青森の果樹Information－おうとう

おうとうの主な産地は、南部町、八戸市、五戸町で本県の栽培面積の約78％を占めています。
主力品種は佐藤錦です。
おうとうは、「旬」を感じる果物として人気が高くなっています。

データで見るおうとう

佐藤錦

　山形県東根市の佐藤栄助氏がナポレオンに黄玉を交配し、育成したといわれています。おうとうの代名詞ともいえる品種です。

ジュノハート

　平成10年にりんご試験場県南果樹研究センター（現りんご研究所県南果樹部）で、「紅秀峰」に「サミット」を交配して育成した品種です。
　果実は大玉・高糖度でハート形をしています。
　収穫時期は「佐藤錦」より遅く、「紅秀峰」よりやや早い７月上旬から中旬です。
　果肉が堅く裂果しやすので雨よけ栽培が必須です。

　県では、おうとう「ジュノハート」ブランド化推進協議会を設置し、「ジュノハート」のブランド化を進めています。
取組内容についてはこちら→https://www.umai-aomori.jp/junoheart/

　また、一緒にブランド化に取り組む生産者を募集しています。詳細はこちら→「ジュノハート」登録生産者募集チラシ.pdf

おうとうのいろいろ

　南部町は、県内一のおうとうの産地です。毎年６月中旬～７月中旬まで、「名川さくらんぼ狩り」を開催しています。旬の味を求めて期間中は県内外から多くの観光客で賑わいます。

　南部町の留目秀樹さんは、加温ハウスを利用して、おうとうを４月末から収穫できる促成栽培を行なっています。
　この栽培方法は露地栽培より１か月以上も早く収穫できることから、消費者の人気が高く、市場では超高値で取り引きされています。
　主に東京など首都圏に出荷されています。