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更新日付:2023年2月17日 文化財保護課
鰐口 銘正長二年七月十四日

鰐口 銘正長二年七月十四日
- 写真提供 平川市教育委員会
指定区分 | 県重宝 |
名称及び員数 | わにぐち めいしょうちょうにねん しちがつじゅうよっか 鰐口 銘正長二年七月十四日 1個 |
所在地 | 平川市広船広沢89 |
所有者 | 広船神社 |
指定年月日 | 昭和31年5月14日 |
公開状況 | 非公開 |
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時期<室町時代中期>
鰐口は、銅または鉄を偏平円形に鋳造した仏具の一種である。中央に撞座、上方左右に釣手をつくり、下方に一文字に口を開く。この大きく開いた口が名の由来である。寺社の堂前の軒にかけ礼拝の時、鐘の緒という太い緒を振って打ち鳴らす。表裏の面に願文、寄進者、作者、作期などの銘を記すこともある。
この鰐口の銘にある金森山は、旧広船村西部にあり、ここに広船寺があったという伝承はあるが、この銘文を裏付ける文献は発見されていない。しかし、500年以上前の金属器に鋳刻された金石文にこれをとどめていることは、時代考証の上からも貴重である。