- 感染しても、多くの人ではウイルスが自然に消えますが、一部の人でがんになってしまうことがあります。
- 日本では、毎年、約1.1万人の女性が子宮頸がんにかかり、約2,900人の女性が子宮頸がんで亡くなっています。
- 子宮頸がんは、若い年齢層で発症する割合が高く、20歳代から増え始め、30歳代までにがんの治療で子宮を失ってしまう(妊娠できなくなってしまう)人もいます。
HPVワクチンについて
HPVワクチンは、子宮頸がんの原因となる、ヒトパピローマウイルスの感染を防ぐワクチンです。
小学校6年~高校1年相当の女子(定期接種対象者)は、無料で接種できます。
平成9年度~平成19年度生まれの女性の方(キャッチアップ接種対象者)及び平成20年度生まれの女性の方(高校2年相当)の無料の接種期間は、令和6年度末まででしたが、令和7年3月末までに接種を開始した方には、経過措置が設けられました。対象者及び期間については、下記「平成9年度から平成20年度生まれの女性のHPVワクチン接種について」をご覧ください。
公的接種(無料)の対象者
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定期接種
小学校6年~高校1年相当の女子
※高校1年相当の対象者の公費によるHPVワクチン接種は今年度末(来年の3月末)までです。接種は合計3回で、完了するまでに約6か月(一般的なスケジュール)かかるため、接種を希望する方は、今年の9月までに接種を開始することをご検討ください。
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経過措置対象者
平成9年度から平成19年度生まれの女性(キャッチアップ接種)及び平成20年度生まれの女性(高校2年相当)
【平成9年度から平成20年度生まれの女性のHPVワクチン接種について】
令和7年(2025年)3月末までに接種を開始した方は、全3回の接種を公費で完了できます。(※対象者等の要件は、下記のとおりとなっておりますので、ご注意ください。)
○対象者
・キャッチアップ接種対象者のうち、令和4年(2022年)4月1日から令和7年(2025年)3月31日までにHPVワクチンを1回以上接種した方
・令和7年度に高校2年相当の女性で、令和4年(2022年)4月1日から令和7年(2025年)3月31日までにHPVワクチンを1回以上接種した方
○期間
令和7年(2025年)4月1日から令和8年(2026年)3月31日までの1年間
厚生労働省作成チラシ
・高校1年相当の女子[788KB]
・平成9年度から平成20年度生まれの女性[785KB]
厚生労働省ホームページ
ワクチンの種類と接種スケジュール
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公費(無料)で接種できるワクチンは3種類です。
2価ワクチン(サーバリックス)
4価ワクチン(ガーダシル)
9価ワクチン(シルガード9)
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一般的な接種スケジュール
2価ワクチン(サーバリックス):1月の間隔をおいて2回、1回目の接種から6月の間隔をおいて1回の合計3回
4価ワクチン(ガーダシル):2月の間隔をおいて2回、1回目の接種から6月の間隔をおいて1回の合計3回
9価ワクチン(シルガード9)
1回目を15歳未満に受ける場合:6月の間隔をおいて2回
1回目を15歳以上で受ける場合:2月の間隔をおいて2回、1回目の接種から6月の間隔をおいて1回の合計3回
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一般的な接種スケジュールにより接種できない場合の接種方法
2価ワクチン(サーバリックス):1月以上の間隔をおいて1回、1回目の接種から5月以上、かつ2回目の接種から
2月半以上の間隔をおいて1回の合計3回
4価ワクチン(ガーダシル):1月以上の間隔をおいて2回、2回目の接種から3月以上の間隔をおいて1回の3回
9価ワクチン(シルガード9)
1回目を15歳未満に受ける場合:5月以上の間隔をおいて2回
1回目を15歳以上で受ける場合:1月以上の間隔をおいて2回、2回目の接種から3月以上の間隔をおいて1回の合計3回
接種方法
接種できる医療機関がわからない場合やお知らせが届いていない等の場合は、お住まいの市町村予防接種担当にお問い合わせください。
※転入手続きをしていない(住民票を移していない)方は、まずは、住民票のある市町村にお問い合わせください。
HPVワクチンの効果
2価ワクチン(サーバリックス)及び4価ワクチン(ガーダシル)は、子宮頸がんをおこしやすい種類であるHPV16型と18型の感染を防ぐことができます。そのことにより、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぐとされています。
9価ワクチン(シルガード9)は、HPV16型と18型に加え、ほかの5種類のHPVの感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぐとされています。
HPVワクチンのリスク
HPVワクチン接種後には、接種部位の痛みや腫れ、赤みなどが起こることがあります。まれですが、重いアレルギー症状や神経系の症状が起こることがあります。また、広い範囲の痛み、手足の動かしにくさ、不随意運動(動かそうと思っていないのに体の一部が勝手に動いてしまう)といった多様な症状が報告されています。
接種後に症状が生じた方に対する相談窓口
○総合相談窓口(どこに相談すればよいかわからない場合を含む)
⇒健康医療福祉部保健衛生課
電話番号:017-734-9141
受付日時:月曜日~金曜日 8時30分~17時15分 (祝日、年末年始を除く)
○学校生活に関することについて相談したい方
⇒教育庁学校教育課
電話番号:017-734-9883
受付時間:月曜日~金曜日 8時30分~17時15分 (祝日、年末年始を除く)
○学校における感染症対策全般に関して知りたい方
⇒教育庁スポーツ健康課
電話番号:017-734-9908
受付時間:月曜日~金曜日 8時30分~17時15分 (祝日、年末年始を除く)
接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関
協力医療機関の受診については、接種を行った医師またはかかりつけの医師に御相談ください。
- 青森県立中央病院 産婦人科(問合せ先:医療連携部017-726-8377)
- 弘前大学医学部附属病院 産科婦人科(問合せ先:総合患者支援センター0172-39-5337)
- 八戸市立市民病院 小児科、神経内科(問合せ先:地域医療連携室0178-72-5111(内線1240))
予防接種健康被害救済給付制度
救済制度の詳細は、厚生労働省のホームページをご覧ください。
救済制度の申請は、お住まいの市町村予防接種担当課になります。
HPVワクチンに関するリーフレット
・(概要版)小学校6年~高校1年相当のお子様及びその保護者向け

・(詳細版)小学校6年~高校1年相当のお子様及びその保護者向け

・キャッチアップ接種(平成9年度~平成19年度生まれの女性向け)

・医療従事者向け

○厚生労働省作成(2024年2月改訂版)
・(定期接種)9価ワクチン

・(キャッチアップ接種)9価ワクチン

・ワクチン接種後向け

〇その他HPVワクチンに関する詳細は、厚生労働省ホームページを御確認ください。
関連ページ
- 青森県デジタル市民公開講座「おしえて子宮がん検診のこと」(青森県がん情報サービス)