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更新日付:2024年2月5日 林政課

第16回あおもり産木造住宅コンテスト審査結果発表&表彰式を開催しました。

「あおもり産木材活用建築コンテスト」とは

安全・安心で良質な県産材を使用した住宅、非住宅施設を広く県民の皆様に知っていただくことにより、県産材の需要を拡大し、地産地消の推進と林業・木材産業及び木造住宅産業の活性化が図られることを目的としたコンテストです。

1 募集対象
青森県内において建築された住宅や施設について、次の応募要件全てを満たすものとします。

≪住宅新築部門≫
・新築の一戸建て木造住宅
・2018年4月1日から2023年9月30日までに完成したもの、若しくは完成予定のもの
・青森県産材認証推進協議会が認証する認証県産材を、延べ床面積に対して0.08㎥以上使用しているもの
・過去にあおもり産木造住宅コンテストに応募していないもの

≪住宅リフォーム部門≫
・リフォームを行った一戸建て住宅
・2018年4月1日から2023年9月30日までに完成したもの、若しくは完成する予定のもの
・認証県産材を完成時に見える部分に使用していること

≪非住宅新築部門≫
・地方自治体が整備したもの以外で居住を目的としていない新築の建築物
 (例:民間商業施設、事務所、社会福祉施設、保育園等施設、医療施設、宿泊施設等)
・2013年4月1日から2023年9月30日までに完成したもの、若しくは完成する予定のもの
・木造の建築物で、国産材(特に青森県産材)を使用していること

≪非住宅その他木質化部門≫
・地方自治体が整備したもの以外で居住を目的としていない新築の建築物
(例:民間商業施設、事務所、社会福祉施設、保育園等施設、医療施設、宿泊施設等)
・2013年4月1日から2023年9月30日までに完成したもの、若しくは完成する予定のもの
・見える部分に国産材(特に青森県産材)を使用していること
※ 構造は木造の他、鉄骨造やRC造等も可とし、新築・リフォームの別は問わない(木造はリフォームのみ)

2 審査方法
令和5年6月30日~9月30日まで募集したところ、13作品の応募がありました。応募作品について、県民の皆さんによる一般投票や審査委員会による審査を実施し、次のとおり受賞作品が決定しました。

3 全作品の公開
令和6年3月に発行予定の「あおもり産木材地産地消ガイドブック」に掲載されます。

審査結果

受賞作品
受賞名 作品名 応募者
住宅新築部門
木づかい大賞
(知事賞)
「「ほしい」を実現した無垢の家」 企業組合県木住(青森市)このリンクは別ウィンドウで開きます
木づかい賞 「柏崎の家」 1952HINOKIYA一級建築士事務所(八戸市)このリンクは別ウィンドウで開きます
​(有)赤穂工務店(八戸市)このリンクは別ウィンドウで開きます
木づかい賞・県民投票賞 「お家で楽しもう!すべり台のある家」 (有)日沢建設(田子町)このリンクは別ウィンドウで開きます
住宅リフォーム部門
審査員特別賞 「暮らしつなぐ家」 Shirakami  Lab 合同会社一級建築設計事務所(五所川原市)このリンクは別ウィンドウで開きます
県民投票賞 「~青森ヒバ香る吹抜~性能向上と意匠性を備えたリノベーションハウス」 (株)亜細亜建設(青森市)このリンクは別ウィンドウで開きます
非住宅その他木質化部門
審査員特別賞 「サンバスタンド」 サンバスタンド(十和田市)このリンクは別ウィンドウで開きます
(株)WAAこのリンクは別ウィンドウで開きます
(株)福萬組このリンクは別ウィンドウで開きます

表彰式

 令和6年2月5日、県庁にて、第16回あおもり産木材活用建築コンテストの表彰式が開催されました。木づかい大賞(知事賞)に輝いた企業組合県木住の山﨑専務理事が、宮下知事から賞状を授与されたほか、各受賞者がコンテスト実行委員会齋藤会長から賞状等を授与されました。
 宮下知事からは「県産材を用いた建築は、森林資源を循環利用する仕組みとして青森県の山林を守ることに繋がる。今後もその魅力を積極的に発信していただきたい」とのコメントがあり、受賞者の方々は1人ずつ、県産材を利用した家づくりや建築物の設計への想いを知事の前で熱心に説明されていました。
  • 木づかい大賞
    宮下知事(右)と木づかい大賞に輝いた企業組合県木住と施主様(左)
  • 知事コメント
    宮下知事と受賞者との対話
  • 記念撮影
    記念撮影

受賞作品の紹介

<住宅新築部門・木づかい大賞(知事賞)> 「「ほしい」を実現した無垢の家」 企業組合県木住
  • 外観写真
  • 内観1
  • 玄関
  • 玄関
【講評】
 この作品は、施主さまの希望に沿い、無垢の木や薪ストーブを取り入れ、三角屋根がトレードマークの開放的で暖かな住宅となっています。
 リビングのヒバの大黒柱が目を引き、土台はヒバ、柱はスギ、梁はアカマツと構造や床、外壁、建具にも県産材を使用しており、木目を活かしたデザインとなっています。県産材だけではなく、照明器具やガラス、ホタテの貝殻粉末入りの漆喰など県産素材にこだわり、薪ストーブのある暖かな空間が北国の暮らしのモデルとなり得る点が評価され、木づかい大賞に選出されました。

<住宅新築部門・木づかい賞> 「柏崎の家」  1952HINOKIYA一級建築士事務所・(有)赤穂工務店
  • 外観
  • 内観
  • 内観2
【講評】
 この作品は、コンパクトな敷地中で、プライバシーに配慮しながら周囲の景観との調和が図られた実用性の高い住宅となっています。県産のヒバやスギを外装や床などに使用し、地元の職人の造作による家具や建具の採用により、木目と白地の洗練されたデザインとなっており、限られた空間を明るく快適にするための配置や動線の工夫が随所に見られ、木づかい賞に選出されました。

<住宅新築部門・木づかい賞、県民投票賞> 「お家で楽しもう!すべり台のある家」 (有)日沢建設
  • 外観
  • 内観1
  • 内観2
【講評】
 この作品は、施主さまの希望であるすべり台とぶらんこが室内に設置され、挑戦的でありながら、木組をあらわしにした伝統的な工法とがマッチした住宅です。
 対の大黒柱や曲がりのあるアカマツの梁により開放感と安心感を与える設計となっており、プレカットと手刻みの併用でコスト低減が図られるなど、施主さまの希望を叶え、木に囲まれた空間を実現した点が評価され、木づかい賞に選出されました。
 また、一般投票では「すべり台がうらやましい」、「木がふんだんに使われて落ち着く」という声が多く寄せられ、最多得票で県民投票賞に選出されました。

<住宅リフォーム部門・審査員特別賞> 「暮らしつなぐ家」 Shirakami Lab 合同会社 一級建築士事務所
  • 外観
  • 内観1
【講評】
 この作品は、築28年の住宅の外壁と屋根を張り替えたリフォームです。ファサード外壁などの外装や梁などの内装に青森ヒバが使用されるなど、少量ながら樹種の特性を活かした使い分けをしつつ、デザインとしても効果的に使用されていることから、審査員特別賞に選出されました。

<住宅リフォーム部門・県民投票賞> 「~青森ヒバ香る吹抜~性能向上と意匠性を備えたリノベーションハウス」 (株)亜細亜建設
  • 内観
  • 内観2
【講評】
 この作品は、築47年の木造住宅のリノベーションです。吹抜部分の天井に節のある青森ヒバの羽目板が使用されアクセントとなっており、2階バルコニーから風を入れるとヒバの香りがするよう工夫されています。一般投票では「明るく開放的で木の香りがしそうだ」という声が多く寄せられ、最多得票で県民投票賞に選出されました。

<非住宅その他木質化部門・審査員特別賞> 「サンバスタンド」 (有)下山旅館・(株)WAA・(株)福萬組
  • 内観1
  • 内観2
【講評】
 この作品は、廃業したガソリンスタンドを、カフェやレンタルオフィスなどをそなえたコワーキングスペースとしてリノベーションを行った建物です。内装材の一部に青森ヒバを無塗装で使用することで、木の自然な香りによるリラックス効果が図られているほか、青森県の木であるヒバが利用者を出迎えるように入口正面の垂れ壁に使用されているなど、少量ながら効果的に内装木質化を行っている点が評価され、審査員特別賞に選出されました。

過去の受賞作品等

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この記事についてのお問い合わせ

林政課林産振興グループ
電話:017-734-9517  FAX:017-734-8145

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