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更新日付:2023年3月28日 文化財保護課
金梨子地牡丹紋散蒔絵糸巻太刀拵
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金梨子地牡丹紋散蒔絵糸巻太刀拵
- 写真提供 弘前市教育委員会
指定区分 | 県重宝 |
名称及び員数 | きんなしじぼたんもんちらしまきえいとまきたちこしらえ
金梨子地牡丹紋散蒔絵糸巻太刀拵 1口 |
所有者 | 個人 |
指定年月日 | 昭和44年12月15日 |
公開状況 | 非公開 |
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時期<江戸時代末期>
鞘は、地に金粉を蒔き、純度の高い透明な漆を塗って研ぎ出した金梨地に金の蒔絵で津軽家の家紋である牡丹を散らし、柄と鞘巻は白地錦に黒の組糸を巻き、金具は金属の地に丸く細かい点のような粒を一定の間隔で線を描くように鏨で叩いた魚々子地に金文高彫りで牡丹の家紋を散らす、儀式・贈答・寄進用に作られた典型的な糸巻太刀拵である。
太刀銘には、江戸の石黒政常派政廣の門人で嘉永(1848~)から安政(~1860)頃の金工師石黒政近の花押が切ってある。
元来は黒石津軽家のものであり、また金具から糸巻、帯取りにいたるまで完備し、非常に良い状態で保存されており、資料としても非常に貴重である。