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更新日付:2023年2月13日 三八地域県民局地域整備部八戸港管理所
(令和4年港湾災害)8月2日から8月3日にかけての豪雨による航路・泊地の閉塞について
被災の概要
令和4年8月2日から3日にかけての豪雨により、馬淵川、新井田川上流域から流下した流木等漂着物により、八戸港の航路・泊地が閉塞する港湾災害が発生しました。
- 青森県の気象状況
令和4年8月2日から3日にかけて東北地方に前線が停滞し、また、3日には日本海中部で前線上に低気圧が発生し東北北部を通過しました。前線と低気圧に向かって、台風6号から暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状況が非常に不安定になりました。
青森県では2日15時頃から雨が降り始め、3日未明から激しい雨が降り、深浦町、鰺ヶ沢町をはじめとする津軽地方のほか、三八上北でも河川の溢水、土砂災害や浸水害が発生し、多くの住宅被害、農業被害が発生しました。
青森県では2日15時頃から雨が降り始め、3日未明から激しい雨が降り、深浦町、鰺ヶ沢町をはじめとする津軽地方のほか、三八上北でも河川の溢水、土砂災害や浸水害が発生し、多くの住宅被害、農業被害が発生しました。
- 八戸港、航路・泊地閉塞の被災原因
令和4年8月2日から8月3日にかけての豪雨により、馬淵川、新井田川の雨量計において、異常な天然現象とされる「最大24時間雨量80mm以上の降雨」を大きく上回る、 24時間降雨82mm~135mmが観測されました。この雨により、馬淵川、新井田川の上流域から流木、あし・かや類が大量に流下してきたことが確認されています。
また、8月3日早朝から昼にかけての風向は東南東~東となっており、馬淵川から流出した流木等の多くは、八戸港北防波堤とほぼ平行である東南東からの風により、八戸港内の航路、泊地に吹き寄せられたと考えられます。
流下して来た流木等の漂着物は8月3日から8月4日早朝にかけて、八戸港の泊地・航路・桟橋等に溜まったと考えられ、4日午前の現場パトロールで閉塞箇所を確認しています。
また、8月3日早朝から昼にかけての風向は東南東~東となっており、馬淵川から流出した流木等の多くは、八戸港北防波堤とほぼ平行である東南東からの風により、八戸港内の航路、泊地に吹き寄せられたと考えられます。
流下して来た流木等の漂着物は8月3日から8月4日早朝にかけて、八戸港の泊地・航路・桟橋等に溜まったと考えられ、4日午前の現場パトロールで閉塞箇所を確認しています。
被災(閉塞)箇所と応急対応
今回の豪雨が「異常な天然現象」に該当することに加え、泊地・航路等水域施設の閉塞により、船の入出航・着岸が困難な状況であり漂着物の早急な撤去が必要であったため「大規模災害時における応急対策業務に関する協定・同実施細目」により設置されている「三八地域整備部地域防災活動連絡協議会設置要領」に基づき、三八地域整備部長から青森県建設業協会三八支部長へ防災協力活動の要請を行い、8月5日から漂着物の撤去に取り掛かりました。
また、一部小規模な閉塞箇所については、八戸港陸域管理業務委託により、撤去を実施しました。
被災(閉塞)箇所と応急対応(防災協力活動)の内容については、下記一覧表のとおりです。
防災協力活動状況(漂流物撤去状況写真)
協力会社の迅速な対応により、港湾機能の早期回復が図られました。
- 穂積建設工業(株)
防災協力活動の状況写真はこちら
・防災協力活動状況(穂積建設工業(株))[2592KB]
・防災協力活動状況(穂積建設工業(株))[2592KB]
- 河原木第一工業港航路_漂流物撤去前
- 河原木第一工業港航路_漂流物撤去後
- 北日本海事興業(株)
防災協力活動の状況写真はこちら
・防災協力活動状況(北日本海事興業(株))[3448KB]
・防災協力活動状況(北日本海事興業(株))[3448KB]
- 河原木ハ岸壁_漂流物撤去前
- 河原木ハ岸壁_漂流物撤去後
- (有)七役建設
防災協力活動の状況写真はこちら
・防災協力活動状況((有)七役建設) [1939KB]
・防災協力活動状況((有)七役建設) [1939KB]
- 河原木ツ岸壁_漂流物撤去前
- 河原木ツ岸壁_漂流物撤去後