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更新日付:2023年2月10日 文化財保護課
下北の能舞
下北の能舞
- 写真提供 東通村教育委員会
指定区分 | ・重要無形民俗文化財 ・記録作成の措置を講ずべき無形民俗文化財 (国選択) |
名称及び員数 | しもきたののうまい 下北の能舞 |
所在地 | 下北郡・むつ市・上北郡 |
保護団体 | 下北の能舞保存連合会 |
指定年月日 | 平成元年3月20日 |
選択年月日 | 昭和53年12月8日 |
公開状況 | 東通村(12月18日~1月19日及び 秋の神社祭典時に各地で公開)他 |
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正月2日から各集落で青年会員が、春祈祷として権現様(獅子頭)を奉持して各家を門打ちして回り、夜は集会所で青年会員たちが深夜にかけて演ずる。
能舞を演ずる時は最初、式舞の鳥舞・翁・三番叟を舞った後に武士舞の信夫・屋島・曽我兄弟や、人間と鬼畜のからむ鐘巻などを演じ、最後は祈祷の権現舞で終わる。
演目によって仮面や衣装をつけ、太刀・扇などの採り物を持ち、板敷きの舞台の後ろ幕をはね上げて楽屋から出入りする。笛・太鼓・手平鉦それに詞章を唱えるうたかけがおり、にぎやかなはやしに合わせて演者は1曲に30分もの演技を、早いテンポで勇壮活発に演ずる。
山伏修験が宗教活動の中で演じた中世風の語り物の芸能である。下北半島と周辺に伝承し、特に東通村が盛んである。