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更新日付:2009年3月31日 文化財保護課
クマゲラ
クマゲラ
指定区分 | 天然記念物 |
名称 | くまげら クマゲラ(キツツキ科) |
主な生息地 | 北海道、青森県、秋田県、岩手県 |
指定年月日 | 昭和40年5月12日 |
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日本の本土にすむキツツキ科8種中最大。
現在は北海道の留鳥で、本州では生息地が限られているが、古くは貞享2年(1685)に仙台市、享和3年(1803)に仙台市および山形県で、それぞれ記録されている。その後、昭和9年(1934)に八幡平で、昭和53年(1978)に秋田県の森吉山でそれぞれ繁殖が確認された。
本県では白神山地で昭和60年(1985)に繁殖が確認された。
ひとつがいの生活に必要なブナ林の広さは300haと言われていたが、白神山地の屋太岳(1,083m)での調査結果によれば、400ha以上が必要であるという。えさはブナ、サワグルミなどの枯木中にすむアリ類や甲虫類である。枯木に穴をあける習性があり、営巣木としては幹が直立していて下枝高が10m以上、胸高直径60cm以上の木が必要である。