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更新日付:2009年3月31日 文化財保護課
声良鶏
声良鶏
- 写真提供 青森県声良鶏保存協会
指定区分 | 天然記念物 |
名称 | こえよしどり 声良鶏 |
主な生息地 | 秋田県、青森県、岩手県 |
指定年月日 | 昭和12年12月21日 |
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鳴き声が長い、いわゆる長鳴鳥だが、古事記にある神話“天の石屋戸"には「石屋の前に長鳴鶏をたくさん集め」とあり、この長鳴鳥は鶏であるらしい。
日本の鶏の先祖はインドから東南アジア地域にかけて現在野生している赤色野鶏で、日本へはインド~インドシナ半島~中国~朝鮮半島の経路で来たらしく、日本で土中から鶏の骨が発見される最古の年代はおよそ2,300年前である。
奥羽地方で飼育がさかんであったが、青森県では鳴き声の改良に、また秋田県では鳴き声と姿の改良にそれぞれ努力し、鳴き声の点では青森県のものが全国一である。
口を閉じ、太くて低い声で5段階ぐらいに調子を変えて鳴き、1回の鳴き時間は12~17秒。終わりの1秒ほどはロを開き、声の余韻は2kmの遠方まで及ぶこともある。
県内での飼育は以前には300羽ほどあったが、近年減少している。