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更新日付:2023年12月28日 上北地域県民局地域農林水産部中央家畜保健衛生所
家畜疾病情報
特定家畜伝染病
【高病原性鳥インフルエンザ】
令和5年度では11月に佐賀県で確認されて以降、6県で発生が確認されています。
野鳥でも22都道県で確認されています。(令和6年1月5日現在)
【豚熱】
平成30年9月に岐阜県で確認されて以降、20都県で発生が確認されています。(令和5年10月19日現在)
野生いのししでも34都府県で豚熱ウイルスが確認されています。(令和5年12月20日現在)
【口蹄疫】
現在国内での発生はありません。
・高病原性鳥インフルエンザについて
・豚熱について
・口蹄疫について
地域で課題となっている家畜伝染病
ヨーネ病
ヨーネ病は家畜伝染病予防法で家畜伝染病に指定されている疾病で、ヨーネ菌という細菌を原因とし、慢性の下痢を起こします。現在のところ治療法やワクチンはありません。当所管内ではヨーネ病の発生数が増加しており、糞便中に大量の菌がみられる発症牛も摘発されています。
家畜保健衛生所が実施しているヨーネ病対策
青森県牛のヨーネ病防疫対策要領に基づき、まん延防止のために発生農場の継続検査を実施しています。また、家畜伝染病予防法第5条に基づき発生予防のために肉用牛・乳用牛の定期検査を実施することにより、本病の清浄化を推進しています。
畜種 | 検査間隔 | 対象牛 |
---|---|---|
肉用牛 | 2年に1度 | 12か月齢以上の繁殖雌牛 |
乳用牛 | 5年に一度 | 12か月齢以上の搾乳牛 |
ヨーネ病の参考情報
ヨーネ病に関する情報サイト
牛伝染性リンパ腫
牛伝染性リンパ腫は家畜伝染病予防法で届出伝染病に指定されている疾病の1つであり、血液成分のリンパ系細胞が異常増殖することによって起こる悪性腫瘍性の疾病です。 その多くは牛伝染性リンパ腫ウイルス(BLV)に感染することが原因となりますが、感染しても発症までに時間がかかるため、知らないうちに農場内に広がる可能性があります。
また、本病に対する有効なワクチンや治療法はないので、BLVの感染予防対策がとても重要となります。
牛伝染性リンパ腫の参考情報
牛伝染性リンパ腫の検査、農場毎の対策のご相談は家畜保健衛生所までおねがいします。
牛伝染性リンパ腫抗体検査、牛伝染性リンパ腫ウイルスは民間検査機関でも実施しています。依頼先、料金等についてはお問い合わせください。
牛ウイルス性下痢
牛ウイルス性下痢(BVD)は、通常、一過性の呼吸器症状や下痢を起こすBVDウイルスによる感染症です。しかし本病において最も問題となるのが、妊娠牛の感染による胎子への様々な悪影響であり、農場の経済的損失も大きいものとなります。