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更新日付:2017年2月16日 三八地域県民局地域健康福祉部保健総室(三戸地方保健所)

井戸水の水質検査をしていますか?

 おいしい水として飲用している井戸水は、周りの環境の変化に影響を受けやすく、井戸枠や配管にひびがあると動物のし尿などの汚水が入り水が汚染されることもあります。日頃から井戸の管理に注意し、年に一回は水質検査を行いましょう。

 なお、保健所では検査業務は行っていませんので、検査業者などをご利用下さい。

水質検査項目
項目と基準 意味
一般細菌
100個/ml以下
一般細菌の多くはいわゆる雑菌で、必ずしも病原体ではありませんが、一般細菌が多いということは、汚染の危険信号となります。塩素滅菌をしっかり行えば細菌は死んでしまいます。
大腸菌
検出されないこと
大腸菌は、普通、人や動物の腸の中に生息しています。大腸菌が検出されるということは、消化器系の病原菌で汚染されている可能性があります。塩素滅菌をしっかり行ってください。
亜硝酸態窒素
0.04mg/l以下
水中の亜硝酸態窒素は主にし尿や下水が混じるためで、水の汚染の目安になります。
硝酸態窒素・亜硝酸態窒素

10mg/l以下
水中の硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素は主にし尿や下水が混じるためで、水の汚染の目安になります。
塩化物イオン
200mg/l以下
自然水には常に多少の塩化物イオンを含みますが、多くは地質によるものです。しかし塩素イオンは下水、家庭排水、し尿がなじったために増加することが少なくありません。この意味で塩化物イオンは汚れの一つの目安となります。
有機物
(TOCの量)
5mg/l以下
し尿や下水又は工場排水などが混じった場合、値が大きくなりますので、汚れの目安として重要です。
pH
5.8~8.6
pH値は7が中性で、6,5,4…と小さくなるほど酸性が強く、8,9,10…となるほどアルカリ性が強くなります。飲料水としては、弱酸性~中性~弱アルカリ性であることが好ましいとされています。
臭気・味
異常でないこと
異常な臭気や味を感じた時は、下水、汚水、工場排水などが混じったり、生物や細菌の繁殖などにより汚染されている場合が多く見られます。塩素消毒をすれば臭いがすることもありますが、不快になるほど塩素を多く含むことは好ましくないので、塩素消毒にあたっては注入量に注意してください。
色度
5度以下
色度とは、水中に溶けている物質によって黄褐色などの色がつく度合いをいいます。水に含まれる鉄やマンガンが原因となって色度が増加する場合があります。
濁度
2度以下
濁度とは、水の濁りの度合いをいいます。原因は汚水などが混じったり、管の中の錆が溶け出したりするためです。汚濁物質が無害なものでも濁るということは汚染と密接した関係がありますので、注意が必要です。

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この記事についてのお問い合わせ

三八地域県民局地域健康福祉部保健総室(三戸地方保健所)生活衛生課
電話:0178-27-5111(内線282,283)  FAX:0178-27-1594

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