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更新日付:2009年3月31日 文化財保護課
天保三辰ヨリ七ヶ年凶作日記(内題「市川日記」)
天保三辰ヨリ七ヶ年凶作日記(内題「市川日記」)
指定区分 | 県重宝 |
名称 | てんぽうさんたつよりななかねんきょうさくにっき 天保三辰ヨリ七ヶ年凶作日記(内題「市川日記」) 1巻 |
所在地 | 八戸市旭ヶ丘 |
所有者 | 個人 |
指定年月日 | 平成8年5月22日 |
公開状況 | 非公開 |
問合せ先 | 八戸市教育委員会社会教育課 TEL0178-43-9465 |
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時期 <江戸時代末期>
本書は、天保飢饉を体験した佐々木太郎左衛門が、しばしば飢饉に見舞われる当地方では、常に飢饉に備える心得が必要であると、子孫のために書き残したものである。
天保3~10年(1832~1839)の天保の7年飢饉時における五戸通下市川村(現八戸市市川町)と周辺地域の悲惨な状況を克明に記した編年体の飢饉記録である。毎年の気象、収穫、食糧欠乏のため種々の救荒食糧を取りあさったこと、盗み、集団強盗、馬などを盗むための放火等の横行、犬・猫・馬はもとより人肉を食するものまで現れたことなどを詳述している。
盗み等の頻発に手を焼き、村々で捕らえた盗人等を「叺扱」(罪人に叺をかぶせ川に流す一種の公認私刑)にしたことも記録されている。
天保9年(1838)の条には馬鈴薯栽培を試み、救荒作物として有効であると、栽培法を記し、村人に栽培をすすめており、農書としても注目される。
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