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更新日付:2024年4月24日 教職員課
青森県の指導主事と現職教員との交流会を開催しました
1月13日(土)、東京交通会館において、青森県の指導主事と首都圏で働く現職教員が、青森県の教育の現状や他県との違い等について語り合う「交流会」を開催しました。
青森県内の学校現場での経験が豊富な指導主事4名をゲストに迎え、第1回(前半)を小・中学校編、第2回(後半)を高校・特別支援学校編として、それぞれざっくばらんに意見交換を行いました。
教員を目指したきっかけ、印象に残っている思い出、大変だったこと、青森県と他県との違い、働き方改革についてなど、様々なトークテーマで話が弾みました。
青森県内の学校現場での経験が豊富な指導主事4名をゲストに迎え、第1回(前半)を小・中学校編、第2回(後半)を高校・特別支援学校編として、それぞれざっくばらんに意見交換を行いました。
教員を目指したきっかけ、印象に残っている思い出、大変だったこと、青森県と他県との違い、働き方改革についてなど、様々なトークテーマで話が弾みました。
研修会当日の様子
第1回~小・中学校編~
ゲストトークを行った本県指導主事
・佐藤和也(下北教育事務所社会教育主事兼指導主事)教職経験年数:小学校、28年
・川島学(下北教育事務所指導主事)教職経験年数:中学校、22年
・佐藤和也(下北教育事務所社会教育主事兼指導主事)教職経験年数:小学校、28年
・川島学(下北教育事務所指導主事)教職経験年数:中学校、22年
第1回では、教員となったきっかけについてのトークを皮切りに、参加者・ゲストの指導主事それぞれが印象に残っている経験を語り合いました。また、青森県と首都圏での学校規模や教育課程の違いがわかり、お互いに驚く場面も多くありました。
- 教員となったきっかけ
佐藤:小学校に通っていた頃、あまりうまくいかない感覚がありました。中学校・高等学校での先生との出会いがきっかけで、自分がうまくいかなかった小学校で子どもたちを育てたいと思うようになりました。
- 教員生活で印象に残っている経験
川島:生徒指導困難校での経験。手がかかる生徒への指導は本当に大変だったが、楽しかったです。入学当時は問題児といわれた生徒たちが、卒業後、部活動のキャプテンとして活躍していたり、自分と同じ数学教員を目指していたりするんです。生徒の成長した姿をみることは教師冥利に尽きます。
- 参加者からの質問(小規模校での教育について)
参加者Aさん:小規模校での経験がないので、どのような感じか知りたいです。1学年2~3学級くらいでしょうか。
佐藤:青森県内で小規模となると、学年1クラスや、複式学級の学校になります。小学校1年から6年まで全員の成長に関わることができるところ、また保護者や地域の方と一緒に活動しながら、みんなで一体となって子どもたちを育てていけるところが小規模校の良さだと思います。
佐藤:青森県内で小規模となると、学年1クラスや、複式学級の学校になります。小学校1年から6年まで全員の成長に関わることができるところ、また保護者や地域の方と一緒に活動しながら、みんなで一体となって子どもたちを育てていけるところが小規模校の良さだと思います。
- 他県現職の皆さんへひとこと
佐藤:今日は他県の皆さんの経験談をたくさん聞くことができ、大変勉強になりました。童謡「ふるさと」の3番の歌詞に、「志を果たして~」とありますが、故郷へは「志を果たしに」戻るのではないかと思います。ぜひ「志を果たしに」青森へ戻ってきていただいて、一緒に働ければと思います。
川島:私は他県で臨時講師をしていましたが、任期が切れるころに青森県から臨時講師募集の電話がかかってきたことをきっかけにUターンしました。当時は他県で仕事を続けるか、地元に戻るか葛藤しましたが、職場の上司からの後押しもあり、最終的には給料面よりも家族のことを考えて、戻ることを決断しました。今は、生まれ育った青森に戻ってきてよかったと思っています!
川島:私は他県で臨時講師をしていましたが、任期が切れるころに青森県から臨時講師募集の電話がかかってきたことをきっかけにUターンしました。当時は他県で仕事を続けるか、地元に戻るか葛藤しましたが、職場の上司からの後押しもあり、最終的には給料面よりも家族のことを考えて、戻ることを決断しました。今は、生まれ育った青森に戻ってきてよかったと思っています!
- 開始前から自己紹介を兼ねて雑談が
始まるほど、会場は和やかな雰囲気です! - 参加者とゲストは輪になって座り、
和気あいあいと体験談を話していました。
第2回~高等学校・特別支援学校編~
ゲストトークを行った本県指導主事
・小倉民生(教職員課指導主事)教職経験年数:高等学校、31年
・村井知史(学校教育課特別支援教育推進室長):教職経験年数:特別支援学校、30年
・小倉民生(教職員課指導主事)教職経験年数:高等学校、31年
・村井知史(学校教育課特別支援教育推進室長):教職経験年数:特別支援学校、30年
第2回では、教員となったきっかけのほか、今の学校現場の課題についてトークが広がりました。
- 教員となったきっかけ
小倉:他県で大学生活をしており、他県の民間企業に就くか、青森で教員となるか、悩んだ結果後者を選択しました。教え子たちが活躍している姿を見ると、自分が生徒の頃に先生から伝わった何かが、自分の教え子へとまたつながっていくのだなと感じています。
村井:臨時講師として特別支援学校に勤務していたとき、小中高様々な年齢の子どもたちと関わることができる特別支援教育の良さに気づいて、特別支援学校教員を目指しました。
村井:臨時講師として特別支援学校に勤務していたとき、小中高様々な年齢の子どもたちと関わることができる特別支援教育の良さに気づいて、特別支援学校教員を目指しました。
- 働き方改革について
参加者Cさん:近年働き方改革が注目されていますが、生徒を育てるためにカットしてはいけない時間と、カットしても良い時間があるので、線引きが難しいと感じています。例えば生徒指導については遅くまでかかってしまうこともあります。
小倉:教師は人を育てる職業ということもあり、単に勤務時間を減らそうとしても、杓子定規にいかない部分もたしかにありますよね。
小倉:教師は人を育てる職業ということもあり、単に勤務時間を減らそうとしても、杓子定規にいかない部分もたしかにありますよね。
- 教員の人材育成について
村井:今の学校現場では、通常学級の担任でも特別支援教育の知識が必要になってきていると実感しています。
参加者Dさん:人事交流のため他校種で勤務したことがありますが、その経験を勤務先で共有する機会を設けられなかったことがありました。他校や他校種への人事交流で得た知識を、どのように伝播・共有していくかが課題だと思います。
参加者Dさん:人事交流のため他校種で勤務したことがありますが、その経験を勤務先で共有する機会を設けられなかったことがありました。他校や他校種への人事交流で得た知識を、どのように伝播・共有していくかが課題だと思います。
- 他県現職の皆さんへひとこと
小倉:子どもたちへの思い、教育現場でともに働く仲間への思いがあれば、どんな場所でも活躍できると思います!
村井:地元から離れ、県外での文化・環境の中で得た経験を持っていることは、皆さんの大きな強みになります。それぞれが今いる場所で役割を果たしながら、ぜひ色々な形で青森県に関わっていただき、その強みを生かしていただきたいです。
村井:地元から離れ、県外での文化・環境の中で得た経験を持っていることは、皆さんの大きな強みになります。それぞれが今いる場所で役割を果たしながら、ぜひ色々な形で青森県に関わっていただき、その強みを生かしていただきたいです。
- 情報交換のほか、学校での
あるある話や本音トークも! - 交流会終了後も、会場のあちこちで立ち話する皆さん。
様々な先生と語り合う良い機会となったようでした。
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青森県教育庁
教職員課小中学校人事グループ
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