下湯ダムの概要

　堤川は、青森県の中央部八甲田連峰にその源を発し、北流し青森市の市街地を貫流し、青森湾に注いでおり、流路延長32.6km、流域面積287.9㎢の２級河川です。
　本川は昭和10年８月22日の前線豪雨、昭和33年９月26日の台風22号、昭和44年８月23日の台風９号と、度重なる洪水で多大な浸水被害を受けたため、下湯（しもゆ）ダムが計画されました。

　下湯ダムは、全体事業費が約472億円で昭和63年に完成しました。


河川名　：　堤川水系堤川
ダム名　：　下湯ダム
位　置　：　（左岸）青森市大字荒川字横倉、　（右岸）青森市大字荒川字寒水沢


【ダム】
型式　：　（本ダム）中心コア型ロックフィルダム、（副ダム）傾斜コア型ロックフィルダム
堤頂標高　：　EL288.0m
堤高　：　（本ダム）70.0m、（副ダム）52.0m
堤頂長　：　（本ダム）366.0m、（副ダム）225.0m、（洪水吐部）192.5m
堤体積　：　（本ダム）2,695,000㎥、（副ダム）1,028,000㎥


【貯水池（下湯平成湖）】
集水面積　：　63.7㎢
湛水面積　：　0.625㎢
総貯水容量　：　12,600,000㎥
有効貯水容量　：　11,000,000㎥
堆砂容量　：　1,600,000㎥
最低水位　：　EL253.4m
常時満水位　：　EL263.4m
サーチャージ水位　：　EL282.6m
設計洪水位　：　EL285.0m
計画高水流量　：　600㎥/s
ダム設計洪水流量　：　1,300㎥/s