ホーム > 組織でさがす > 教育委員会 > 教育政策課 > 県教育長あいさつ
関連分野
- くらし
- 教育政策
更新日付:2024年9月1日 教育政策課
県教育長あいさつ
皆様、こんにちは。青森県教育委員会教育長の風張知子です。
青森県教育委員会では、郷土に誇りを持ち、多様性を尊重し、創造力豊かで、新しい時代を主体的に切り拓(ひら)く人づくりを目指し、市町村教育委員会や関係機関との連携を図りながら、学校教育の充実、社会教育の振興、文化財の保存・活用、スポーツの推進に取り組んでいます。
さて、急速に進行する少子高齢化や人口減少、グローバル化やデジタル化の進展など、社会が変化し続ける予測困難な時代において、教育に対する期待や関心は、ますます高まってきています。
本県におきましては、令和6年度から5年間の県行政運営の基本方針である「青森県基本計画『青森新時代』への架け橋」が策定され、「2040年のめざす姿」として「若者が、未来を自由に描き、実現できる社会」を掲げています。その実現に向けては、こどもたちが、ふるさと青森県に誇りと愛着を持ち、生まれた場所や家庭環境に左右されずに、学び、成長できる環境づくりを進めていくことが重要であるとしています。
この基本計画を踏まえて策定された青森県教育施策の大綱では、めざす教育として「こどもまんなか青森」~未来を担うこどもたちのために~を掲げ、本県で生まれ育った全てのこどもたちのウェルビーイング向上のため、県民が一体となって取り組むこととしています。さらに、学校教育改革の方向性も示されています。
これらを踏まえ、県教育委員会では、本県教育の更なる振興に向けて、今後取り組む具体的な施策・事業や、その進捗状況を効果的に把握するための指標を設定した「アクションプラン」を作成し、県基本計画及び県教育施策の大綱とあわせて、「青森県教育振興基本計画(2024~2028年度)」として位置づけています。
私は、本県で生まれ育つ全てのこどもたちが、笑顔で成長し、学ぶことを面白いと思い、そして、予測が困難な未来を自ら切り拓く力を身に付けてほしいと願っています。また、人生100年時代において、こどもを中心に据えながら、こどもから大人まで全ての県民が様々な学びを享受できるよう、地域づくり・人づくりの推進に向けた生涯学習の充実、文化・スポーツの振興に関する取組を進めたいと考えています。
県教育委員会では、今年度、次の三点を重視して各種取組を進めています。
一つ目は、「地域とともに学び育つあおもりの教育の推進」についてです。
「こどもたちの学びのアップデート」として、デジタル教材の活用等による個別最適な学びの充実、国際的な素養を持ち世界へ向けて挑戦する人財の育成等に取り組み、こどもたちが「学びと挑戦」「主体性」等の力を身に付けられるようにします。「こどもたちが地域の中で学び育つ環境づくり」として、全ての県立高等学校において、地域への理解を深める探究学習「あおもり創造学」の実施等、学校と地域が協働しながらこどもたちの学びの充実に取り組みます。「こどもたちの安全・安心な居場所づくり」として、誰一人取り残されず、安心して学ぶことができる体制づくりに取り組みます。
二つ目は、「こどもたちの学びを支える教職員の働き方改革の推進」についてです。
「教職員の働き方のアップデート」として、校務のデジタル化や外部人材の活用など教職員のウェルビーイング向上に取り組み、こどもたちの学びを支える環境づくりを進めます。
三つ目は、「スポーツの振興と文化財の保存・活用」についてです。
「スポーツを通じた健康づくり・競技力の向上」として、あおもり国スポ開催に向けた競技力向上や総合型地域スポーツクラブの質的充実に取り組みます。「かけがえのない文化財の保存・活用」として、無形民俗文化財の継承支援や今年の4月にJR青森駅東口ビルにオープンした「あおもり縄文ステーションじょもじょも」を活用した来訪・周遊促進に取り組みます。
さらに、今年度は学校教育改革元年と位置づけ、こどもと教職員の笑顔あふれる学校を目指して「学校の幸せ推進室」を新設し、県教育委員会内はもちろんのこと、各市町村教育委員会、各学校と一丸となって改革に取り組んでいるところです。
こうした取組を、「教育は人づくり」という視点を大切にしながら、未来を担うこどもたちに夢を与え、青森に誇りを持つことができるような教育を基盤に、組織一丸となって取り組んで参りますので、皆様の御理解と御協力をよろしくお願いいたします。
このホームページを通じて、本県教育行政に関する様々な情報を広く発信するとともに、御覧いただいている皆様の様々な意見等を教育施策に反映させていきたいと考えております。
青森県教育委員会ホームページを大いに御活用いただき、御意見や御提案をお寄せいただければ幸いです。