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更新日付:2023年3月28日 文化財保護課
革秀寺のサルスベリ
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革秀寺のサルスベリ
指定区分 | 県天然記念物 |
名称 | かくしゅうじのさるすべり 革秀寺のサルスベリ 1株 |
所在地 | 弘前市大字藤代1丁目4-1 |
所有者 | 革秀寺 |
指定年月日 | 平成28年4月18日 |
公開状況 | 公開(事前申込み必要) |
問合せ先 | 革秀寺 TEL0172-32-7460 |
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推定樹齢約390年 樹高約5m 幹周176㎝(106㎝、70㎝)
サルスベリは中国南部が原産地であり、日本への伝来後京都や奈良などで多く見られたのが、江戸時代に入って次第に全国の寺院に広まった。このサルスベリのある革秀寺は、弘前藩初代藩主津軽為信の菩提寺であり、2代藩主津軽信枚が亡父為信追善のため、慶長年間に建立したものである。寺に伝わるところでは、このサルスベリは寺を建立した「信枚公のお手植えの木」であるとされる。
かつて中心にあった幹が腐朽して、一時樹勢が極端に衰弱したことが推測される。しかし現在では肥大した側枝が新たな主幹となり、並んで立つひこばえも太い株となって、その2本が新しい樹形を作っている。
幹の腐朽という危機を乗り越え、残った樹は小ぶりになったが、根元付近では、サルスベリ特有のなめらかな樹皮が瘤状に波打っており、よじれた起伏は幹の上部にまで及んで老木にふさわしい雰囲気を醸し出している。