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更新日付:2024年5月10日 青森県原子力センター
業務概要
環境放射線の監視
原子力施設から環境への影響があった場合、速やかに検知することを目的として、モニタリングステーション等を設置し、空間放射線量率などの連続測定を行っています。
空間放射線量率などの測定データは、環境放射線テレメータシステムにより当センターに伝送され、常に監視されています。これらの測定データは、立地村、隣接市町村、当センター及び県庁に設置している表示装置やインターネットにより公開され、放射線レベル等が一目で分かるようになっています。
環境試料中の放射性核種の分析・測定
原子力施設から放出される放射性物質等の環境への影響の推定、評価や環境における蓄積状況の把握を目的として、年間約30種類の環境試料について放射性核種等の分析・測定を行っています。これらの測定結果については、空間放射線量率の測定結果とともに、県で設置している「青森県原子力施設環境放射線等監視評価会議」に諮り、評価・確認していただいています。
緊急時モニタリング
原子力施設で緊急事態が発生した場合、県では国、原子力事業者等と連携して緊急時モニタリングを実施することになります。
緊急時モニタリングでは、平常時から行っているモニタリングステーション等での空間放射線量率の測定のほか、原子力施設周辺に設置している簡易型電子線量計による空間放射線量率の測定も行います。さらに、必要に応じてこれらの地点間を補間するため、モニタリングカーによる走行測定を行います。
また、常設している大気モニタでの大気中の放射性物質濃度の測定や、採取してきた飲料水や土壌といった環境試料中の放射性物質濃度の測定も行います。
原子力施設の安全確認
原子力施設においてトラブル等が発生した場合には、事業者と締結している安全協定やトラブル等対応要領に基づき、施設への立入調査等を実施しています。
トラブルについては、その重要度に応じてA情報(直ちに情報)、B情報(速やか情報)、C情報(お知らせ情報)の3段階に分けており、A情報の場合、休日や昼夜を問わず直ちに立入調査等を実施することもあります。
また、これらのトラブル等に係る立入調査のほかにも定期的に施設に立ち入り、施設の運転状況や事業者が行っている保安活動の状況等を確認しています。
調査研究業務
環境放射線等モニタリング結果の評価や測定技術の向上に寄与するため、青森市駐在が中心となって、環境中の放射線(能)レベルの変動調査及びその要因の解明等に関する調査研究を行っています。
・現在実施している調査研究[87KB]