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更新日付:2023年2月1日 広報広聴課
県民だよりあおもり2023年2月号(第197号)テキスト版
表紙
県民だより あおもり2023年2月号(第197号)
令和5年2月1日発行
テーマ
青森の経済を元気に!一緒にチャレンジしていきましょう!
表紙の人たち
あおもり女性創業サポーターズ「あおもりフルール」のみなさん
目次
1 特集
青森の経済を元気に!一緒にチャレンジしていきましょう!
2 連載 CAFE AOMORI
あおもり女性創業サポーターズ「あおもりフルール」
三上 友子(みかみ ともこ)さん
3 連載 『地域県民局』 ZOOM UP!
上北地域特集
4 連載 いただきます!あおもりめし
上北レシピ
5 ミニ特集
・自分らしく、はたらく。あおもりで。
・やってみよう!手話であいさつ
6 あおもりインフォメーション
県からのお知らせ
7 連載 申吾のほっとコラム
蘋果知事(りんご知事)教育表彰を受ける
特集:青森の経済を元気に!一緒にチャレンジしていきましょう!
県では、魅力ある多様なしごとが生まれ、それが地域を支える存在に成長し、次の世代にうまく引き継がれることによって、地域の産業や経済が持続的に発展できるよう、それぞれのステージに合わせたさまざまな支援を行っています。
1 創業したい方を応援! 「創業支援」
県内で新しく事業を始めたい方を応援するため、事業の構想段階から実際に創業するまで、専門家によるきめ細かな支援などを行っています。
記事に関する問い合わせ:地域産業課 電話 017-734-9374
関連ページ:
創業・起業の支援
創業事例の紹介
インキュベーション・マネジャー(IM)が伴走型で支援します!
インキュベーション・マネジャー(IM)とは、創業・起業を考えている方に対し、事業の構想・企画の段階から創業・起業に至るまで一貫した支援を行う専門家です。
創業希望者に寄り添い、夢を叶えるパートナーとして豊富な知識と経験で支援します。
創業支援制度を活用しよう!
県内10か所の創業支援拠点
県内各地域の支援拠点で、創業・起業に興味・関心のある方や具体的に検討している方、まだ構想段階という方などを専門家がサポートします。相談は無料です。
関連ページ:青森県内の創業支援施設
- 21あおもり産業総合支援センター(青森市)
- 青森県よろず支援拠点(青森市)
- AOMORI STARTUP CENTER(青森市)
- ひろさきビジネス支援センター(弘前市)
- はちのへ創業・事業承継サポートセンター(8サポ)(八戸市)
- ごしょがわら圏域創業相談ルーム(五所川原市)
- 黒石市創業相談ルーム
- 十和田市創業相談ルーム
- 三沢市創業相談ルーム
- むつ市創業相談ルーム
あおもりUIJターン創業相談会in東京
関東圏にお住まいで、青森でのUIJターン創業を考えている方を支援する相談会を開催しています。
県内の創業・起業のプロであるIMがご相談をお受けします。
創業・起業座談会&支援制度説明会
創業・起業に関する専門家のアドバイスや先輩起業家の体験談を聞くことができる座談会と、支援制度について詳しく知ることができる説明会を開催しています。参加無料、オンライン参加も可能です。
インタビュー:「創業支援制度」を活用しました
【回答者】
まちの茶屋しゃべるばあ~(八戸市)
八重倉 幸子(やえくら さちこ)さん
【親身なアドバイスを受けてUターン創業を実現!】
定年退職をきっかけに「八戸にUターンして高齢の母のそばで過ごそう」と思い、有楽町の「青森暮らしサポートセンター」を訪ね、その後「はちのへ創業・事業承継サポートセンター」のスタッフに相談に乗っていただきました。
当初は山遊びの施設運営を考えていましたが、「大手食品メーカーで商品開発に携わってきた経験を生かした方が良い」とアドバイスをいただき、飲食・惣菜業での創業を決意。
私の担当IMは「母を支えるため実家の近くで創業したい」、「地域の交流を活性化したい」という私の希望をしっかりと受け止め、事業計画の立て方から親身になってサポートしてくれました。また、経理やマーケティング、開業に当たっての手続きや届け出といった細かな部分までケアしてもらえて、相談して本当に良かったと思っています。
2 新しい取り組みに挑戦! 「経営改善・新事業創出」
デジタル化・DXで経営革新!
県内事業者のデジタル化を推進し、地域や事業者が抱える課題の解決と新商品・新サービスの開発、生産性の向上やDXにつなげるためのさまざまな取り組みを進めています。
- DX(デジタルトランスフォーメーション)
-
「DX(デジタルトランスフォーメーション)」とは、企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること
(単なるホームページの作成や会議のオンライン化などのデジタル化を意味するものではありません)
「スマートものづくり」で課題解決!
「スマートものづくり」とは、ものづくり企業がロボットやAI、IoTなどの先端技術を活用して生産性や付加価値などを高める取り組みのことです。企業が今抱えている課題を解決できる可能性を秘めています。
問い合わせ:地域産業課 電話 017-734-9373
関連ページ:スマートものづくり支援情報
インタビュー:「スマートものづくり促進事業費補助金」を活用しました
【回答者】
大浦食品株式会社(八戸市)
工場長 大浦 誠紀(おおうら まさき)さん
【生産性が劇的に向上しました!】
当社ではこれまで出荷に間に合わせるために別部門から人員を集めて商品製造を行っていました。会社の人手不足が深刻になる前に生産効率を高める必要があると考え、先端設備を導入したいと思い、「スマートものづくり促進事業費補助金」の申請をしました。
補助金を活用してコンピュータースケールとバケットリフト、2軸式振り分けロボットを導入したことで、生産スピードが大幅に向上した上に、省人化にも成功。別部門から応援を呼ばなくても出荷期限までに商品製造を完了させられるようになり、生産性が劇的に向上しました。
スマートものづくりを取り入れたことで想定以上の効果が得られて、社員一同驚いています。今後もさらなる生産性の向上を目指して、取り組みを進めていきたいです。
産学官の連携でDXを推進! 「クロステック研究会マッチングサイト」
県内事業者のDXの推進を図るため、産学官(大学・支援機関・IT企業など)が一体となり、事業者の方々の課題をデジタル技術で解決します。
課題の提案者と解決策の提案者をウェブ上でマッチングし、課題の解決をサポートします。お悩みを抱えている事業者の方は、お気軽にお問い合わせください。
問い合わせ:新産業創造課 電話 017-734-9418
関連ページ:クロステック研究会課題解決マッチングサイト
- クロステック研究会マッチングサイトの課題解決の流れ
-
1 「課題の提案者」がクロステック研究会に課題を提案
2 クロステック研究会が「解決策の提案者」に課題を共有
3 「解決策の提案者」がクロステック研究会に解決策を提示
4 クロステック研究会が「課題の提案者」と「解決策の提案者」をコーディネート
価値を高める再利用 「アップサイクル」
本県由来の未利用資源を活用したアップサイクルビジネスの創出を図るため、県内事業者のマッチングや専門家の派遣など、さまざまな取り組みを進めています。
問い合わせ:新産業創造課 電話 017-734-9420
事例紹介:「UPCYCLE B タンブラー 津軽びいどろ」(北洋硝子株式会社(青森県)×アサヒユウアス株式会社(東京都))
青森の伝統工芸「津軽びいどろ」を手掛ける北洋硝子株式会社とアサヒユウアス株式会社が共創し、従来は廃棄されていた飲食店の破損ジョッキなどをハンドメイドタンブラーとしてアップサイクルしています。環境負荷低減と地域産業活性化を目指した取り組みです。
青森県アップサイクルフォーラム
フォーラム会員になると、アップサイクルビジネスに関するセミナーなどの情報をいち早く知ることができるほか、会員同士のつながりができるなど、さまざまなメリットがあります。入会は無料です。お気軽にお問い合わせください。
問い合わせ:新産業創造課 電話 017-734-9420
関連ページ:青森県アップサイクルフォーラムの会員企業を募集します!
青森県×神戸市 ビジネス交流を促進!
問い合わせ:地域産業課 電話 017-734-9375
関連ページ:神戸とつながり発展するビジネス交流推進事業
青森-神戸線から広がる新たなビジネスチャンス
フジドリームエアラインズ(FDA)の青森-神戸線が令和2年3月に就航。
これにより神戸との交流人口が増加し、ビジネス面でも相互交流が行われ、新たなビジネスチャンスが拡大しています。
ワークショップを通じてマッチング
青森と神戸の企業間のビジネス交流を促進するため、双方の地域の特徴や企業ニーズなどを共有するワークショップを開催し、企業間マッチングや商工団体の交流に取り組んでいます。今後も、空路の利便性を活用した経済交流を促進していきます。
青森・神戸双方で交流イベントを開催
青森と神戸それぞれで、双方の魅力をPRし、特産品を販売する交流イベントを開催。お互いの認知度アップを図りました。
事業にマッチした人材探しをお手伝い! 「人材確保」
「新しい社員を雇いたいけれどなかなか応募が来ない」、「企業課題解決のために専門知識とキャリアのある人を雇いたい」などの人材確保に関する悩みを持つ事業者の課題解決を支援しています。
問い合わせ:労政・能力開発課 電話 017-734-9398
「あおもり人財確保推進センター」が人材確保の課題を解決!
キャリアコンサルタントの資格を持つ人財確保推進コーディネーターや、豊富な経験とノウハウを持つ企業訪問アドバイザーが、事業者が抱える人材確保のさまざまな悩みに親身になって対応します。
あおもり人財確保推進センター
- ところ:青森市安方1-1-40 青森県観光物産館アスパム 7階
- 受付時間:8時30分から17時15分まで
- 問い合わせ:電話 017-775-7075
関連ホームページ:あおもり人材確保推進センター
こんな悩みを一緒に解決!
- 求人を出しても応募や問い合わせがない
- 企業PRの方法が分からない
- 人材確保に関する支援制度を知りたい
- 人材を定着させたい など
利用した事業者の声
アンケート:専門家から受けたアドバイスを参考に取り組んで、どんな効果がありましたか?
出典:人財確保支援事業専門家派遣利用企業アンケート
(令和2年度・3年度に専門家派遣を利用した31社中、27社が回答。複数回答あり)
- 人材を採用することができた…17社
- 人材の定着に効果があった…2社
-
その他、効果が感じられた…13社
(採用に携わる社員の士気が高まった、会社をPRするための前向きなアドバイスをもらえた など)
- まだ効果はない…4社
インタビュー:コーディネーターとして人材確保のアドバイスをしています
【回答者】
採用・人事コンサルタント(東北町)
小笠原 咲絵(おがさわら さきえ)さん
【人材確保のお困りごとを解決します!】
「あおもり人財確保推進センター」では、採用などの人材確保に関するさまざまなご相談を随時受け付けています。対面相談、ビデオ通話によるオンライン相談、電話相談が可能です。
また、相談内容に応じた専門家派遣もあり、首都圏の人材業界や求人広告の総合代理店などを経験している採用コンサルタントや大手企業での経験がある人事・労務コンサルタント、特定社会保険労務士、経営コンサルタントなどの専門家が親身にヒアリングし、的確なアドバイスを行っています。
センターに寄せられるご相談は、「先代の経営者が急逝して、会社の立て直しを図っているが、採用をどうしたらいいか道筋が立たない」、「コロナ前より採用環境が悪化し、求人への応募数が減ってしまった」、「採用した社員が自社のカラーとマッチせずトラブルになってしまった。今後採用のミスマッチを防ぐにはどうすればよいか」、「自社の採用活動に足りないものは何か、客観的な意見が欲しい」など、多岐にわたります。
そのほか、採用情報サイトの制作や副業・兼業についてのご相談も受け付けていますので、人材確保に悩みを抱えている方はぜひ一度ご相談ください。
中小企業若手人財確保・定着支援事業費補助金
県内中小企業等が若手人材確保や定着力の向上を図るために行う事業に要する経費の一部を補助します。
関連ページ:令和4年度中小企業若手人財確保・定着支援事業費補助金の申請
「プロフェッショナル人材」の力で県内企業を元気に!
人材不足が深刻化する中小企業は、新規事業の立ち上げや新商品の開発、生産性の向上など、専門知識や課題解決力を持ったプロフェッショナル人材の力を必要としています。
そこで県では、関係機関と連携し、企業のニーズを民間人材ビジネス事業者等へつなぐことで、プロフェッショナル人材とのマッチングをサポートしています。
- 「プロフェッショナル人材(プロ人材)」とは
- 長年培ったキャリアを生かし、職場のリーダーとして企業マネジメントに携わったり、管理職やリーダークラスとして経営者の右腕となり、企業のさまざまな成長戦略を具現化していく人材のこと。
青森県プロフェッショナル人材戦略拠点(プロ拠点)
- ところ:青森市安方1-1-40 青森県観光物産館アスパム 7階
- 受付時間:9時から17時まで
- 問い合わせ:電話 017-735-6550
関連ホームページ:青森県プロフェッショナル人材戦略拠点
こんな経営課題を解決!
- 販路開拓
- 生産性向上
- 新事業展開
- デジタル化促進 など
インタビュー:「青森県プロフェッショナル人材戦略拠点(プロ拠点)」を活用しました
【回答者1(入社したプロ人材)】
タナカホーム株式会社(八戸市)
夏堀 大河(なつぼり たいが)さん
【次世代の技術者に仕事の楽しさ伝えたい】
現場監督業務のほか、社内では、これまでに得た自身の経験を生かし、技術やコミュニケーションの取り方のコツを、部下や後輩に勉強会などで指導・アドバイスしています。
近年、現場監督や職人の人手不足が問題になっていますが、この仕事の楽しさを伝えることで、次世代の技術者の育成に取り組んでいます。
【回答者2(採用した経営者側)】
タナカホーム株式会社(八戸市)
代表取締役社長 金田一 光徳(きんだいち みつのり)さん
【期待以上の人材を採用できました!】
現場監理者を探していた際にプロ拠点のことを知り、現場監理も若手社員の指導もできる人材を採用したいという欲張りな考えを相談させていただきました。その結果、多くのプロ人材の紹介を受け、最終的には期待以上の人材を採用することができました。
また、本人にも企業にもありがたい補助金も利用でき、うれしい限りです。
プロフェッショナル人材誘致促進事業費補助金
県内の中小企業等の皆さんが経営革新や新事業展開等に取り組むために、外部のプロ人材を採用する場合に必要な人材紹介手数料の一部や、副業・兼業人材として活用する場合の交通費・宿泊費を補助します。
関連ページ:令和4年度青森県プロフェッショナル人材誘致促進事業費補助金の申請
4 安心して事業を引き継ぐために 「事業承継支援」
県内中小企業経営者の高齢化が進み、団塊世代経営者の引退が目前に迫っています。
そこで企業の後継者へのバトンタッチが円滑に行われるよう、事業承継の呼びかけや相談対応などの支援を行っています。
問い合わせ:地域産業課 電話 017-734-9374
なぜ事業承継の準備が必要なのか
事業承継は“現経営者から後継者への事業のバトンタッチ”を行うことですが、単に経営者の名前を変えるだけではありません。
企業がこれまで培ってきたさまざまな財産(人・モノ・金・知的財産)を引き継ぐことであり、承継後の経営を安定させるためには、早めの準備と計画的な取り組みが重要です。
中小企業が抱える悩み
- 後継者がいないので廃業を考えている
- 会社を存続させたいが後継者が決まらない
- 技術や従業員を引き継ぐ先を探したい
- 事業承継に必要な手続きは? など
今から事業承継の準備をしましょう!
【現状】
経営者の高齢化(経営者の平均年齢:60.3歳、引退予想年齢:70歳前後)
→事業承継には5年から10年ほどかかる
→いつかやろう、と先送りにしていると…
・承継前に現経営者が亡くなってしまい、相続により資産が分散する可能性
・後継者の選定に時間をかけられなくなる など
→そうならないために、今から準備をしましょう!
青森県事業承継・引継ぎ支援センター
「会社を存続させたいが後継者が決まらない」、「事業承継に必要な手続きを知りたい」など、事業承継に課題を抱える中小企業のあらゆる相談に対応し、秘密厳守で万全のサポートを行っていきます。
- ところ:青森市新町2-4-1 青森県共同ビル 7階 21あおもり産業総合支援センター内
- 問い合わせ:電話 017-723-1040
インタビュー:「地域事業承継支援モデル構築事業」を活用しました
【回答者】
有限会社遠田酒店(十和田市)
遠田 圭佑(えんた けいすけ)さん
【引継ぎについて親と話し合うきっかけに】
もともとは保育士として働いていましたが、ゆくゆくは家業の酒店を父親から継ぐものと漠然と考えていました。県主催の事業承継セミナーを受けたことがきっかけとなり、本格的に事業承継を考え出したタイミングで支援を受け始めました。
やるべきことを具体的に教えていただき、継ぐ側と継がせる側の両方の思いを酌んだアドバイスをしてもらいました。それが父親と話し合うきっかけになり、前に進むことができました。
最初は支援者に自社の内情を全て打ち明けることに抵抗がありましたが、相談できる相手がいることはやはり安心感につながります。専門知識を持った方に相談することで自分の考えをまとめることもできました。無理に自力で進めてしまって不安になるよりも、支援を受けて良かったと思っています。
経営スキルを学びながら3年から4年かけて店を引き継ぐ予定ですが、その後も父親には相談役として支えてもらいながら事業を拡大していきたいと考えています。
連載:CAFE AOMORI(第17回)
県内で活躍している人たちが未来に継ぎたいさまざまな「あおもり愛」を語ります。
あおもり女性創業サポーターズ「あおもりフルール」
三上 友子(みかみ ともこ)さん
【プロフィール】
パソコンスクール勤務を経て、2005年に人財能力開発やコンサルタント業務などを担う株式会社I・M・Sを設立。
2020年に県が始めた取り組み「あおもりフルール」のメンバーに任命され、先輩起業家として創業・起業を希望する女性たちをサポート。
- 「あおもりフルール」の活動に加わった背景は?
-
(三上)県から声を掛けていただいたのがきっかけです。私が創業した頃は今ほど支援制度などが整備されておらず、知識もなくゼロからのスタートでした。だからこそ創業・起業を希望される方々の役に立ちたいという気持ちがありましたし、一般的に男性経営者が多い中で、女性経営者が集まって活動する取り組みを県が始めると聞いて、単純にうれしかったというのもあります。
メンバーになったことは、女性経営者同士の横のつながりができるきっかけにもなりました。今では仕事の話よりもプライベートの話の方が多い気はしますが(笑)、メンバーとの交流は刺激と癒しになっています。 - 活動する上での自分の強みとは?
- (三上)難局を乗り越えてきたからこそ伝えられることがあり、経営の楽しさも苦労も両方経験しているというのが強みですね。あと、子育て中の女性に寄り添えるというのも、実際に経験したからこそだと思います。
- 創業・起業を迷っている方へのアドバイスをお願いします。
-
(三上)人生は一度きりなので、踏み出してみるのもいいと思います。ただ、創業・起業するのは簡単ですが、事業を継続していくのは難しい。現在のライフステージや自分にとっての理想をしっかりと分析した上で決断することが大事だと思います。
創業支援機関は県内にたくさんありますが、実際に創業したからこそのアドバイスを行えるのが「あおもりフルール」の強みです。今後も創業・起業を希望する女性のお手本としての役割を担っていきたいと考えています。
連載:『地域県民局』 ZOOM UP! -上北地域-
地域県民局の取り組みをご紹介! 今回のご自慢地域は「上北地域」!
■地域県民局とは?
地域の特性を生かした魅力と活力ある地域づくりのために県内6地域(東青・中南・三八・西北・上北・下北)に設置された、県の総合的な出先機関。それぞれの地域に密着した地域づくりを進めています。
若者と地元企業が“地域の課題”にチャレンジ! ~人・地域・企業をつなぐ! 「地域課題解決型インターンシップ」~
上北地域県民局では、地域外から若者を2週間ほど受け入れ、地域の課題解決に向けて地元企業と協働で取り組むプロジェクトを実施し、若者と地域・企業とがより強くつながる機会づくりに取り組んでいます。
今年度は、馬文化の継承を目指した新たな観光コンテンツの開発、地域のイベントスペースの活用、女性活躍に向けた情報発信などに挑戦しました。
令和5年度も引き続き実施しますので、興味のある方はFacebookをご覧ください!
問い合わせ:上北地域県民局地域連携部 電話 0176-22-8194
関連:青森県上北地域県民局地域連携部Facebookアカウント
上北エリアといえばこれっ!
記事に関する問い合わせ:上北地域県民局地域連携部 電話 0176-22-8194
奥入瀬渓流氷瀑ツアー
白銀の奥入瀬渓流をネイチャーガイドと一緒に巡ってみませんか。
ナイトツアーでは、青みを帯びた美しい氷柱と氷瀑の群れなどのスポットがライトアップされ、光の色や変化を楽しむことができます。
問い合わせ:十和田奥入瀬観光機構 電話 0176-24-3006
ブッシュクラフト体験
七戸町の東八甲田家族旅行村で春から提供する予定の新たな自然体験メニュー。
インストラクターから火おこしやロープ結びを学んでみませんか?
問い合わせ:しちのへ観光協会 電話 0176-58-7109
連載:いただきます!あおもりめし(第17回)
地域にちなんだ食材で作るレシピや郷土料理をご紹介!
今回は上北レシピ
【レシピ監修】
自宅レストラン「こんみど」 主宰 尾崎 優さん
青森市在住。辻󠄀調理師専門学校(大阪市)を経てフランスへ。一つ星レストランで研修し帰国。2012年、自宅れすとらん「こんみど」を開業。地元青森で食べ続けられてきた昔ながらの素朴な郷土料理と家庭料理を中心に提供。
バラ焼き
みんな大好き!青森のソウルフード
- 基本データ
-
・カロリー:1,124キロカロリー
・塩分:7.9グラム
・調理時間:約30分 - 材料(4人分)
-
牛バラ肉(スライス)…200グラム
・玉ねぎ…2個
・サラダ油…大さじ1
【タレ】
・りんご…40グラム
・玉ねぎ…40グラム
・にんにく…5グラム
・しょうが…5グラム - 作り方
-
1…タレを作る(りんご、玉ねぎ、にんにく、しょうがをすりおろし、しょうゆ、砂糖、酢、みりんを混ぜ合わせる)。
2…玉ねぎは縦半分に切ってから繊維を断つように1センチ幅に切る。フライパンにサラダ油を熱し、中火でじっくりと焼いて甘さを引き出す。
3…2に牛バラ肉を入れ、さらにじっくりと炒め焼きする。牛肉に火が通ったら1のタレを回し入れ、からめながら炒めれば出来上がり。
ほっき貝の炊き込みご飯
濃厚なだしのうま味がおいしい
- 基本データ
-
・カロリー:1,234キロカロリー
・塩分:6.3グラム
・調理時間:約40分 - 材料(4人分)
-
・お米…2合
・ほっき貝…4個(貝殻はお店で外してもらいましょう)
【合わせだし】
・昆布だし…360ミリリットル
・薄口しょうゆ…小さじ2
・酒…小さじ2
・みりん…小さじ1
・塩…小さじ2分の1 - 作り方
-
1…お米を洗い、ざるに上げておく。
2…ほっき貝は内臓を取り除き、身、ヒモ、貝柱に分けてきれいに洗う。身は2枚に開いてから、さらに半分に切る。ヒモは食べやすい長さに切る。
3…鍋で合わせだしを沸かし、2のほっき貝を入れてひと煮立ちさせたら火を止める。ざるなどでだし汁とほっき貝を分け、さらにほっき貝を身とそれ以外に分けておく。
4…炊飯器にお米とだし汁を入れ、ヒモと貝柱をのせて炊く。炊き上がったら身も入れてまぜ合わせ、器に盛る。好みで黄ゆずの皮などを添える。
ミニ特集
1 自分らしく、はたらく。あおもりで。
県では、「らしく、はたらく AOMORI」をキャッチコピーに、県と県内企業など官民が一体となって、新卒者の県内就職促進プロモーションを展開中です。
青森県は自然が豊かで、おいしいものがたくさん! 首都圏や全国と比較して、平均通勤時間が短く、その分を自分の時間に使って、プライベートもエンジョイできます。また、認定こども園の数(0歳から5歳人口1万人当たり)が全国で1位、待機児童もゼロなので、子どもを預けられないかも、という心配も不要。安心して仕事と子育ての両立ができますよ。
現在就職活動中の皆さんも、これから就職活動を迎える皆さんも、自分らしく、安心して働ける青森県での就職を考えてみませんか。
問い合わせ:労政・能力開発課 電話 017-734-9398
関連ページ:新規学卒者・若年者の就職支援
青森県内での就職に役立つツール
- 青森県公式アプリ「シューカツアオモリ」
-
青森県内の企業情報、就活イベント情報などが満載!
ダウンロード無料、個人情報登録は不要で、すぐに利用できます。
関連ページ:青森県公式就活アプリ「シューカツアオモリ」で就職情報を手に入れよう! - 青森県公式就職情報サイト「あおもりジョブ」
-
約770件の求人情報と約1,050社の企業情報を掲載!
関連ホームページ:青森県公式就職情報サイト「あおもりジョブ」
「あおもり県内就職促進パートナー企業」募集中!
県では、高校生・大学生等の県内就職を促進するため、県とともに県内就職の魅力発信に取り組む企業や団体を募集しています。
ぜひ「あおもり県内就職促進パートナー企業」に登録して、「自分らしく働ける」県内就職の魅力を、ともに発信していきましょう!
関連ページ:「あおもり県内就職促進パートナー企業」を募集しています
2 やってみよう!手話であいさつ
県では、言語としての手話についての理解とその習得の促進を図るため、「青森県手話言語条例」を制定し、令和2年7月に施行しました。
「手話」は、手指や体の動き、表情などにより表現される、音声言語とは異なる「言語」です。日常生活や社会生活において、手話を使って生活しているろう者にとっては、筆談や字幕よりも手話を使った方が分かりやすい場合があります。
令和8年開催の第25回全国障害者スポーツ大会「青の煌(きら)めきあおもり障スポ」には、ろう者の選手もたくさん来県します。県民の皆さんも手話にチャレンジしましょう!
問い合わせ:障害福祉課 電話 017-734-9309
関連ページ:青森県手話言語条例
手話の例
- ありがとう…垂直に置いた左の手のひらを上に上げる
- おつかれさま…右の拳で左腕を軽く2回たたく
-
こんにちは…
1:人差し指と中指を立てて額に当てる(「昼」の手話)
2:両手の人差し指を向かい合わせ、同時に曲げる(「あいさつ」の手話)
青森県手話講座動画配信中!
気軽に手話を学べる動画を配信しています。もっと手話を学んでみたい人は、青森県聴覚障害者情報センターのYouTubeチャンネルをチェックしてみてください!
青森県聴覚障害者情報センターYouTubeアカウント
企画展「三内丸山遺跡の埋葬」
三内丸山遺跡のお墓について紹介する企画展を開催しています。
三内丸山遺跡は大きな集落だったことが分かっていますが、住んでいた人たちはどのように埋葬されたのでしょうか。
大人の墓、環状配石墓、子どもの墓の違いや、お墓がどのような場所につくられていたのかなどを紹介します。
- 開催期間:3月12日(日曜日)まで
- 観覧料:一般 410円、高校生・大学生 200円、中学生以下 無料(遺跡を含む常設展の入場料で観覧できます)
問い合わせ:三内丸山遺跡センター 電話 017-782-9462
関連ホームページ:特別史跡「三内丸山遺跡」
性犯罪の被害に遭い悩んでいませんか
被害に遭われたあなたは悪くありません。1人で悩み苦しまずに、まずは相談してみませんか。
青森県警察本部では、性犯罪の被害に遭われた方やその周囲の方などを対象とした相談電話「性犯罪被害110番」を設置し、皆さまのご相談を受け付けています。
性犯罪の被害は、心や体に大きなダメージを受け、簡単に忘れられるものではありません。周囲の人たちの寄り添う心が大切です。
- 性犯罪被害110番:電話 0120-89-7834
- 全国共通相談電話:電話 #8103(はーとさん)
※24時間対応可能、休日・夜間は希望する性別の警察官が不在の場合もあります
問い合わせ:県警察本部刑事部捜査第一課 電話 017-723-4211(代表)
関連ホームページ:青森県警察「許さない!性犯罪!相談電話があります」
知っていますか? 「北海道・三陸沖後発地震注意情報」
北海道の太平洋沖から東北地方の三陸沖でマグニチュード7.0以上の地震が発生した場合、その後1週間程度、平常時よりも巨大地震(後発地震)の発生に注意する必要があるとして、気象庁が「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発信します。
東日本大震災の折にも、マグニチュード7.3の地震が発生した2日後にマグニチュード9.0の地震が発生しました。
注意情報が発信されたら後発地震の発生に備えて防災対応をとり、迅速に避難できるよう準備しましょう。
問い合わせ:防災危機管理課 電話 017-734-9181
関連ホームページ:
県庁ホームページ「北海道・三陸沖後発地震注意情報」
内閣府「北海道・三陸沖後発地震注意情報の解説ページ」
消費税のインボイス制度が始まります
今年10月1日から、消費税の仕入税額控除の方式として、インボイス制度が始まります。
事業者の皆さまが適格請求書(インボイス)を発行するためには、税務署への登録申請が必要です。
制度開始時からインボイスを交付するためには、原則として令和5年3月31日までに登録申請手続きを行う必要があります。登録申請は「e-tax(イータックス)」(電子申告)で自宅のパソコンなどから行うことができますので、ぜひご利用ください。
【インボイスコールセンター】
インボイス制度に関する一般的な質問や相談を受け付けています。
- フリーダイヤル 電話 0120-205-553(無料) 9時から17時まで(土日祝除く)
問い合わせ:税務課 電話 017-734-9064
関連ホームページ:
県庁ホームページ「地方消費税」
国税庁ホームページ「インボイス制度公表サイト」
連載:申吾のほっとコラム
蘋果知事(りんご知事)教育表彰を受ける
昨年暮れの12月7日に、台湾政府から「長期にわたり、台日教育旅行の促進に多大な貢献をした」とのことで感謝状をいただいた。りんごの輸出や観光誘客、産業連携などのジャンルではなく、地道に時間をかけて積み重ねてきた子どもたちの交流事業を台湾政府が高く評価してくださったことに大変感激した。
感謝状の贈呈式典において、15分間のスピーチをお願いしたいとのことで、大変ありがたくうれしい思いで準備を進めていたが、県議会の日程と重なり、台湾での式典出席は断念した。
しかし、スピーチは映像でも良いとのご厚遇をいただいたことから、これまでの経緯や交流について、思いの丈をお話しさせていただいた。以下、その概要を紹介する。
『青森県と台湾との教育旅行の交流を振り返ると、そのきっかけとなったのは、当時、青森中央学院大学大学院生で、現在は現地コーディネーターとして活躍されている台湾出身の黄麗霞(こうれいか)さんからいただいた、農村活性化対策として台湾から青森県に農家民宿を取り入れた教育旅行を誘致するべきとの提言でした。
記念すべき第1号は、2008年1月の高雄市立陽明国民中学(たかおしりつようめいこくみんちゅうがく)です。この時は、十和田市を訪れ、地元の中学校と交流を行ったほか、雪中大根の収穫や餅つきなどを体験し、農家民宿に宿泊しました。
こうして、台湾と青森の子どもたちの交流が始まり、台湾の、純真でいとおしい子どもたちと触れ合うたびに、大きな感動がありました。そして、ますます、台湾の子どもたちが大好きになり、私自身、延べ23校を直接訪問して、改めて青森県の魅力をPRしながら、信頼関係を一つ一つ築き上げてきました。
また、台湾からは、これまで、実に32校に青森県を訪れていただきました。さらに、2021年8月には、青森県教育委員会と台北市政府教育局との間で教育交流協力に関する了解覚書を締結し、教育分野における連携をより一層強化するとともに、国際教育を通じ、グローバルな視点を持ち主体的に行動できる将来を担う人財の育成に取り組んでいます。
教育旅行を通じた交流は、生徒たちがお互いの地域の理解や関心を高めることにより、将来にわたって友好な関係を構築することができます。若い世代は、グローバルな視点や考え方を早くから身につけることができ、世界で活躍できる人財の育成につながることから、教育交流を長期的に継続していくことが重要です。
青森県は、人は青森県にとっての財(たから)であると考えています。台日教育旅行交流は20周年を迎えましたが、このことをさらなる飛躍への通過点として、引き続き、「青森県づくりの基礎は人づくり」という理念の下、30年、50年先を見据え、しっかりと交流に取り組んでいきます。』
私は、子どもたちは、誰にとっても、どのような社会や地域にとっても大切な宝であり、未来への希望であると思っている。
東日本大震災の時に台湾の子どもたちが「日本加油(日本ガンバレ)」の掛け声のもと募金活動に立ってくださった上に、その後台湾を訪問した際に、日本そして青森を心配してくださる温かい言葉を次々と掛けてもらい、感動のあまり、そして明るい未来が拓かれていくことを確信し、涙したことは今でも忘れない。
多謝臺灣(ありがとう台湾)!! 多謝臺灣的孩子們(ありがとう台湾の子どもたち)!!