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更新日付:2025年3月25日 農林水産政策課

STOP!農作業事故

青森県内の農作業事故発生状況

青森県における農作業事故の発生状況についてお知らせします。

事故発生状況

令和6年の事故発生件数は16件(前年から8件減)、死者数は7人(前年から6人減)でした。
過去10年間の平均では、事故発生件数が19件、死者数が11人となっています。
(調査方法は、新聞等報道、警察や市町村、農協等からの聞き取り。令和6年は、国の死亡個票調査結果が確定されるまでの暫定値)

県内の農作業発生状況

令和6年に発生した農作業事故事例

発生月 被害者 被害状況 発生場所 事故概要
4月 30代男性 重傷 作業小屋 トラクターの異常ランプが点灯したため、エンジンをかけたままエンジンルームを確認していた。バランスを崩し、エンジンルームに左手をついてしまったため、中指がベルトに挟まれた。
6月 70代男女 重傷 果樹園 被害者夫婦は、りんご園にて脚立を使用して作業を行っていた。夫が天板の上で作業中にバランスを崩し、仰向けに落下したところ、木の下で作業中の妻にぶつかり、2人とも負傷した。
6月 50代男性 死亡 果樹園 被害者は、一人で乗用草刈機で作業中に、高さ約1.2mの横枝を避けようと、前屈みになりながら進行したが、首の後部が横枝にぶつかって頸椎を骨折し、窒息死した。
8月 80代男性 死亡 農道 被害者は、9時頃トラクターに乗って家を出たが、昼になっても帰宅しないため、家族が畑に探しに行ったところ、あぜ道の横に転落しているトラクターに下敷きになった被害者を発見した。農道を走行中にハンドル操作を誤り、のり面に転落してしまったと推測される。
11月 70代男性 重傷 果樹園 被害者は、りんご園にて乗用草刈機を使用して作業を行っていた。前方に低い枝があり、上体を屈めて進行したところ、上体を起こしたタイミングが早く、枝に頭部を打ち付けた(ヘルメット着用)。
11月 80代男性 死亡 果樹園 被害者は、畑に行くことを家族に告げて出かけた。夕方になっても戻らなかったため、家族が畑に探しにいったところ、農業用運搬車とおうとうの枝の間に挟まれた被害者を発見した。消防に通報し、搬送先の病院で死亡が確認された。

農機具別の農作業事故発生状況

令和6年の農機具別の農作業事故発生件数は、乗用トラクター3件、スピードスプレヤー3件、乗用草刈機2件、機械なし3件などでした。
過去10年間の事故件数で最も多いのは、乗用型トラクターによる事故で、全体の17.6パーセントを占めているほか、スピードスプレヤーと脚立による事故が11.4%となっています。
乗用トラクターは、農作業での使用頻度が高いことから、事故件数が多くなっていると考えられます。
また、本県ではスピードスプレヤー、高所作業台車、乗用草刈機、脚立といった果樹で使用される機械等の事故件数が多くなっています。

農機具別農作業事故発生件数

高齢者による農作業事故発生状況

令和6年の農作業事故の死傷者数における65歳以上の割合は70.6%、死者数では71.4%でした。
過去10年間の平均では、死者数における65歳以上の割合は82.9%となっており、高齢者の割合が非常に高く、死亡事故につながるケースが多くなっています。

高齢者による事故発生状況

熱中症による救急搬送状況

消防庁が公表する「夏期における熱中症による救急搬送人員の調査」によると、過去8年の本県の田畑、森林、海、川等における熱中症による救急搬送者は増加傾向となっている。
令和6年は45名が救急搬送された。

高齢者による事故発生状況

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電話:017-734-9463  FAX:017-734-8136

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