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更新日付:2015年9月16日 鉄道対策課
北海道新幹線「新青森・新函館北斗間」工事の進捗状況
![](img/0wcv.gif)
工事計画の概要
【主要工事内容】
「新青森・新函館北斗間」 | |
駅間延長 | 約149km |
工事延長 | 約148km |
通過市町村 | 青森市、蓬田村、外ヶ浜町、今別町、福島町、知内町、木古内町、北斗市、七飯町 |
設置駅 | 新青森(既設)、奥津軽いまべつ、木古内、新函館北斗 |
設計最高速度 | 260km/h |
最小曲線半径 | 基本4,000m(地形上等やむを得ない場合2,500m) |
最急勾配 | 20.8‰ |
軌道中心間隔 | 4.3m以上 |
電車線の電気方式 | 25,000V(AT起電方式) |
【構造物延長】※新青森・青函トンネル入口間
工事延長44.1km(新設区間28.7km、共用区間15.4km)
切土・盛土 | 約1.5km(5%) |
橋梁 | 約1.3km(5%) |
高架橋 | 約17.5km(61%) |
トンネル | 約8.4km(29%) |
青森県側(新青森駅~青函トンネル入口間)の工事進捗状況(平成27年6月1日現在)
工事延長(km) | 完成延長(km) | 完成率(%) | |
---|---|---|---|
土木工事 新設区間 | 28.7 | 28.7 | 100.0 |
軌道工事 新設区間 | 28.7 | 28.7 | 100.0 |
軌道工事 共用区間 | 15.4 | 15.4 | 100.0 |
電気工事 新設区間 | 28.7 | 28.7 | 100.0 |
電気工事 共用区間 | 15.4 | 15.4 | 100.0 |
注1.軌道工事発注延長は、軌道敷設契約延長とする。
2.電気工事発注延長は、各系統のいずれかの工事が契約になった場合発注延長とする。
3.土木工事完成延長は、トンネル覆工完了・橋梁スラブコンクリート完了・路盤施工基面完了とする。
4.軌道工事完成延長は、レール敷設完了とする。(軌道が現地で構成された物)
5.電気工事完成延長は、電気の試験終了後とする。
(※平成27年6月1日現在をもって、青森県側の工事進捗状況が完成率100%となった。)
2.電気工事発注延長は、各系統のいずれかの工事が契約になった場合発注延長とする。
3.土木工事完成延長は、トンネル覆工完了・橋梁スラブコンクリート完了・路盤施工基面完了とする。
4.軌道工事完成延長は、レール敷設完了とする。(軌道が現地で構成された物)
5.電気工事完成延長は、電気の試験終了後とする。
(※平成27年6月1日現在をもって、青森県側の工事進捗状況が完成率100%となった。)
- 新設区間
- 新青森駅~外ヶ浜町大平
- 共用区間
- 外ヶ浜町大平~青函トンネル入口(JR津軽海峡線)
主な構造物
津軽蓬田トンネル
津軽蓬田トンネル(全長6,190m)は北海道新幹線新青森~新函館北斗間の本州側新設工事区間において、最も長いトンネルです。
平成20年2月から掘削工事が始まり、平成24年3月に貫通しています。
掘削に当たっては、地下水位が高く切羽が不安定になりやすい地質であったため、切羽を密閉型シールドで掘削し、覆工を場所打ちコンクリートで施工するSENS工法を採用しました。
※写真は鉄道・運輸機構提供(H26.5撮影)
大平線路橋
大平線路橋(橋長70m)は、北海道新幹線新青森~奥津軽いまべつ駅間の新設区間から共用区間への合流部に位置し、JR津軽海峡線下り上空にかかる線路橋です。
津軽海峡線と交差することから、桁下制限を厳守しなければならないこと、また、積雪寒冷地であり、積雪する部材をなるべく少なくした上で剛性を確保する必要があることから、鋼ローゼ形式によるアーチリブが採用されています。アーチ形状とすることにより優れた景観を有し、北海道新幹線を代表する外観を持つ橋梁となっています。
※写真は鉄道・運輸機構提供(H26.6撮影)
北海道新幹線の主な特徴
【3線軌道】
青函トンネル(約54km)とその前後を含む約82kmの区間は、新幹線と在来線との共用走行区間となります。
共用走行区間では、新幹線と在来線が共に使用する「共用レール」、在来線が利用する「狭軌用レール」、狭軌用レールの外側で新幹線列車が利用する「標準軌レール」の3本のレール(3線軌道)により、新幹線と在来線が共用走行することになります。
(※狭軌:1,067mm / 標準軌:1,435mm)
青函トンネル(約54km)とその前後を含む約82kmの区間は、新幹線と在来線との共用走行区間となります。
共用走行区間では、新幹線と在来線が共に使用する「共用レール」、在来線が利用する「狭軌用レール」、狭軌用レールの外側で新幹線列車が利用する「標準軌レール」の3本のレール(3線軌道)により、新幹線と在来線が共用走行することになります。
(※狭軌:1,067mm / 標準軌:1,435mm)
【線路上への降積雪対策】
北海道新幹線では、高架橋内の線路脇に雪を貯めることができる「貯雪式高架橋」や、雪を下に落とすことができる「開床式高架橋」を採用しています。
スプリンクラーで融雪する「散水消雪方式」は、気温が低いと散水した水が凍るおそれがあることから、新青森駅付近の一部のみに採用しています。
「貯雪式高架橋」
除雪用機械や列車で除雪した雪を線路脇のスペースに貯める方式
「開床式高架橋」
騒音の影響がなく、高架下に雪を落としても差し支えない箇所に採用
北海道新幹線では、高架橋内の線路脇に雪を貯めることができる「貯雪式高架橋」や、雪を下に落とすことができる「開床式高架橋」を採用しています。
スプリンクラーで融雪する「散水消雪方式」は、気温が低いと散水した水が凍るおそれがあることから、新青森駅付近の一部のみに採用しています。
「貯雪式高架橋」
除雪用機械や列車で除雪した雪を線路脇のスペースに貯める方式
「開床式高架橋」
騒音の影響がなく、高架下に雪を落としても差し支えない箇所に採用
- 貯雪式高架橋
- 開床式高架橋