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更新日付:2023年6月9日 下北地域県民局地域整備部

港湾事業概要

 下北地域県民局地域整備部では、以下の地方港湾5港を管理しています。各港湾は工業・流通・観光開発の拠点として重要な役割を果たしています。
港湾位置図
1.大湊港(特定地方地域振興重要港湾)
 大湊港は陸奥湾に面した下北半島中央部に位置する天然の良港であり、海上自衛隊大湊地方総監部が置かれるなど、国防上の重要な基地ともなっています。
 昭和42年に原子力船「むつ」の母港となったことから昭和44年に重要港湾の指定を受け、これを契機に田名部川河口部両岸を中心に岸壁等の整備が進められました。なお「むつ」は関根浜港に移されました。
 平成12年4月に港湾法改正に伴い、地方港湾へ移行しましたが、下北半島地域における産業・経済の中心地であるむつ市に位置することから、港の有効利用を進めるため、平成12年5月に特定地域振興重要港湾に特定されました。これ以降、防災機能の強化を中心とする港湾振興ビジョンに基づき、耐震強化岸壁(-7.5m)、岸壁(-7.5m)臨港道路、平成29年には避難用跨線橋(大平ドーム橋)が整備されました。また、平成12年には約100隻のプレジャーボートが収容できる大平マリーナ、平成30年には緑地の整備を完了しました。
大湊港写真
2.大間港
 大間港は津軽海峡に面した本州最北に位置する港湾で、北海道と本州の最短距離にあるため、古くから津軽海峡を往来する船舶の基地として、また水産業の基地として栄えてきました。
 昭和39年には函館港へのフェリー航路が開設され、地域の産業振興及び下北半島観光の玄関口となっており、道路網の整備とモータリゼーションの進展に伴い、観光シーズンには各地からのマイカー客などで混雑を見せています。また、近年、大間マグロに代表される水産業の振興により漁船の大型化・近代化が進んだことや小型船舶の増加が見られること等から、港内での船舶の輻輳による海難事故の発生や係留施設の不足が指摘されはじめたため、昭和61年までに根田内地区にフェリー埠頭-5.5m岸壁が整備されたほか、-4.5m公共岸壁2バースが完成供用しています。現在は、根田内地区において、波除堤の整備も進めています。
大間港写真
3.川内港
 川内港は陸奥湾に面した下北半島中央部に位置する港湾であり、木材(主にヒバ)の搬出港として川内川の河口に港が開かれました。
 近年はその果たす役割が大きく変化しており、ホタテ養殖等水産業の新興に伴う船舶の大型化や在籍船舶数の増加等に対応するため、平成8年度までに川内川河口部右岸側に小型船溜を整備しました。
 また船溜の隣接地に整備した緑地は、地域住民のコミュニティーの場として多くの地域行事に利活用されています。
 平成18年度には、「地域の人々の余暇生活の充実、潤いのある街づくり形成を図るための海と親しむ空間づくり」をコンセプトに整備した「かわうち・まりん・びーち」の供用を開始しています。
かわうちまりんびーち
4.尻屋岬港
 尻屋岬港は下北半島東部に突き出た尻屋崎西側に位置する港湾であり、周辺は海難事故の多発海域となっていることから、昭和26年に避難港の指定を受け防波堤等の整備が始められることとなりました。
 近年は石灰石を原料とする工場が立地するなど、石灰石やセメント製品の供給基地として地域産業の発展、雇用の創出に大きく寄与しており、年間取扱貨物量は400万トンを超え、下北管内の港湾5港の中で第1位となっています。
 年々増大する貨物量に対処するため、5,000トン級の大型船舶に対応した-7.5m岸壁1バースの整備を終えたほか、岸壁への接岸率向上及び港内静穏度を確保するための防波堤の延伸工事を進めています。
尻屋岬港写真
5.仏ヶ浦港
 仏ヶ浦港は下北半島西部中央に位置する国定公園内の港湾であり、約2kmにわたる海岸線には仏像が屹然と立っているかのような白緑色の奇岩が連なっています。
 昭和50年に海中公園に指定されたこと等を背景に、仏ヶ浦を観光船で訪れる観光客が年々増加したため、接岸施設の整備を目的とした改修事業に平成3年度から着手しました。
 その結果、観光遊覧船が接岸可能な物揚場の暫定供用を平成8年度に開始し、係留施設の整備は1バースを残して平成12年度既成したほか、係留施設と陸上を結ぶ歩道が平成14年度に完成しています。平成28年には下北ジオパークとして認定され、地域住民の教育や観光活動が行われています。
 現在は港内静穏度を確保し、観光船の安全運航・定時運航に資するため、防波堤の整備を進めています。
仏ヶ浦港写真

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この記事についてのお問い合わせ

下北地域県民局地域整備部 河川砂防施設課
電話:0175-22-8581(内線274・275・276)  FAX:0175-22-9540

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