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更新日付:2009年3月31日 文化財保護課
軍鶏
軍鶏
- 写真提供 青森県声良鶏保存協会
指定区分 | 天然記念物 |
名称 | しゃも 軍鶏 |
主な生息地 | 東京都、茨城県、千葉県、青森県、 秋田県、高知県 |
指定年月日 | 昭和16年8月1日 |
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肉用、愛玩用鶏の1品種である。
江戸時代の初期(1600年ころ)にシャム(現在のタイ)から輸入したらしく、しゃもという呼び名はシャムに由来するとみなされている。闘争を好み、競技用に飼育改良され軍鶏と書かれる。
からだの大きさ(雄について)により大シャモ(5.6kg)、中シャモ(4.lkg)および小シャモ(1.2kg)に分けられ、大と中は闘鶏用として、小は愛玩用としてそれぞれ飼育される。
羽色は黒色、白色、しょうじょう色などの単色のもの及び赤ざさ、白ざさ、銀ざさなどの複色のものとがある。脚は長くて太く、強い。
人間に対して温順で、体質強健、ひな育てが容易である。
青森県、秋田県には「金八鶏(きんぱどり)」と呼ばれる軍鶏の一種が存在する。(写真)
大きさは、雄で1.9kg程で、羽色はサザナミ、黒色、脚は太く短いものが上とされている。
幕末期から昭和10年代に広く飼われていたようであるが第2次世界大戦を契機に激減した。現在は保存会が組織され愛好者によって飼育されている。
名称の由来は、津軽の方言で猛々しい気性の者を「きんぱ」と呼ぶところからきたとする説もあるが定かではない。