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更新日付:2017年7月20日 りんご果樹課

青森の果樹Information-西洋なし

独特の味と香り!!
高級品種ゼネラル・レクラーク拡大中
写真:西洋なし
 西洋なしの主な産地は、南部町、三戸町、弘前市、青森市で本県の栽培面積の約72%を占めています。
 主力品種は、ゼネラル・レクラークとラ・フランスです。
 近年、とろけるような食感と独特な香りが人気の高級品種ゼネラル・レクラークの産地化が進められています。

データで見る西洋なし

西洋なしの栽培面積と収穫量の推移

 本県の西洋なしの栽培面積は、近年、増加に転じています。
西洋なしの栽培面積と収穫量の推移(青森県)

西洋なしの品種

 品種別の割合は、ゼネラル・レクラークが約27%、次いでラ・フランスが約26%、バートレットが約18%、プレコースが約12%となっています。
西洋なしの栽培面積と収穫量の推移(青森県)
ラ・フランス

 フランスで1864年に発見されました。日本への導入は1903年(明治36年)と言われています。
 果肉は淡黄白色、肉質は緻密で果汁が多く、独特の芳香を有しています。
写真:ゼネラル・レクラーク
ゼネラル・レクラーク

 フランスのアンジェ国立果樹試験場で10年間の特性調査後、1950年(昭和25年)に公表されました。両親は不明ですが、ドワイエネ・デュ・コミスの自然交雑実生であると推測されています。青森県には畑作園芸試験場(現:地方独立行政法人青森県産業技術センターりんご研究所県南果樹部)に1978年(昭和53年)に導入されました。
 追熟後の果肉はきめ細かく、果肉の色は黄白、果汁が多く、特有の香気があります。食味は濃厚で酸味があります。

西洋なしのいろいろ

西洋なしの産地紹介:「八戸農協ゼネラル・レクラーク部会」

写真:八戸農協ゼネラル・レクラーク部会
 八戸農協では、ゼネラル・レクラークの産地化を進めています。
 ゼネラル・レクラークは贈答用の高級品種として人気が高く、主に都内の高級果物店などで販売されるほか、産地直売所や宅配による販売も積極的におこなっており、ワインやアイスクリーム等の加工品も販売しています。

トピックス

写真:西洋なし食べ頃紹介
 西洋なしを購入した時、いつが食べ頃なのか悩んだことありませんか?
 実は、収穫後に追熟(ついじゅく)という過程を経なければ、西洋なしのおいしさが堪能できないのです。
 産地では食べ頃を説明したリーフレット等を作成していますので、参考にしておいしく食べましょう。

西洋なしと健康

 西洋なしには、フラバノ-ル、アントシアニン、フラボノ-ルなどのポリフェノールが含まれており、活性酸素を除去する抗酸化作用があり、ガンを始めとするさまざまな疾病予防に効果があると言われています。

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この記事についてのお問い合わせ

りんご果樹課・生産振興グループ
電話:017-734-9492  FAX:017-734-8143

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