ホーム > 組織でさがす > 教育委員会 > 文化財保護課 > 小湊のハクチョウおよびその渡来地
関連分野
- くらし
- 文化財保護
更新日付:2009年3月31日 文化財保護課
小湊のハクチョウおよびその渡来地
小湊のハクチョウおよびその渡来地
- 写真提供 平内町教育委員会
指定区分 | 特別天然記念物 |
名称 | こみなとのはくちょうおよびそのとらいち 小湊のハクチョウおよびその渡来地 |
所在地 | 青森市、東津軽郡平内町 |
管理団体 | 平内町 |
指定年月日 | 天然記念物:大正11年3月8日 特別天然記念物:昭和27年3月29日 |
-
白鳥の仲間は6種ほどいるが、日本へ渡来するのはオオハクチョウとコハクチョウで、両種ともに繁殖地は北緯50度以北であり、コハクチョウの方がより北方である。
青森県に渡来するのは主としてオオハクチョウで、コハクチョウは更に南下するが、その途中で短期間休息することがある。
オオハクチョウが小湊に渡来するのは10月上旬ころからで、滞留期間は長いもので200日ほどであり、遅いものでも5月上旬までには飛去する。
小湊浅所海岸での畠山正光の長年の調査によれば、1日当たり観察羽数の最高は1959年の1,300羽前後である。
餌はアマモなどの根やカモガヤなどのような植物質のもの、あるいはスナモグリなど水生動物である。
体重は10~15kg。ひなは5、6月ころふ化し、成長が早く、飛来期までにはほぼ成鳥の大きさになっている。