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更新日付:2009年3月31日 文化財保護課
十三湊遺跡
十三湊遺跡
- 写真提供 五所川原市教育委員会
指定区分 | 史跡 |
名称 | とさみなといせき 十三湊遺跡 |
所在地 | 五所川原市十三 |
所有者 | 五所川原市ほか |
指定年月日 | 平成17年7月14日 平成18年7月28日(追加指定) 平成19年7月26日(追加指定) |
公開状況 | 公開 |
問合わせ先 | 五所川原市教育委員会 TEL0173-35-2111 |
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十三湊遺跡は、中世北日本における大規模な拠点港湾遺跡である。日本海に面した本州最北端の津軽半島にある十三湖岸に位置する。戦国期の文献「廻船式目」にみえ、北日本に勢力を伸ばした津軽の豪族安藤氏が拠点を置いて繁栄した遺跡の実態が長年の県と旧市浦村教育委員会等による組織的な発掘調査により把握された。
遺跡の規模は南北約2㎞、東西最大500m。中心の地区は堀を伴う東西方向の大土塁により、南北に二分され、その北側は遺構及び遺物の内容から領主やその関係者の居住地と推定される。道路が規則的に配置され、その間に多くの掘立柱建物・井戸などが分布し、都市計画的な屋敷割りが見られる。土塁南側は北側が衰退した後整備された。道路と屋敷割りがあり、墓や畑も見られる。遺跡の南端には伝「檀林寺跡」がある。港湾施設である船着場の護岸、桟橋の可能性のある遺構も出土している。
13世紀に成立し15世紀後半に遺跡が衰退した後には、遺跡地の大半は開発されることもなく保存状態は極めて良好であり、これをとりまく十三湖や日本海の環境・景観も特に優れている。我が国において重要な港湾を伴う大規模な遺跡として類いまれな事例である。
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電話:017-734-9919
FAX:017-734-8280
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