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更新日付:2023年3月28日 文化財保護課
岩木山の登拝行事
岩木山の登拝行事
- 写真提供 弘前市教育委員会
指定区分 | 重要無形民俗文化財 |
名称及び員数 | いわきさんのとはいぎょうじ 岩木山の登拝行事 |
所在地 | 青森市・弘前市・黒石市・五所川原市・東津軽郡 西津軽郡・中津軽郡・南津軽郡・北津軽郡 |
保護団体 | お山参詣保存会 |
指定年月日 | 昭和59年1月21日 |
公開状況 | 旧暦8月1日 |
問合せ先 | お山参詣保存会 TEL0172-83-2135 |
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津軽一円から岩木山へ向かい、御来迎を拝み帰還する。
村落や地区の人々が集団で登拝するのが特色であり、以前は男性のみが登拝の約10日前から準備し、精進潔斎しつつ、御幣や幟を仕上げ、出発の前日には餅をつく。
笛、太鼓、手平鉦の囃子に合わせて「サイギ、サイギ・・・」の唱え詞を歌いながら徒歩で岩木山神社に到着、供物や幟等を奉納し、旧暦8月1日の御来迎を拝むために頂上の奥宮へ向かう。下山して神社に報告し、「バダラ」を踊って帰途につき、持ち帰った御福コ(御菓子)を留守の人々に分け与える。
岩木山は古くから聖なる山として信仰の対象となり崇められていた。いつのころか登拝は年中行事となり、津軽地方の生活・文化に深い影響を与えた。男性に限られていた登拝は明治5年(1872)に女人禁制が解かれた。