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更新日付:2023年2月10日 文化財保護課
棟札(田屋熊野神社 文明十八年銘)
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棟札(田屋熊野神社 文明十八年銘)
指定区分 | 県重宝 |
名称 | むなふだ(たやくまのじんじゃ ぶんめいじゅうはちねんめい) 棟札(田屋熊野神社 文明十八年銘) 1枚 |
所在地 | 下北郡東通村田屋字ハサバ95 |
所有者 | 熊野神社 |
指定年月日 | 平成12年8月30日 |
公開状況 | 非公開 |
問合せ先 | 東通村教育委員会教育総務課 TEL0175-27-2111(代) |
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時期 <室町時代>
「文明18年太才甲午8月21日」の記年銘が記されており、青森県では明徳5年(1394)銘の八戸市宮内観音堂で発見された棟札(青森県立郷土館所蔵)、応永3年(1396)銘の七戸町見町観音堂の棟札につぐ古い年代のものである。
ただし、文明18年の干支は甲午ではなく丙午であり、棟札作成時に記載したものではなく、後日書き加えられた可能性もある。丙午の年は、火災が多いとされるので、丙(ひのえ)を甲(きのえ)に直したとも考えられる。
この棟札は、頂上の山形部が著しく左右非対称で、また黒く塗りつぶされており、年代の古さと共に希少価値があるとみなされる。
記載されている文明18年(1486)は、根城南部氏が田名部(下北半島)を攻略した康正3年(1457)から約30年後にあたり、根城南部氏支配下の下北半島における熊野信仰の浸透状況を示す資料としても注目される。
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