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更新日付:2009年3月31日 文化財保護課
日本刀 銘吉治郎紀正賀鋳外濱砂鉄作之
日本刀 銘吉治郎紀正賀鋳外濱砂鉄作之
指定区分 | 県重宝 |
名称及び員数 | にほんとう めいきちじろうきのまさよし そとがはまのさてつをいてこれをつくる 日本刀 銘吉治郎紀正賀鋳外濱砂鉄作之 1口 |
所在地 | むつ市大湊新町 |
所有者 | 個人 |
指定年月日 | 昭和44年12月15日 |
公開状況 | 非公開 |
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時期<江戸時代末期>
紀正賀は、藩命により鍛冶見習いとして弘前の盛宗佐太郎の弟子となり、享和元年(1801)には鎌倉時代の刀剣に理想を求めて復古刀剣論を唱える江戸の水心子門に入る。翌年帰国の後は、天保十四年(1843)に七十四才で亡くなるまで鍛造を続けた。
鎬造に角のない丸棟で切先は小さく、板目肌が流れて柾目のように見え、刃文は、互の目が乱れて逆足が入り、鋩子は小丸に返っている。
水心子門から帰国の翌年、松野家からの注文で造った入念の作は正賀の技量を十分に示す傑作である。