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更新日付:2023年11月17日 文化財保護課
絹本著色阿弥陀如来像
絹本著色阿弥陀如来像
- 写真提供 青森県教育委員会
指定区分 | 県重宝 |
名称 | けんぽんちゃくしょくあみだにょらいぞう
絹本著色阿弥陀如来像 1幅 |
所在地 | 弘前市大字新寺町165 法源寺 |
所有者 | 法源寺 |
指定年月日 | 令和5年4月12日 |
公開状況 | 非公開 |
問合せ先 | 法源寺 TEL0172-32-6465 |
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法源寺は真宗大谷派の寺院で、文明13年(1481)年に油川で開基し、津軽為信により弘前城下に移転した。
本蔵は、作者、制作年は不詳であるが、鎌倉時代後半の独尊阿弥陀来迎図にきわめて近く、堂々とした長身と充実した面貌描写、的確な描線、技巧をこらした切金など真宗とはあまり接点のない正統的な絵仏師によるものである。
画絹も鎌倉時代後半から南北朝時代にかけての頃の特徴を示していて、制作時期は14世紀と推定され、現存する真宗系の阿弥陀如来単独の絵像では最も早く、こうした形式成立した最初期のものであると考えられる。
真宗の絵像本尊という範疇を超え、鎌倉時代ないし南北朝時代初期の阿弥陀如来像として高く評価される。