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更新日付:2022年8月26日 文化財保護課
五林神社五輪塔
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五林神社五輪塔
- 青森県教育委員会提供
指定区分 | 県重宝 |
名称 | ごりんじんじゃごりんとう
五林神社五輪塔 1基 |
所在地 | 北津軽郡中泊町中里字亀山 |
所有者 | 五林神社氏子総代長 |
指定年月日 | 令和4年4月13日 |
公開状況 | 非公開 |
問合せ先 | 中泊町博物館 TEL 0173-69-1111(内線65) |
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時期 〈鎌倉時代~室町時代前期〉
この五輪塔のある一体は古くから「ごりん」と呼ばれ、「五輪村」「五林村」などと記されており、五輪塔からきた村名と考えられる。
国道339号沿いの中泊町博物館の北に位置する五林神社のご神体として、宝篋印塔の残部と一緒に祀られ、地元では安産の神様として信仰を集めてきたという。
現社殿は昭和36年(1961)に新築されたもので、それ以前は屋外にあったという。社殿は五輪塔および宝篋印塔を安置している部分は、基礎がしっかりしており、60年立った今でも十分重量に耐えている。
青森県内に現存する中世の資料は少なく、とりわけ文書資料は特に少ないが五輪塔は、残欠部分などを含めると50基ほど残っている。この五輪塔は様式から鎌倉時代から室町時代前期に造られたものと推定され、数少ない完形品の一つで、鎌倉時代から室町時代にかけての本県の歴史を物語る資料としても貴重である。