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更新日付:2009年3月31日 文化財保護課
黒石市中町伝統的建造物群保存地区
黒石市中町伝統的建造物群保存地区
指定区分 | 重要伝統的建造物群保存地区(国選定) |
名称 | くろいししなかまちでんとうてきけんぞうぶつぐんほぞんちく 黒石市中町伝統的建造物群保存地区 |
所在地 | 黒石市中町・浦町二丁目・甲徳兵衛町及び横町の各一部 |
選定年月日 | 平成17年7月22日 |
公開状況 | 公開 |
問合せ先 | 黒石市教育委員会文化スポーツ課 TEL0172-52-2111 |
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黒石市街地の形成は、明暦2年(1656)、津軽信英(のぶふさ)が弘前藩より黒石津軽家の創立を許され、黒石の浅瀬石川北側に陣屋を築き、その北側の町を整備したことに始まる。陣屋の北側に武家地を、その東側の浜街道沿いに中町等の商家町を配した。浜街道は弘前と青森を結び、黒石はその中継地点として発展し、江戸中期には重要文化財の高橋家住宅などの規模の大きな商家が建てられ、町並みが整えられていた。
保存地区は、東西約170m、南北約260m、面積約3.1haの範囲で、規模の大きな町家が残り、その前面には連続して庇を張り出し、「こみせ」と呼ばれる通路を設ける。町家の主屋は主として切妻造妻入の二階建とし、二階正面には出格子窓を付け、前面のこみせは冬期には正面の柱間に板戸や障子戸を落とし込み、雪や風の吹き込みを避ける構造とする。こみせは今日も日常の往来に供され、こみせが連続して並ぶ町並みは東北地方北部の他地域ではすでに失われ、極めて貴重である。
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