ホーム > 組織でさがす > 教育委員会 > 文化財保護課 > 円覚寺真言・修験聖教類及び文書
関連分野
- くらし
- 文化財保護
更新日付:2023年11月17日 文化財保護課
円覚寺真言・修験聖教類及び文書
円覚寺真言・修験聖教類及び文書
- 写真提供 円覚寺
指定区分 | 県重宝 |
名称及び員数 | えんがくじしんごん・しゅげんしょうぎょうるいおよびもんじょ 円覚寺真言・修験聖教類及び文書 2,135点 |
所在地 | 西津軽郡深浦町大字深浦町字浜町275-2(円覚寺) |
所有者 | 円覚寺 |
指定年月日 | 令和3年4月9日 |
公開状況 | 非公開 |
問合せ先 | 深浦町教育委員会教育課 0173-74-4419 |
-
深浦町円覚寺は真言宗醍醐派の寺院で山号は春光山、京都市の真言宗醍醐派本山醍醐寺を本山とする。
当該資料は、円覚寺で代々伝えられてきた聖教類・印信及び文書類、約60箱に属し、以下の6つの資料群に分類される。
① 真言聖教関係資料、 ② 修験道関係資料、 ③ 印信、 ④ 諸師関係資料、⑤ 金比羅堂収蔵資料、 ⑥ 朝鮮関係資料。
・円覚寺に伝来する中世写本は、現状では県内で最も多く、中世文書が少ない本県において貴重な資料群である。また、その多くが本山である醍醐寺の聖教類であり、本山と地域の寺院との関係を知ることができる。
・江戸時代から近代にかけての修験道に関する書写本がまとまって所蔵されており、県内及び東北地方でも類例が少ない。
・弘前藩領内の真言宗寺院との関係がわかる文書には、明治期に廃寺となった寺院や修験も含まれ、当時の活動状況が推定できる。
以上により、中世以降の東国における真言密教の布教の具体性がわかり、弘前藩における宗教政策及び領内の諸寺院の活動や相互の関係が推測できる貴重な資料群である。