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更新日付:2024年11月18日 DX推進課

【青森県DX推進ラボ】産学官金が連携してDXを推進します!

「青森県DX推進ラボ」について

 青森県では、デジタル化の加速等による社会環境の変化を変革のチャンスと捉え、あらゆる分野におけるDXを推進するための官民全体で共有すべき指針となる「青森県DX推進プラン」(R6~R10)を策定し、県民や市町村、民間企業等とも連携してDXを推進していくこととしています。
 こうした背景を踏まえ、青森県では、青森県IoT推進ラボ、クロステック研究会を整理・移行する形で「青森県DX推進ラボ」を設立し、産学官金の連携をさらに強化して県内事業者の課題解決に取り組み、県内事業者の競争優位性の確立を目指すほか、DXの普及啓発につながるセミナーの開催、DX推進の基盤となるデジタル人財の育成・確保等など、多面的な施策展開により、県内産業のDXを強力に推進していきます。
※「青森県DX推進ラボ」は、経済産業省及び独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の制度である「地域DX推進ラボ(第三弾)」に応募し、令和6年9月27日付けで選定されました。

【実施体制図】

青森県DX推進ラボは、事業者等が抱えるデジタルに関する相談、課題等に対し、県(事務局)及び青森県DX総合窓口、ラボの構成機関がその課題を共有することで、各構成機関の役割に応じた支援やサポートIT企業のマッチングなどに取り組み、課題の解決を図ります。

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「地域DX推進ラボ」及び「地方版IoT推進ラボ」とは

 経済産業省は独立行政法人情報処理推進機構(IPA)とともに平成28年6月、IoT・ビッグデータ・AI等の先進技術を活用して効率的かつ効果的に地域課題の解決を図る取組を支援するべく、「地方版IoT推進ラボ」を制度化し、これまでに106地域の取組を選定、支援してきました。

 デジタル田園都市国家構想基本方針(令和4年6月7日閣議決定)では、地方版IoT推進ラボの実績を踏まえ、地域社会全体でのデジタルトランスフォーメーション(DX)への取組をさらに加速し、地域の経済発展とウェルビーイングの向上を実現するため、新たに「地域DX推進ラボ」という枠組みを立ち上げ、令和4年11月30日から公募を開始しました。令和6年9月には第三弾として5地域を選定し、これまで計43地域を選定、支援しています。

「クロステック研究会」とは

 課題解決に向けたマッチングや、必要なリソースの提供を通じて、地域課題の解決と新製品・サービス開発、生産性の向上につなげるため、地域や事業者が抱える課題について、地域が一体となって、デジタル技術で解決する仕組み。(構成メンバー:県(事務局)、県内大学、研究機関、支援機関、課題の解決策の提案者)

課題解決のフロー

  • 事業者からの相談、課題等
    各機関にデジタルに関する相談、課題等があった場合に事業者の了解を得て、事務局(県)に連絡します。
    (青森県DX総合窓口への相談に対しても内容に応じて同様のスキームで検討します)
  • 対応策の検討
    各機関とともに事務局(県)及び青森県DX総合窓口が対応策を検討します。
  • 課題解決(ラボ構成機関)
    必要に応じて、ラボ構成機関と課題を共有することで、各構成機関の役割に応じた支援などを検討し、協力して課題の解決を図ります。
  • 課題解決(サポートIT企業)
    課題等に対して、サポートIT企業が解決策を提案できる場合には、企業とのマッチングなどを支援することで課題の解決を図ります。
    ・最適な解決策を提案したサポートIT企業の紹介
    ・デジタルツールの紹介
    ・技術的支援 等
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相談、課題等

 課題はどんな事柄でもかまいませんが、デジタル技術を使って解決策を検討するものとなります。
 例として、
 ・デジタルマーケティングの手法を検討したい。(新たな顧客を獲得したい)
 ・最新のデジタル技術を教えてほしい。技術支援してほしい。(新たなサービスを創出したい)
 ・IT企業を紹介してほしい。(デジタル技術を持った企業と協業したい)
 ・デジタル技術で解決できそうな事柄をコンサルティングしてほしい。(生産性を向上したい)
 ・人手のかかる仕事をデジタル化し、効率化したい。(人材不足で困っている)
 など、様々な課題に対応します。

相談方法

(1)デジタル・DX全般の相談
 「青森県DX総合窓口」にご相談ください。

 「相談したいけれど、課題が漠然としている」というようなケースであっても、「青森県DX総合窓口」が、聞き取りの上、課題を整理することも可能です。お気軽にご相談ください。

【ご相談先】
青森県DX総合窓口
MAIL:info@dx-aomori.com
TEL:080-7699-6065(対応時間:平日9時~17時)
HP:青森県DX総合窓口ポータルサイト

(2)ラボ構成機関専門分野についての相談
 支援フェーズの「相談する」に対応している機関にご相談ください。

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解決した事例(クロステック研究会)

解決した事例や、解決に向けた取組をご紹介します。

見積・受注業務の生産性向上

課題者:株式会社フジモーターズ 卸売業(弘前市)
課題の解決策の提案者:株式会社ヘプタゴン(三沢市)

事例1 フジモーターズ
【課題】
電話やFAXで受け付けている問い合わせ(見積・在庫確認・注文)をスマートフォンやパソコン等のデジタル技術を活用し、自動で受け付けられるようにすることで、受注ミスや、電話の取り逃しによる機会損失を減少させ、効率化を図ることで、営業力を強化したい。
【解決策】
受注をスマートフォンやパソコンからWEBにより自動で受け付けられるようにした上で、RPAを活用して既存システムとの連携も自動化することで、夜間、休日、繁忙時にも受注をできるようにする仕組みを構築することが可能となった。
今後は、課題の解決策の提案者とともに実装に向けてシステム構築を進めていく予定である。

全国に向けたデジタルマーケティング

課題者:株式会社小林紙工(弘前市)
課題の解決策の提案者:株式会社ストラテジーテック・コンサルティング(本社東京都:弘前事業所が担当)

事例2 小林紙工
【課題】
高付加価値な紙箱を必要とする国内の顧客に対し、デジタル技術を活用した販路拡大に取り組みたい。
【解決策】
課題の解決策の提案者が伴走支援をしながら、ECサイトによるデジタルマーケティングを開始することで、県外の新規顧客を獲得していく予定である。

AIを活用した青果物用段ボールの受注販売予測

課題者:森羽紙業株式会社(五所川原市)
課題の解決策の提案者:東日本電信電話株式会社(本社東京都:青森支店が担当)

事例3 森羽紙業
【課題】
農家等からの聞き取りや担当者の経験則に基づき、今後の受注量を予測し、段ボール箱を生産している。その作業に膨大な時間と専門人員を必要としているため、デジタル技術で解決したい。
【解決策】
天候データ、市場出荷データ、顧客データを活用し、AI技術で受注予測が可能となる見込みであることから、課題の解決策の提案者とともに実装に向けてシステム構築を進めていく予定である。

この記事についてのお問い合わせ

DX推進課 産業・しごとDXグループ
電話:017-734-9418  FAX:

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