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更新日付:2023年3月28日 文化財保護課
下北半島のサルおよびサル生息北限地
下北半島のサルおよびサル生息北限地
- 写真提供 むつ市教育委員会
指定区分 | 天然記念物 |
名称 | しもきたはんとうのさるおよびさるせいそくほくげんち 下北半島のサルおよびサル生息北限地 |
所在地 | むつ市、下北郡佐井村(ニホンザルは下北半島に生息するもの全部) |
指定年月日 | 昭和45年11月11日 |
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野生のサルの仲間は世界に180種ほどあるが、それらの分布域は北緯40度以南である。しかし、下北半島のニホンザルは本州の北端、北緯41度32分ほどの地点(大間町の山林)まで分布しているので、世界的に注目されている。
ニホンザルは九州、四国及び本州に斑状に分布する。先祖は南の暖かい地方の産であり、日本列島の南部(九州)に入って来たのは、今から80万年以上の昔と推定されている。長い年月をかけて日本列島を北上し、気候に慣れたのであろう。
オナガザル科であるが尾が短く、10cmほどである。主として植物食だが、枯木内にすむ昆虫やサワガニなども食する。脇野沢地区等では畑地に来て作物に食害を与えるので、電気柵を設置するなど、被害回避を試みている。