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更新日付:2025年4月1日 下北農林水産事務所

下北の「ユニバーサル農業」(農福連携)

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指導調整課 農業普及振興室 林業振興課 農村整備課 むつ家畜保健衛生所このリンクは別ウィンドウで開きます 下北地方水産事務所

下北地域の状況

「ユニバーサル農業」(農福連携)とは?

●「農福連携」とは文字どおり「農業」と「福祉」が連携し、障がい者の農業分野での活躍を通じて、農業経営の発展とともに、障がい者の自信や生きがいを創出し、社会参画を実現する取組です。
農業と福祉の「Win-winな関係づくり」と言えます。

●障がいには、大きく分けると「身体障がい」「知的障がい」「精神障がい」があり、障がいの程度によって就労支援サービスが「就労移行支援」「就労継続支援A型」「就労継続支援B型」「就労定着支援」の4種類あります。
このうち、農福連携では「就労継続支援B型」の福祉事業所と連携して進めます。
下北地域には「B型」の福祉事業所が14施設あり、うち7施設が農業に取り組んでいます。

>>障がい者に対する就労支援このリンクは別ウィンドウで開きます(厚生労働省HP)

●平成26年度からスタートした県事業をきっかけに、下北地域の農福連携の取組は徐々に拡大し、令和5年度は14名の農業者が取り組みました。
また、産直市として定着している「しもきたマルシェ」では、福祉事業所がつくった農作物や雑貨などを販売する「ノウフクマルシェ」も併催しています。

  • 花豆のさやむき作業
    花豆のさやむき作業
  • さつまいものつる切り作業
    さつまいものつる切り作業
  • ノウフクマルシェ
    ノウフクマルシェ

「農福連携」から「ユニバーサル農業」へ

●今後、更なる人口減少に伴い、農業のみならず、あらゆる産業で人手不足が深刻化することが懸念されています。
また、青森県は農林水産県ですので、食料を全国へ、更には世界へ供給する拠点として本県を成り立たせていく必要があります。

●こうした中、障がい者を始め、高齢者や生きづらさを感じている方を含む多様な方々が従事できる農業を「ユニバーサル農業」と定義し、「青森県ユニバーサル農業推進方策」として取りまとめ、令和6年度から取り組みます。
また、農業に限らず、林業(林福連携)、水産業(水福連携)も対象に進めます。

>>青森県ユニバーサル農業推進方策このリンクは別ウィンドウで開きます(県農林水産政策課HP)

「ユニバーサル農業」に取り組むには?

「ユニバーサル農業」に取り組む手順

「ユニバーサル農業」に取り組むには、まず福祉事業所を探して依頼する作業内容を相談し、施設職員と事前打合せを行った上で、請負契約書を結んで実施します。実施後は、福祉事業所に契約書で決めた料金を支払います。

1 福祉事業所を探す

●まず、事前に次のことを決めておき、メモしておいてください。
・日時(いつ)
・場所(どこで)
・作物(何の)
・作業内容(何を)
・希望料金(いくらで)
・トイレや休憩所の有無
・事前の打合せ日

●福祉事業所については、農業普及振興室(TEL 0175-22-2685)に御相談ください。

2 事前の打合せ

●作業は、ユニット(施設職員1名+障がい者2~3名のグループ)で行われます。
実施前に、どこでどんな作業をしてもらうか等を、施設職員と具体的に打合せし、契約書を締結します。

●施設職員に実際の作業場所などを見学してもらうとともに、障がい者の方ができること、できないことなどをあらかじめ確認します。

●屋外作業の場合の雨天時の対応や、支払料金などについても、事前に話し合っておきましょう。

3 実施当日

●福祉事業所から、障がい者と施設職員が来ます。障がい者への作業指示は、施設職員が行います。農業者からの連絡は、必ず施設職員を通じて行ってください。

4 実施後

●契約書(請求書)に基づき、料金を支払います

「ユニバーサル農業」を行うときの留意点

●作業時間は1日当たり3~4時間が基本となります。
「10~12時」+「13~15時」の計4時間のケースが多いようです。

●作業には、福祉事業所の「中」で行う作業と「外」で行うものがあります。
【施設内作業】ミニトマトの選別・パック詰め、出荷箱づくりなど
【施設外作業】収穫作業、除草作業、にんにくの種こぼし、収穫後の後かたづけ、コンテナ箱洗いなど
施設外作業の場合、福祉事業所からの移動距離が短い方が望ましいです。
また、近くにトイレや休憩場所が必要となる場合があります。

●農福連携を希望する場合は、できるだけ早めに福祉事業所に予約する必要があります。
また、料金は出来高制や時給制 など、福祉事業所により異なりますので、直接お問合せください。

●施設職員との打合せ後、作業内容を変更する場合は、事前に必ず福祉事業所の施設職員に再度相談してください。急な変更に対応できない場合があります。

関係リンク

農林水産省HP「農福連携の推進」このリンクは別ウィンドウで開きますこのリンクは別ウィンドウで開きます
農福連携に生かせる助成制度等の情報や、各種パンフレットやマニュアルが入手できます。

あおもり農福連携プロジェクトHPこのリンクは別ウィンドウで開きます
東北町のB型福祉事業所「アーチプラス」が運営し、取組に賛同した農業者や福祉事業所、地域の企業等が参加しています。県内における農福連携の先進地、上北地域の取組を知ることができます。

弘前市HP「農福連携の推進について」このリンクは別ウィンドウで開きます
同じく農福連携の先進地、弘前市の取組が分かるページです。

厚生労働省HP「(障がい者を雇用する)事業主の方へ」このリンクは別ウィンドウで開きます
障がい者雇用について、各種情報が入手できます。

ノウフクプロジェクト
ノウフク・プロジェクトHPこのリンクは別ウィンドウで開きます
(一社)日本基金が運営する農福連携の総合情報サイトです。

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この記事についてのお問い合わせ

下北農林水産事務所
電話:代表: 0175-22-8581
直通(農業普及振興室): 0175-22-2685  FAX:0175-22-3212
〒035-0073 青森県むつ市中央1-1-8 青森県むつ合同庁舎 新館3F

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