ホーム > 組織でさがす > 教育委員会 > 文化財保護課 > 鹿島沢古墳群出土品(一括)
関連分野
- くらし
- 文化財保護
更新日付:2021年3月15日 文化財保護課
鹿島沢古墳群出土品(一括)

鹿島沢古墳群出土品(一括)
- 写真提供 八戸市教育委員会
指定区分 | 県重宝 |
名称及び員数 | かしまざわこふんぐんしゅつどひん(いっかつ) 鹿島沢古墳群出土品(一括) 27点 |
所在地 | 八戸市根城東構35-1 (八戸市博物館) |
所有者 | 八戸市 |
指定年月日 | 平成14年4月17日 |
公開状況 | 公開(有料) |
問合せ先 | 八戸市博物館 TEL0178-44-8111 |
-
時期<7世紀後半~8世紀初め>
鹿島沢古墳が発見されるまで、青森県に古墳の存在は知られず、研究者の多くは岩手県の北上川流域に注目し、一部は馬淵川流域の二戸市堀野古墳群が北限と考えられていた。
昭和33年3月に、八戸市沢里の鹿島沢の台地の畑地で、径約1.2m、高さ約1.3mほどの盛土を削平中に木炭層を発見し、さらに下方に敷き詰められて川原石(約1.5m2)と、それに接して須恵器、直刀などの遺物が発見され、古墳の存在が明らかとなった。古墳は封土を持つ小円墳群である。
その後、昭和43年に大久保地内で宅地造成中に銅製の杏葉2枚・帯金具または馬具と思われる金銅製金具や銅製釧・勾玉・管玉などの装身具類も検出されており、これらの出土遺物は古墳時代終末期の群集墳に副葬されていたものと考えられる。
鹿島沢古墳群から出土したこれらの遺物(副葬品)は、7世紀後半ないしは8世紀初めのものと考えられ、この時代には八戸地方では開発が進み、このようなすばらしい副葬品を所持するほどの支配者(豪族)が既に出現していたと思われ、古代における当該地方の状況を考察する資料として重要である。
関連ページ
この記事についてのお問い合わせ
文化財保護課
電話:017-734-9919
FAX:017-734-8280
※見学に関するお問い合わせは、八戸市博物館へお願いします。