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更新日付:2023年2月27日 文化財保護課
大川原の火流し
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大川原の火流し
- 写真提供 黒石市教育委員会
指定区分 | 県無形民俗文化財 |
名称 | おおかわらのひながし 大川原の火流し |
所在地 | 黒石市大川原 |
保護団体 | 大川原火流し保存会 |
指定年月日 | 昭和58年1月20日 |
公開状況 | 8月16日に集落の中野川で公開 |
問合せ先 | 黒石市教育委員会 文化スポーツ課 TEL0172-52-2111 |
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毎年盆の8月16日夕方に、集落の中野川で行う。
集落の若者たちが、川原で各家から集めたカヤとワラを編んで、長さ3m、幅1.5mほどの舟を3隻作り、これをワセ・ナカ・オクテと稲作の3種になぞらえる。
タ方に舟の真中に立てた2mほどのカヤの帆柱に火をつけ、舟子と呼ぶ若者たち数名ずつが3隻のワラ舟を川に押し出し、500mほど下流の大川原橋まで流し下す。川岸では笛・太鼓・手平鉦ではやしつづける。舟子たちが押し流す舟の火が橋をくぐるまで消えないと、翌年の稲作は豊作だと占うのである。
黒石市内から東へ10km離れた山間の集落に残る盆の精霊送りの古いしきたりである。南北朝時代の落武者がここに隠れ住み、戦乱の死者の慰霊から始まったともいうが、その根拠は乏しい。しかし、数百年もの間、伝統行事として受け継がれてきたことに、文化財の価値は高い。近年から夏の黒石よされ祭の中で観光客を呼ぶ行事となった。
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電話:017-734-9919
FAX:017-734-8280
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