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更新日付:2023年3月16日 文化財保護課
日本刀 銘奥観寿藤原吉廣
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日本刀 銘奥観寿藤原吉廣
指定区分 | 県重宝 |
名称及び員数 | にほんとう めいおくかんじゅふじわらよしひろ 日本刀 銘奥観寿藤原吉廣 1口 |
所在地 | 八戸市根城東構35-1 (八戸市博物館) |
所有者 | 八戸市 |
指定年月日 | 昭和43年4月5日 |
公開状況 | 非公開 |
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時期<江戸時代末期>
吉廣は、八戸藩の抱え鍛冶、権兵衛吉国の七代孫にあたる幕末期の刀工で、本名は小笠原宇吉といい槍や鍔などにも技量を発揮しているが、現存する刀剣は少ない。
この日本刀の造込は、鎬造で反りはやや高く庵棟、鍛は地金に独特の雲母肌をもち、刃文は互の目が乱れ、焼き入れの鋼化であらわれる細かい沸と線状の足が僅かに入り上品で健全な出来である。
制作当時の打刀拵が付き、吉廣の技量が最も充実した時期の天保五年(1834)の作であることが行書で切られた裏銘からわかる。