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更新日付:2023年3月16日 文化財保護課
青森県風張1遺跡出土品
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青森県風張1遺跡出土品
指定区分 | 重要文化財 |
名称及び員数 | あおもりけんかざはりいちいせきしゅつどひん 青森県風張1遺跡出土品 一括(663箇) |
所在地 | 八戸市大字是川字横山1 |
所有者 | 八戸市 |
指定年月日 | 平成9年6月30日 |
公開状況 | 公開(有料) |
問合せ先 | 是川縄文館 TEL0178-38-9511 |
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時期 〈縄文時代後期〉
風張1遺跡出土
風張1遺跡は、八戸市中心部から南へ4.2kmの新井田川下流域右岸で、縄文時代晩期の遺跡として有名な是川遺跡の対岸に位置する。この遺跡は、八戸市教育委員会により昭和63年から平成4年までの5か年にわたり発掘調査が行われ、調査の結果、265棟の竪穴建物跡、1,634基の土抗が発見され、その大半は縄文時代後期後半(今から約3500~3000年前)に属する。
指定された出土品は、土器131箇、土製品176箇、石器55箇、石製品301箇の663箇、附として炭化米2粒である。
土偶は「腕を組む土偶」など、縄文時代後期後半の風俗を知る上で貴重なものが多い。
土製品は、スタンプ形土製品と称されるもので、その多様性が注目されており、青森県東部の縄文時代後期の変化を考える上で重要である。
土器は、焼成前に胴下半部に孔を穿つ壷形土器・筒形土器・香炉形土器など、美術工芸的に優れた亀ヶ岡土器の成立の前段階を知る上で貴重なものである。
このように、風張1遺跡出土品は、縄文時代後期後半を代表するものであり、本遺跡の住民が是川の地へ集落を移動させたと考えられ、是川遺跡の形成を考えるうえで、極めて貴重なものである。
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電話:017-734-9919
FAX:017-734-8280
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