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更新日付:2009年3月31日 文化財保護課
イヌワシ
イヌワシ
指定区分 | 天然記念物 |
名称 | いぬわし イヌワシ(タカ科) |
主な生息地 | 北海道他13県 |
指定年月日 | 昭和40年5月12日 |
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タカ科で、日本で繁殖する猛禽類中、最大種。翼長約2m、体重4kg、飛しょう時速60km。食物連鎖の頂点に位置する。
本州での繁殖地は日本海側地域で、ブナ林帯とほぼ重なる。本県では津軽半島の町村での観察記録が多い。
生息地として選ばれる場所の条件は、えさ動物であるノウサギやヤマドリが多いこと、外敵が近付けないような岩棚や大木があって営巣可能なこと、あるいは上昇気流が起きやすい谷があることなどである。このような条件を満たす場所は少ないので、毎年同じ場所で営巣する傾向が見られる。
産卵期は1月ころ。産卵数は2個。幼鳥期の死亡率が高く、成鳥になるまでの期間(4年)の死亡率は約75%に及ぶ。
巣立ちは6月上・中旬ころ。翌年の繁殖期には独立する。